Vol.56からの続きです。
壁の下地の準備
次に壁の下地を準備します。
ログ壁が下がっても浴室の壁が影響を受けないよう可動する柱を立てます。
柱の大きさに合わせて曲げた金具をログに固定して、その金具の中に柱を通すと、柱は上下にスライドすることができます。
これでログ壁が下がってきても、柱の位置は変わることがありません。
金具は、ホームセンターに売っている薄いステンレス製のものを加工しました。
天井の下地
この柱の上に、天井の下地を取り付けます。
最初に木の板で下地を作り、次にユニットバスに付属していた天井板に換気扇と点検口の穴を開けて取り付け、さらに透湿防水シートを貼りました。
換気扇は3箇所で使える、”3室用換気扇”を選びました。
換気扇を回すと、1箇所は浴室内、もう1箇所は洗面所、
そして残るもう1箇所は、ログと浴室の壁の間が換気されます。
壁の中の空気を循環させるための一工夫です。
窓枠の準備
ログハウスでは室内の仕上げ材がある場合、窓を取り付けるのも要注意でした!
ここはあまりネットや本に出ていないところでした。
もし、セトリングを考慮しなければ、数年経ったときログ壁が下がり、次の図のように仕上げ材と窓の位置がずれてしまいます。
そのため、ログ壁に窓を取り付けなくてもいいように下地を準備しました。
土台に柱を固定し、その柱に窓枠用の木材を取り付けます。
この木材に窓をとりつければ、ログ壁が下がってきても、窓が一緒にずれてしまうことがなくなります。
建築前に想像していた以上に、セトリングは様々なところで関係していました。
次回は、下地の完成と浴槽の設置です!
◆ お願い ◆
ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。
ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。