Vol.60からの続きです。
換気扇の取り付け
換気扇をつける際にも、またまたセトリング(ログ材の乾燥による収縮などによって、ログ壁が徐々に下がってくる現象)の考慮が必要です。
まず、換気扇を取り付けるための骨組みを作ります。
ログ壁が下がってきてもこの骨組みがその影響を受けないようにするため、屋根の垂木(屋根の骨組みの部材の1つで、棟から軒先まで斜めに渡す木材)に固定します。
換気扇のダクトの穴あけ
お風呂の記事ではさらっと書いたのですが、換気扇のダクトを通すための穴をログ壁に開けるのはとても大変でした!
直径20cmほどの穴を開けるためには、ドリルで小さい穴を何個も開け、最終的に大きい穴にします。それをヤスリを使って、綺麗な円に整えます。
足のふんばりがきかない高所作業で2時間以上かかり、体力を消耗します。
ネット検索でも、他の方法を見つけられませんでした。
このログ壁への穴あけ作業は、キッチンやトイレの換気扇や各部屋の換気口、エアコンの配管用の穴を通す場所でも必要!ざっと10箇所以上!
夫は「今の方法では大変すぎる!」と途方に暮れていました。
そんなとき、トイレの設置に設備屋さんが来られたので聞いたみたところ
「配管工事で使う”ホルソー”が使えるかもよ!」と現物を見せてくださいました。
設備屋さんが木材に穴を開けるときに使われるのだそうです!
早速探してみると、複数の口径がセットになったものが売られており、セットの中には換気扇のダクトと同じ口径のものがありました。
ホルソーセットは6000円弱でしたが、労力と時間を考えると買って損はなし!
ホルソーのおかげで、ログ材の穴あけ作業はずいぶん楽になりました。
(ホルソーはコンセントの設置場所の穴あけなどでも使えました!)
ただ、ログの壁厚10cmに対し、ホルソーで開けられる厚みは4cm弱でした。
そのため、ログ材の両面から同じ位置に穴を開け、最後に真ん中をくり抜くことにしました。
私が両面から穴を開けたら確実に位置がずれていると思われますが、夫は慎重に、正確に位置を出して、上手に開けていました!
ログ壁に穴を開けた後、換気扇を下地に取り付け、ダクトを通します。
カバーをつけたら、取付完了!
(換気扇の後ろは丸見えのまま、現在に至ります…!)
換気扇の屋外フードは、フラットデザインのシンプルなものを選びました。
次回は、キッチンのタイル貼りです!
◆ お願い ◆
ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。
ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。