シャンティ・フーラのブログ

2016年8月7日 の記事

Vol.24 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます
~ログ積み 1段目(2)~

ログハウス

Vol.23からの続きです。

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ログ材は当て木をあてながら、”かけや”(木製の大きいかなづちみたいなもの)で叩いて、ログ材同士をしっかりはめ込んでいきます。

直接ログ材を叩くと木材がへこんでしまうので、専用の当て木の上を叩きます。当て木がポーンと浮いてしまわないように足で押さえながら叩くのがコツみたいです。

楽しみだったログ積み!でも、積み始めてすぐに「これをあと何本繰り返すのか…」とくらっとしました。
私たち夫婦が、全力でログ材を叩いても ぜんぜん木が入っていかないのです。
(ノッチの形状によって、入りやすいログ材もあるようです)

◆試行錯誤

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聞く人がいない初心者セルフビルダーは、ちょっとのことでも迷ったり試行錯誤を繰り返しました。

はじめはどのくらいの力で叩いていいのか分からなかったのもそのひとつ。
小さな歪みがあって、きつく叩いても入らないときに ”荷締めベルト”をつかってログ材を引っ張りながら叩いてみました。これは、なんとか成功しました。

でも、遠慮せずにしっかり叩かないと入らないことがだんだん分かってきて、この荷締めベルトの出番は1度限りでした。

どうしても入らないログ材があり「人から借りている”かけや”が軽すぎるのか?」と考えて、近所で少し重たいかけやを購入しました。

でも、ログ材が入っていきません。重たいかけやは体力の消耗も早いです。
そのうち、ログ材の一部が欠けてきたりしました。

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ちょうどその日は、造成の追加作業をお願いしていて、土木屋さん兄弟が現場におられました。 このご兄弟が、あまりに長時間 同じ木を叩き続けている私たちを見て、

「どうしても入らない場合は、大きめのバールで少し広げながら叩くといいですよ」と手伝ってくださったり、「テコの原理を利用して、こうやって叩くといいんですよ」とかけやの使い方を見せてくださいました。

また1本のログ材に対して、だいたい2箇所のノッチがあるのですが、1箇所を先に入れ込んでしまうと傾いて反対側が入りにくくなるので、ふたりで2箇所を同時に叩きいれると良いことも教えてもらいました。

職人さんの体の使い方を目の前で見せてもらい、夫もかけやの使い方のコツをつかんでいました。
インターネットや本では分からないことも多く、職人さんの貴重なアドバイスはとてもありがたかったです。

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それでも果てしないログ積み作業ははじまったばかりです。
ログ積みは、腰の高さまではまだ簡単だと言います。どんどん高くなっていくうちに、ログを持ち上げるのも、高いところでかけやを叩くのも大変になるといいます。

私はあまりに時間がかかる作業に「ログハウスを建てている工務店に応援をお願いしてはどうか?」と夫に話しました。
以前聞いていた ログメーカーさんへ依頼した場合の人件費は、よく聞く大工さんの日当の倍近くでした。お金もかかるし、ログハウス造りの醍醐味の部分をすべて人任せにしたくない…。夫は「自分でやる」と言っていました。

ログ材の1段目の加工が半分くらい終わり、一部が2段目に入りかけたところで、職人さんの造成工事が終わりかけでした。
職人さんは「もう、そっちの作業(ログ積み)が気になって仕方がないっ!」「ログハウスを建てるのは面白そう!」と休憩時におっしゃっていました。

そうして最後に「次の仕事まで少し時間を調整できるかもしれないので、その場合はよかったら僕たちを雇ってもらえませんか?」と言ってくださいました!
初めて行う仕事が大好きだと話す職人さんで、ログ建築はやったことがないのでやってみたいというお話しでした。

私はそこから祈りました!
「どうか職人さんの仕事の調整がつきますように!ログ積みの最後まで手伝っていただけますように」と!!

大工仕事やとび職の経験があるご兄弟で黙々と仕事をしてくださるお二人が助っ人に入ってくださるのは、スーパーマンの登場のようでした。

このご兄弟のおかげで、私たちのログ積みはこの後 驚異のスピードで進んでいきました。大変感謝しています。

◆ お願い ◆

ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。

ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。