シャンティ・フーラのブログ

【第3話】 牛サマディーくんのアフリカ旅行記

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第1話からの続きです。


ついに、ワークが始まりました。ワークの内容は「ウォータータンクやトイレの建設、学校のフェンスの修復」等だと事前に聞いていたのですが、実際には全く違って、植林を行う為に土をプラスチックの袋の中に詰め込む作業でした。

その他にも、出国前に配布された英文案内状の内容と違っていた事は多々ありました。村に着く前日になってもどこに泊まるかが決定されていなかった位なので、そこら辺はかなり適当だったようです。

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ワークの場所は村の小学校の庭だったので、毎日多くの子供たちと触れ合うことができました。

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この村の住人は皆ケニア42部族の中のルオ族です。毎日沢山の子供たちからルオ語で「ブエーナ!(=How are you?)」と呼びかけられ、こちらは「マラーイ!(=I’m fine.)」と返します。あとはスワヒリ語でジャンボ!や英語でHou are you?など、とにかく挨拶が大好きな子供達でした。
歩いていたら突然、とても遠くから「ハーウアーユー!」と小さい子が連呼してくることもしばしばありました(笑)

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ちなみにここの教師の平均月収は4000ケニアシリング(約5000円)だそうです。私が村を訪れる少し前にはストライキで2週間学校が休みになり、教師としてボランティアに来ていた日本人女性はその間ワークが出来なかったと聞きました。

スラム街キベラのすぐ近くには高級スーパーがあり、キスム市内の大型スーパーでは裕福そうな家族を多く見かけ、ケニア国内でも貧富の差が非常に激しいことを肌で感じました。

ワークではまず、固い赤土を耕しました。休み時間には大量の子供たちが集まってきて、私たちの行動を逐一観察されます。

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そうして柔らかくなった土を、プラスチックの袋に詰め込みます。

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この作業を延々と繰り返す、これがワークの内容です。トイレの建設やフェンスの修復など、大変そうな事をやるのかと少し恐れていましたが、かなり単純な内容でした(笑)

木が育ったら売ってお金に換え、子供達が無料で学校へ行くための資金源になるそうです。

この学校で特に思い出に残っているのが、学校の子どもたちVSボランティアメンバーでサッカーの試合を3時間ぶっ通しでしたことです。ボランティアメンバーだけでは足りないので、数人の生徒と一人の先生が助っ人で入ってくれました。

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小学生とはいうものの、あちらのメンバーは僕らよりも背が高く、ずっとガタイがいいのがゴロゴロいたのでボロ負けするんだろうな・・・と思っていました。ところが思っていたよりもかなりいい試合で、結果的にこちらのチームが勝ちました。裸足で走り回る子供達はとてもパワフルで、驚かされました。

前回の記事でも書きましたがこの村はガス、水道、電気が通っていないので、日本の生活と比べると大分不便でした。特に大変だと思ったのは、水汲みです。料理や手洗い、水浴びをするために、家から徒歩で10分弱離れた場所までわざわざ水汲みに行く必要がありました。水は思ったよりとても重たく、凄くハードで途中何度も休憩を強いられました。これを毎日している村の人たちは本当に凄いな、と思います。

ご覧の通り、道は細くて坂が多いです。崖になっている所もあります。したがって雨の日は危ないので水汲みには行けません。途中で見える景色は、本当に最高でした。

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第4話(最終話)へ続きます!

5件のコメント

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  1. 土が赤く、空が妙に青く、そして、サッカー少年のみんなが背が高い! 大人かと思いました。しかもスポーツするのに裸足! 驚きました。

    水汲みには片道10分もかかるのですね。これもすごいわ! 足場が悪く、外は熱いし、重いしで、運ぶのがさぞ大変だったと思います。いい汗を流されましたね。

    アメリカ経済崩壊後や巨大地震に備えて、我が家ではペットボトルのお水をこの春から30箱程買い集めたのですが、お水って、結構重いんですよねぇ~。私はとうとうひどい腰痛になってしまいました。まだ療養中です。でも、牛サマディーさんの旅レポートを拝見して、どうも、竹下先生のサウンドテラピーがいいぞ! と気づき、今さっき私も注文しました。なんか楽しみです。

    世界中の村に、せめて電気、ガス、上下水道があったらいいですよねぇ~・・・。そうだ! サウンドテラピーを使って、感覚を本来の状態に戻し、愛のマントラをこれからも日々唱えていこうと思いました。なんか、急にそういう気持ちになりました。旅レポート、ありがとうございました。

  2. フィオレンテな女 on

    ボランティアワークの回に入り、ワクワクしています。前回ではまさにアフリカ!!!のお話でしたが、今回は可愛いアフリカの子供たちとのふれあいがあり、ワークありで牛くんの勇姿も見れて楽しい回になりました。
    赤い土を踏みしめて運ぶお水の動画、臨場感がありました。うわ〜牛君、頑張ってるな〜〜って。。。
    牛君たちが植えた苗が大きくなって木になるのですよね〜〜。楽しみですね。
    ケニア42部族の中のルオ族の言葉、「ブエーナ!」、「マラーイ!」とても良い響きですね。
    これから牛君はいくつの言語を知る事になるのだろう〜?とつい思いを馳せてしまいました♪
    今回もありがとうございました。

  3. ぴょんぴょん on

    赤い土、緑の木々、青い空、子供たちの笑顔、アフリカってこんな所なんですね。
    そして、水って本当に大切だと実感しました。
    中村哲さんのような人が、何人も必要ですね。
    牛くんのレポートのおかげで、多くの人の意識がアフリカに向けられて良かったと思います。

  4. 牛君 アフリカのお話ありがとうございます。 貧困の差が激しいとは聞いてましたが、子供たちのとっても明るく笑顔がいいですね!! そして、綺麗な景色に、とっても鮮やかな赤土 育つものは限られてしまうけど綺麗ですね。子供たちの洋服の色とりどりもとても良いなと思いました。 とっても元気にサッカーをする姿を想像すると楽しくなりました。
    水汲、水の重さ私も畑に水汲み場が1か所しかないので何往復もします。かなり重いので大変ですよね。水は本当に大切です。少しでもアフリカの方が水汲みしやすい環境になれたらなと思います。 苗木大きくなぁれ!!

  5. 牛サマディー on

    >Michiyo さん
    裸足で本気でサッカーしてますからね(笑)驚きました。しかも先生も裸足で参加してました
    普通の生活でも、裸足で過ごしてる子は多かったです。
    サウンドテラピーで、何かいい効果でるといいですね!

    >フィオレンテな女 さん
    日本の生活では子供達と触れ合うことは全くないので、とてもいい機会でした。家はドアが開けっ放しなので、毎日近所の子供たちが勝手に入ってきて、居座ってました(笑)

    >ぴょんぴょん さん
    確かに、水の重要性は凄く感じました。首都ナイロビのオフィスでさえも、シャワーやトイレは水が流れずに雨水(らしきもの)を大きなタンクに溜めていました。アフリカで酷い所になると、泥水のような水しか手に入らないところもあるそうです。アフリカの水事情は、大きな課題だと思います。
    確かに多くの人の意識の光が、必要だと思いました。

    >椿さん
    そうですね~、とても元気な子供たちでした。まさか3時間ぶっ通しでサッカーをやるとは思わず、後半は「いつ…終わるんだろ?」ばかり考えてました。
    水のインフラは本当に重要だと、ヒシヒシと感じさせられました。あの水汲みを毎日やってる現地の方々はホント凄いと思います。

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