Vol.28からの続きです。
屋根のセトリング対策
ログ材と一緒に注文していたセトリング対策用の金具を使って、垂木を取り付けます。
◆セトリング対策
セトリングとはログ材の乾燥による収縮と、ログ材の重さによって、ログ壁が徐々に下がってくる現象のことです。
我が家は妻壁もすべてをログ材にしたため、屋根のセトリング対策も必要でした。
時間が経ってログ材が収縮するとき屋根が可動するように考えられた金具を使います。
金具の取り付けに関する説明書がなく取り付け方がわかりませんでしたが、休憩時間に職人さんと夫で金具をガチャガチャ触って考えていました。知恵の輪で遊んでいるような、楽しそうな光景でした!
金具の使い方の検討がついた後、職人さんは垂木の固定に入りました。足場の悪い高所で、重たくて長い垂木を取り付ける作業は、どれほど大変なことでしょうか。
職人さんは「セトリング対策用の金具は、ビスを止めるところが多く作業が大変」とおっしゃっていました。
作業に慣れてくると息のあったご兄弟はどんどんスピードアップ!
作業2日目には全ての垂木が上がりました。
野地板張り
次は野地板張りです。
「17年前に建てた小さな家のお話」の中で『屋根は結露の生じる部分であり、湿気に弱いコンパネは使うべきでない。』とあったので 野地板を採用しました。この板は、たる木に対し垂直に貼っていきます。
野地板は幅の狭い木材のため、張り付ける枚数が多く手間がかかります。
このとき、親切な人から エアーコンプレッサーと釘打ち機をお借りしました。釘を手にもってトンカチで叩かなくても、スパンスパンと釘を刺していけるので、職人さんの作業が少し楽になったと思います。
野地板は約1日で貼り終わりました。
◆ お願い ◆
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