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Vol.22からの続きです。
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◆ログ積み 1段目の加工
土台がほぼできて、ようやくログ積みです!!
1段目のログには、基礎から出ているアンカーボルトを固定するため、土台の時と同じように、ログ材にアンカーボルトを通す穴を開けます。
これは、電気ドリル/インパクトドライバーで開けました。
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穴を開けた後、その位置を確認するためにログ材を土台の上に仮置きします。
問題がなければ、次にボルトを固定するためのワッシャー(平座金)をいれるために座彫りをします。
これには電気ドリルの先端に「座ぐりドリル」をつけて行いました。あっという間に穴があきます!
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アンカーボルトと1段目のログ材を、ワッシャーとナットで固定します。
座ぐりドリルで丸型の穴ができるので、丸型ワッシャーを使ったところもありますが、家の四隅や重要な数カ所は「角ワッシャー」という四角形のものにしました。
丸型ワッシャーと比べて面が広いので安定して固定できるのと、角がひっかかりになって振動などで緩むことが少ないためです。
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座ぐりドリルで丸く座彫りしておき、それから四角型のワッシャーのサイズに合わせて、”のみ”で削っていきました。
夫がやっているのを一通り見て、私も挑戦です!
初めて”のみ”を使いましたが、上出来とはとても言えないけど、問題ないくらいにできたつもりです。
◆シーリングテープで雨の侵入を防ぐ!
ログハウスは、ログ材を互い違いに積み上げて壁を作っていきます。
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ログ壁の交差部分の刻みを”ノッチ”といいます。
このノッチは、各ログメーカーがこだわっている部分だと思います。
我が家が頼んだ木材会社のノッチも、さまざまなことが考慮された形状で、複雑にプレカットされていました。
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うちのノッチの特徴の1つは、ノッチ部分に進入した雨水が穴から落ちるように、導水溝と水抜き穴があることです。
この水抜き穴は、木材会社が行った実験結果で有効性が証明されているそうです。
開けるかどうかの選択ができたので、我が家は開けてもらいました。
向きが分からなくなり、何度も間違えて説明してもらっていましたが、最後はあきらめた夫が静かに直していました…。
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外壁になるすべての面にも別の種類のシーリングテープを貼ります。
これは台風などの横から吹き込む雨が室内に進入することを防ぐためのもので、ログ材とログ材の間に貼りつけます。ノッチ用のものと比べると、少し細めのグレー色のものです。
(最後の最後にテープが足りなくなり、軒に近くて雨漏りの心配がない部分はつけませんでした)
ログハウスでもっとも多いトラブルは雨漏りと聞いたことがありますが、我が家はまだ外壁の塗装がしっかりしているおかげもありますが、現時点で壁面からの雨漏りはありません。ログ材の水抜き穴やシーリングテープのお陰かもしれません。
このテープを貼る作業は、意外と手間がかかり忘れやすいところです。 そして、女性やお子様が積極的に手伝えるところでもあります!
◆ちょっと失敗!
1段目と2段目の間にシーリングテープを貼り忘れました。よりによって、もっとも雨にあたりやすいところです!慣れていないときだったので、ウッカリミス。
ノッチがガッツリかみ合ってログ材は抜くことができなかったので、外壁の塗装前に、ログ専用のコーキングで対策しておきました。
◆ お願い ◆
ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。
ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。