シャンティ・フーラカレンダーの
たくさんのご注文をありがとうございます。
前回の製作秘話からの続きです。
今回は、スタッフこじかの執筆です。
装飾をつける月は?
カレンダーはお花の写真だけの場合と装飾を付ける場合の2タイプがあります。
装飾をつけるかどうかは、背景色、お花の位置やサイズなどが確定した後に考えます。
下の画像を見て、皆さんはどの月に装飾をつけたいと思いますか?
装飾をつける月を目で見て考えていると、思い込みや好みなどが入ってしまいがち。
また、お花だけで十分に美しく存在感があるので、ほとんどの月は装飾が不要に感じてしまいます。
そこで今年は視覚で選ばず、東洋医学セミナーで教わる”気の感覚”での識別に挑戦してみました。
こうして私が選んだのは、3月、4月、7月、8月、11月でした。
竹下氏の意見は、
3月、4月、7月、9月、10月、11月、12月でした。
私が選んだものとは、ちょっと違いますね……エヘヘ😅
毎年、出来上がったものを眺めると、竹下氏の意見通りで納得できますし、
製作期間内に仕上げるためにも、審美眼がある人の意見を素直に聞くのがもっとも得策!
竹下氏が選んだ月の装飾案を考えていきます。
9月の装飾案
今回は、もっとも装飾案に悩んだ9月の装飾の変化をご覧いただきたいと思います。
赤い色と星のような形がとってもキュートなバーベナ。
しかし、この個性的な色形に見合う装飾がなかなか思い浮かびません。
他の月に比べて多くの時間を割いて案を作り、その内の4案を竹下氏に見てもらいました。
竹下氏からは、上の画像の「9月-2」の案に対し『装飾の色を変えたものをいくつか作ってください。』と連絡があり、色を変更した案を再提出!
ここから、色のアドバイスが続きます。
上の「9月-4」へ『枠の色をもう少し薄くして、花の中心の色に近づけてください。』とのこと。
お花の中心を拡大したり、ソフトの機能で色を割り出したりしながら、次の案を作りました。
これを見たパータさんから助け舟。
『9月の枠の色は、添付の画像の“新規”のような色合いがいいようです。少し薄めで…。』と画像付きの連絡がありました。
作り直したのがこちら! 紫色に寄せました。
しかし、どうやら私は完全に彷徨っていたようです。(紫色に寄せすぎている!)
さらに竹下氏からも具体的なアドバイスが届きました。
彩度の調整をすればいいのか……!
5色ほど作って再々々提出!
こうして、上の「9月-1」の色に決まったのでした。
その後、装飾の色のCMYK値、位置、サイズ、影などの加工などを竹下氏が直観で確認し、デザインが完成となります。
Before・After
改めて、最初のデザイン案から完成までを並べてみます。
できあがったカレンダーを眺めると、絶妙な色のバランスになっています!
薄青い色の枠はお花の邪魔にならず、さらに全体の華やかさを増す役割も果たしているようです。
東洋医学セミナーの初級コースでは、色彩の科学の基礎を、
上級コースでは、さまざまな分野で活かせる色彩の科学的な理論を学ぶことができます。
その講師である竹下氏は、色のスペシャリスト。
カレンダー製作では、調整できる色はすべて竹下氏が1%単位で確認しています。
美しく調和した色の組み合わせもカレンダーの見どころの1つです!
後日、別の月の装飾案の変化も紹介します!
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ご案内
● 印刷物とパソコンやスマホの画面では、色の表現が異なります。このカレンダーは印刷したときに調和する色の組み合わせになっております。色の調和についてはカレンダーそのものでご確認ください。