シャンティ・フーラのブログ

太陽フレアの危険性(「こじか新聞」より)

こじかBooksさんが書籍販売サイトオープン1周年によせて「こじか新聞」を発行され、その中で太陽フレアの危険性について大変良くまとまった記事が2ページにわたって掲載されています。

こじか新聞のPDFファイルのダウンロードはこちらから:
» こじかのブログ「こじか新聞 Vol.1 発行」

ぜひこのPDFファイル(記事である2〜3ページ目だけでも)を印刷して、知り合いの方など、多くの方にお渡しください。
注意)新聞内の記事を配布される場合は、配布者の団体名やお名前、連絡先を付けて配布をお願いいたします。(「転載元:こじかBooks」の記載は、任意でどうぞ。)

また、多くの方にこの情報をお伝えしたく、こじかBooksさんの許可をいただいてこちらに内容を転載いたします。

(以下、すべてPDFの内容の転載)
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【特集】スーパーフレアを考える 〜今、わたしができること〜

私たちは、たくさんの電気を使いながら暮らしています。照明や電話はもちろん、テレビやエレベータ、インターネットなどが急に使えなくなれば、社会は大混乱することでしょう。電気を使うことが当たり前の時代。私は電気が使えなくなるなんて想像したこともありませんでした。

しかし、大規模なスーパーフレアが起こった場合、地球規模で大きな影響が出ることが研究の結果から分かってきているようです。

「ぴ・よ・こ・と」著者の竹下雅敏氏が紹介されている情報を元に、浅学で恐縮ですが太陽フレアについて情報を簡単にまとめてみました。


太陽フレア、スーパーフレアとは?

「太陽フレア」とは、太陽表面の爆発現象のことをいいます。中規模なものは、たびたび起こっています。ここでとりあげた「スーパーフレア」は、最大級の太陽フレアの100倍~1000倍の超巨大フレアのことを指します。

このスーパーフレアは、これまで太陽では起こらないとされていましたが、
柴田一成 理学研究科附属天文台教授らの研究グループの研究により、新たなことが分かってきました。2012年5月 科学誌「Nature」に発表された内容を見てみましょう。

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『最大級の太陽フレアが起こると、地球で様々な被害が起きることが知られており、例えば、1989年の大フレア(1年~数年に1回程度)が起きたとき、地球で大磁気嵐が起き、そのため、カナダのケベック州で600万人が9時間停電に遭遇するという被害があった。また、太陽フレアは人工衛星の故障や通信障害を引き起こすことも知られている。もし、スーパーフレアが太陽で起きれば地球は甚大な被害を受けると予想される。』

 京都大学 「太陽型星におけるスーパーフレア」2012/5/17
 (アクセス日:2012/11/1)
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大磁気嵐とは、太陽フレアにより放出された高エネルギー粒子などの影響により、地球の磁気が大きく乱されることをいいます。スーパーフレアが起こった場合に、電波障害による影響が懸念されています。


もしもスーパーフレアが起こったら?

最大級のスーパーフレアが起こった場合、地球にどのような影響が考えられるのでしょうか。
次に、2つの記事を引用します。

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『電力網のダメージも深刻だ。太陽からの荷電粒子が強力なエネルギーを生み出し、大型変圧器を破壊する可能性がある。もし数百台の変圧器が一度にダウンすれば、再稼働までに長い時間を要するだろうとベーカー氏は指摘する。』

 NATIONAL GEOGRAPHIC「最大級の太陽フレア、地球への影響は?」
 Richard A. Lovett for National Geographic News March 3, 2011
(アクセス日:2012/11/1)
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『NASAの科学者達は、太陽フレアが、世界中の多くの国で、恐らく何ヶ月も、大半の配電網を機能停止させるだろうと予想している。』

 マスコミに載らない海外記事
 「全ての原子力発電所が脆弱なのだろうか?-大惨事は、いつも想定外」2011/4/8
(アクセス日:2012/11/1)
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ここで言われているように、長期に渡って電気が使えなくなった場合、私たちの生活は大混乱に陥ることでしょう。そして、電気が使えない中で私たちをもっとも脅かすのは、原子力発電所の存在ではないでしょうか。原子力発電で使われている核燃料を冷やすためには、電力が不可欠です。

もし、数日でも日本全体の電気が使えなくなったら?

電力停止が、ひとつの原子力発電所だけではなく、ひとつの国、あるいは世界のあちこちで発生したら?そのとき、私たちは、そして地球は、どのようになるのでしょうか。

マスコミに載らない海外記事(2011/4/12)』の次の記述も興味深いものです。

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『小生は単に、NASAが予想しているような巨大な太陽フレアが、特に万が一地球の磁場が、その時点でたまたま弱くなっていた場合、世界の大半の地域で電気を喪失させかねないと警告しているのに過ぎない。
万一、原発の電力と、それをとりまく現代インフラの大半が喪失したら、世界中の原子力発電所は一体どうなるのだろう?』
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東京電力 福島第一原発の事故から1年半以上経過した現在も、いまだに放射性物質が放出されています。ひとつの原子力発電所の事故であっても、修復は困難そのものです。1か所でも大変な原子力発電の事故。それが、もしも、同時に多発したら……。

「ぴ・よ・こ・と」の著者 竹下雅敏氏は、原発で人類が滅びることがあると指摘しています。

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『予想される危機はスーパーフレアによる大規模停電と、それに伴う原発のメルトダウンだろうと思います。科学者の方にお願いします。2012年5月に発表された京大の研究グループの研究内容を早急に検証し、政治家・メディアに働き掛けて下さい。人類は第3次大戦を起こさなくとも、原発で滅びる可能性がこのままでは高いのかも知れないからです。』

 Shanti Phulaの時事ブログ「UFOからのメッセージ(原発への警告)」
 2012/10/24
(アクセス日:2012/11/1)
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原発事故の後、原発反対の声が大きくなっています。地震大国である日本が、原発を稼働することの危険性は、多くの人が認識してきました。しかし、原発は地震や人為的ミスによる事故以外に、大規模な「スーパーフレア」による影響も考える必要があります。

スーパーフレアが起こってから原発を停止しても、とても間にあいません!早急に世界中の原発を停止する必要があるのです。


今すぐにできること

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『原子力関係者が、これまでたび重なる警告を受けても、まったく何もしてこなかったことを考えると、こうした科学者の予測は十分におこり得るものと思われます。

 私たちは現在、このように予測される範囲内でさえ十分に危険な世界の中に生きています。予測も出来ないことも、おこり得ます。

 何度も警告しているように、今一度、少くとも半年、出来れば1年分の食料を常に備蓄しておいて、万一に備えておいて下さい。』

 Shanti Phulaの時事ブログ「竹下雅敏氏からのメッセージ(4)【警告】」
 2011/4/22
(アクセス日:2012/11/1)
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穀類、乾物、缶詰、調味料などの食料と水を常に備蓄しておくことは、大変重要です。玄米は保管方法を間違えなければ、長期間保存ができます。

知識を得ることと合わせて、災害の備えの食糧備蓄も考えてみてください。自分と家族を守ることにつながります。

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私はスーパーフレアについて、人から聞いたほんの少しの知識しか持っていませんでしたし、きちんと知ろうとしてきませんでした。(現在もまだまだ理解不足ですが。)

スーパーフレアの警告が出ているにも関わらず、マスコミに取り上げられることはほとんどなく、少し前の私がそうであったように、多くの人が知らないか、関心を向けていません。スーパーフレアだけではありませんが、命にかかわる危険事項を多くの人が知ること、理解をすることは、極めて重要だと311以降に考えるようになりました。

地球環境や生態系を守ることは、自分と家族、そして子孫にもつながること。
私はこれまで無関心で不勉強だったことを反省し、自分ができることをやっていきます。
まずは、ここから。
(こじか)



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