前回に続き、6月のアンケートでいただいたご回答を「みんなの備蓄・災害対策」と題して紹介してまいります。
今回は「食料の備蓄」の取り組み状況を掘り下げてご紹介します。
備蓄品目
「食料の備蓄」については、特に力を入れている備蓄品目について次の中から1つ以上を選んでいただきました。
- 穀類(お米・麺類・その他小麦製品)
- たんぱく質(豆類・豆製品・魚肉の缶詰・レトルト)
- 油脂
- 調味料
- 嗜好品・甘味
- その他
その結果は次の通りです:
生命維持上重要でローリングもしやすい穀類は、ほとんどの方が重視しておられました。続いて半数近くの方が、たんぱく質(豆や魚肉の缶詰など)と調味料の備蓄にも力を入れておられました。
油脂も食生活上重要な品目の一つですが、3割程度の選択にとどまりました。「特に力を入れる」とまではなりにくいものなのかもしれません。
「その他」の内訳
「その他」を選ばれた方からは、次のような記述が見られました。(飲食料品以外は除外しています)
- 飲料水(4名)
- 煎茶(2名)
- 芋類、乾物、干物、ドライフード・フリーズドライ食品、ドライ野草、マルチビタミンやピュアシナジー(青汁)などの天然サプリ、ペットのご飯(各1名)
確保期間
どれくらいの期間分の食料を確保されているかについても伺いました。結果は次の通りです:
「3ヶ月分」「半年」が最も多かったです。
竹下氏は一問一答 第22回で「最低でも3ヶ月分必要ですよと。できれば半年、余裕のある人は1年の食料備蓄をずっとしておきなさいって、事あるごとに時事ブログで言ってきた」と述べています。
また過去の時事ブログでは「少なくとも1週間から10日分の食料の備蓄は必要だと思います…万一のために、少なくとも3ヶ月分の食料を備蓄しておくことは、大事」とも述べていました。概ねこうした竹下氏のアドバイスに沿った形の結果であるといえます。
「1年分以上」という方も一定数おられますが、一気に備蓄を揃えたというよりも、このレベルまで地道に培ってきたという方も多いことでしょう。完璧を目指さず、身の丈に合った備蓄という観点も忘れないようにしたいものです。
食料備蓄に関連したコメント
最後に、食料備蓄に関連した皆さまからのコメントをご紹介します。
私の食料備蓄はコレ!
米イラン戦争で少しでもできることをと米、塩、油から備蓄を増やし…プランターには多少のハーブ
醤油や塩などの調味料は各種類2〜5個くらい余分に置いてます。…米イラン戦争をきっかけに更に色々な物を備蓄しようと 購入したりしましたが 終わりのない備蓄は 置き場所、金銭面、心にも負担になることを実感しました。なので出来る範囲で少し多めにストックするという スタンスに落ち着きました。
食糧備蓄も きな粉・お餅に重点を置いてます。ペットボトルの水、パックの切り餅、きな粉、すりごま、黒糖粉、塩、手鍋、カセットコンロ、カセットボンベなどを蓄えています。
おやつとコーヒー(インスタント)はたくさん用意してます。デーツや干しあんず、ポップコーンの種、あずき缶、ゼラチン・寒天、くず粉、白玉粉、ココアなども用意してます。
マンションでも何か家庭菜園やってみて…私自身は今は田舎暮らしだけど、食料の確保は常に行っている。保存食にもなる醗酵ドリンクを常に何本も作っておいています。
私の備蓄は玄米や豆や雑穀を基本と決めました。玄米は真空パックにしてたまに家庭用の精米器にかけ糠はぬか漬けに、あとは肥料に使います。味噌汁用に最近は椎茸や昆布のパウダーも追加しました。長期の玄米食では圧倒的に足りない栄養素があるので乾燥した海藻とかシードやナッツ、ニュートリショナルイーストをローリングストックしています。庭に桑の木、枇杷の木、ドクダミを植え、料理や薬草茶に使います。在来種のハーブや香味野菜野草のスペリヒユの種もプランターで育って毎年増やして食べています。
農家から安心できるお米を直接調達
安心して頂ける玄米(今は毎月定期購入させていただいています)と、お塩、味噌、梅干し、お砂糖、お水、があったら、自分の場合は食事は大丈夫と思うようになりました。
少し料金は高くても、年間契約で自然栽培の玄米を買わせていただいています。…自家製梅干し、お味噌はしっかりと仕込んであります。 塩、黒糖もストックしています。 あっても困らないものは出来るだけストックを重ねて行きたいと思います。
近くの農家さんから玄米を購入しています
お米は生産者さんから年間契約で送っていただいてます。また、缶詰を買い置きしたりする程度です。
長期保存する工夫
食品の備蓄に便利と感じているのが真空シール機です。 お米やスパイスの保存に使っています。 近々に使う分だけ除けて、残りを真空パックにします。 これまで劣化を恐れてまとめ買いできなかった物が、だいぶん安心して置いておけるようになりました。
お米は玄米を1リットルのペットボトルに鷹の爪を2個入れて保存しています。ローリングストックでお米不足でも慌てずに過ごせました。
缶詰、レトルト、お米は玄米で60キロ購入して、メビウスウォーターをスプレーした袋に保存して五分付き精米で炊いています。 メビウスウォーターのスプレーした袋のお米は5年間新米判定が出ていますので全くカビ無いし美味しいです。 ベランダが広いのでトマト、きゅうり、小松菜、いちご、ミツバ、ハーブ、ツルムラサキ他色々育てています。…小豆、餅米も多量に保存して回転しながら購入足しています。
常温保存できる食材(缶詰・レトルト)にも無添加・国産を謳っている物があります。生産者HPを確認し、購入するようにしています。(いわゆるネットショップでは、賞味期限間近のものが安価で売られている場合もあるので要注意です。)
野菜はできるだけ長持ちさせるべく、保存方法を調べ工夫しています。(葉物野菜は水を上げさせ元気になってから冷蔵する、イモ類は茶箱で保存する等々。)魚の切り身や精肉は、自宅で真空パックにしてから冷凍すると長持ちするので便利です。米も専用の保存袋で真空保存しています。これらの食材をローリングストックしながら少しづつ増やしている状況です。マンション住まいで三か月分はなかなか難しいですが、ベランダで育っている野菜たちに癒されつつ頑張っています。
4月以降食料や日用品をいつもより多く購入して、ある程度の備蓄をしました。米も長期保存するために、玄米を小分けにして真空パックにしアルミの袋に入れて半年分ほど保存しました。たけのこや豆も真空にしました。…畑では自然農法でえんどう豆や大豆など、育てやすく備蓄しやすい豆類の栽培が多いです。
備蓄品の見極めやローリングストックの難しさ
食料備蓄をどのようにしたら無駄がないのかがよくわからない。つい忘れて消費期限を過ぎてしまい使えなくなるものも出てくる。
普段から備蓄を心がけていましたが、見直してみるとかなり時間のたってしまった品々があり少しずつ処分しているこの頃です。正直、備蓄品は備蓄品としてストックしていてローリングストックが出来ていません。例えば鯖の缶詰ですが普段から食べる習慣が無いのにたくさん買い込んでしまいました。
以前備蓄リストを作り、たくさん購入したりしていましたが、普段食べないもの、、カップヌードルや アルファ米やカンパン、缶詰などはほとんど捨てることになりました。 なのでこの度の備蓄品はローリングストックできるように普段でも使っているものを中心に品揃えしました。…備蓄も限りある予算の中でできるだけしますが、、なかなか半年分はできないし、保管場所にも困りますね。
ローリングストックは理想、実際は仕舞い込み缶詰が膨れる程劣化させて捨てるを繰り返してしまってました。好きな物しか食べないと分かってからは好みの缶詰をチビチビ備蓄。
その他の声
ナフサ不足と言われだした当初、半年分くらいの食料等を備蓄しましたが、やはり自給自足が大切だと思っています。
もっと食料、飲料水をはじめ様々なところに備えを厚くしたいのですが、経済的に日々の暮らしで手一杯な状況が続いていて、そこまでできないのが悩ましいところです。ですが、教えていただいた情報をもとに、自然農法や野草、薬草などについての知識を深めたりして、少しずつ暮らしに結びつけていけたらと思っています。
食糧危機に関しては以前は備蓄していたけど、今はできていない。経済的に厳しいから。
何カ月分を備蓄すればいいのか、まだわからないままです。
たくさんの実践例や経験談をお寄せいただき、ありがとうございました。
次回は断水・燃料不足・停電対策に関する回答内容を掘り下げていきます!
(スタッフ・るぱぱ)



