シャンティ・フーラのブログ

月別アーカイブ: 11月, 2021

【制作秘話】シャンティ・フーラカレンダー2022
~5.カレンダーに載せる夫の言葉の文字色選定について〜

シャンティ・フーラカレンダーの
たくさんのご注文をありがとうございます。

前回の制作秘話からの続きです。

カレンダーに載せる夫の言葉の文字色選定について

色選定のお話の続きです。

協力者さんが、パーフェクトでカレンダーの日付部分(平日と祝日の文字色)の2色の色を選んでくださったので、一安心!
後は、カレンダーに載せる夫の言葉の文字色選定だけとなりました。

お任せ気分でいたのですが、協力者さんが選んでくださった色見本のうち、夫が採用したのが3か月分でした。
色の世界は奥深いというか…、すんなりうまくいくとは限らないようです。
それで、残り9か月分の文字色選定を、再度挑戦することに。

今回は、花、背景色、カレンダーの日付部分(平日と祝日の文字色)2色の合計4色に対して、ベストな色を選ぶ作業。
やってみて、なかなか手ごわい作業でした。

背景色を選んだ時と同じように、私が複数の色見本を選び、そこから最もいい1枚の色見本を夫が選び、6か月分をパソコン画面でこじかさんに再現してもらったのですが、色が薄すぎて文字が読みにくい。(※1)
すべて選び直すことになりました。

色が合う、ではなく、カレンダーで読める文字色を選ぶ、という意識を加える必要があるとわかりました。

さて、選ぶ色は文字として読めるよう、濃い色であることが第1条件です。
下の写真の一番左側の束のような薄い色は使えません。

2月の場合、青色の文字を使う可能性はほとんどないわけで、選べる色合いは、ほぼ限られてきます。

作業の簡便化を図るために、色見本の中で、濃い色で、赤系 茶色系、緑系、青系、紫系など、特徴的な色ごとに束を分ける作業を先に行いました。

そして、選んだ色見本の束を少し広げて、こじかさん作の小さなカレンダーの紙を当てて、直観で色見本を選んでいきます。

私が選んだ数枚の色見本。

この中から1枚の色見本を夫が選びましたが、この月はその後にやり直しをしたので、写真とは違う色に決まりました。

◆ 文字色の変化

(※1)一番最初に選んだ案

視認性を考慮して選び直した案

最終的に、竹下氏が直観をもとに調整したもの

こんな感じで、文字色選定を9か月分行いました。
同時並行で、カレンダーの文章の内容や細かい配置も夫が決め、今回は、少し早めにカレンダーの準備が整い、無事に印刷会社さんで印刷されたカレンダーが社屋に届きました。

今回のカレンダー、印刷されたのを見ると、少し文字が読みにくいと感じる月があります。
ご不便をおかけしますが、目をこらして、文字を追って読んでいただけたらと思います。

パソコンの画面では印刷物の色をまったく同じ色で表現できないため、判断が難しいと実感します。
今後機会があった時にもっといい選定が出来るように、画面と印刷物との違いなどを復習しようと思っています。

シャンティ・フーラの一大事業となっているカレンダー作成現場の様子を、パータがお伝えしました。

シャンティ・フーラカレンダーは、スタッフ総出で作り上げ、皆様のお手元にお届けしています。
年を追うごとに、各スタッフの経験値も高くなり、作業がスムーズになるその過程も楽しかったと言えます。

皆様のお手元で、カレンダーのお花たちが輝きますように。

パータ こと 泰子

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【制作秘話】シャンティ・フーラカレンダー2022
~4.花の背景色の選定について〜

シャンティ・フーラカレンダーの
たくさんのご注文をありがとうございます。

前回の制作秘話からの続きです。

花の背景色の選定について

花が決まると、各月に採用された花の写真を印刷して、花の部分だけを切り取った紙(花の紙)をこじかさんが作ってくれます。
そして、それを使って、各花の背景色を選定する作業になります。

今回のカレンダーの色選びは、毎年お願いしている協力者さんと私との共同作業となりました。

協力者さんは、社屋の広いテーブルに色見本をずら~と並べて、手に花の紙を持ちながら、色を選んでくださいます。
こういう作業は、とても微細な感覚を用いるため、前日の疲れが残っていたりして、ちょっとした心身の変化があるだけで、作業の結果に影響が出ます。
協力者さんの選択した背景色の色を、夫がすべて不採用と判断したため、私にも出来ればいいなと思って、背景色の色選定を初挑戦しました。

これまでのカレンダー制作秘話を読んでいただくとわかっていただけると思うのですが、これは、600種類もある色見本の中から、1つの色を選び出す作業です。

色見本のすべてを大きなテーブルに並べて、それに花の紙をあてがって色を選ぶのは、作業的には簡単です。
しかし、我が家は狭い。とてもすべての色見本を広げる場所などない。
そこで、夫の指南を受けて行ったやり方は、
1~100、101~200、201~300、301~400 401~500、501~600 という風に100枚ずつ色見本の6つの束に分け、まず、その6つの色見本の束に花の紙を当てがって、どの束の中に選ぶべき背景色の色があるかを選びます。

(作業している時、撮影する余裕がなく、写真がありません)

すると、たいてい、2~3束がひっかかります。

次に、その束を少し広げて、1つずつの色見本の上を、花の紙を当てがいながらずらして、色候補となる色見本を選び出します。

直観と言うか、自分の体感を使うのですが、その色見本に触れた時、大きく息が吸え、身体が楽になる色見本があるのです。
私の手の感覚としては、触れている色見本に凹凸を感じるので、凹のものを選んでいました。

夫によると、カレンダーに使う花が決まると、高い次元では、すでにその理想の背景色が決まっており、そこから情報を得るといいらしいのです。

私には、そんな高度なことはできないので、私の選び出した色見本が夫の感覚に合っているかを尋ねて、私の感覚に間違いないかを確認しながら作業しました。
結構、合う色がたくさんあるので、選ぶ色見本の枚数を少なくするのが大変でした。
夫によれば、1つには決まらず、いくつか見つかるものだ、とのこと。

10枚くらいの候補を選んだら、その中から一番いい色見本の1枚を決定するのが難しいのです。
自分で1枚だけ選んだのもありますが、最後までやり切るのは結構エネルギーを使うのを実感しました。
大変なので、数枚の候補を私が選び、その中から夫に1枚の色見本を選んでもらうことにしました。
数枚の候補から1枚を選ぶのは、夫には容易な様子でした。

また、全体の色のバランスを見て、私の選んだのとは全然違う色合いの方がいいと、夫が色見本からさくっと1枚を選んでくれたりして、まずまずすんなりと、カレンダーの背景色が決まりました。
(写真がありました!)

私には初めての体験でしたが、とても、いい勉強になりました。

ちなみに、今年選んだ背景色のほとんどにはK(黒)が入ってなくて、CMYの二色(※)しか使われておらず、データがシンプルで、その後の夫の色の数値の調整が楽だったそうです。

(※) C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の3色が混ざると色がくすんでしまうため、カレンダー内で使われている色はC、M、Yのうちのいずれか2色までしか使いません。

詳細はこちら

凄かったのは、その次に、協力者さんが、パーフェクトな結果で、カレンダーの日付部分(平日と祝日の文字色)の2色の色を選んでくださったこと!
あっぱれでした!

パータ こと 泰子

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【制作秘話】シャンティ・フーラカレンダー2022
~3.花の撮影について〜

シャンティ・フーラカレンダーの
たくさんのご注文をありがとうございます。

前回の制作秘話からの続きです。

花の撮影について

シャンティ・フーラカレンダーは、たくさんの工程を経て完成します。
その第一段階が、私の担当の花の写真撮影。
撮影に使っているのはコンデジ。対象は我が家の庭に咲く花。

性能の限られた機材と限られた花の種類。
鉢植えを購入したり、種まきして増やしたりを試みますが、何かと自然任せです。
今年も13枚の花の写真が無事採用となり、本当にほっとしています。

さて、これまでの経験で、美しい写真を撮るのに大事なのは、その花自身が美しい光を放っていることです。

3月の花:ラナンキュラス

その意味で、 “一番花”こそ、「ちゃんと咲いたわよ~、見て!」と大きな光を放っており、その写真が採用されることが多いです。

撮影するタイミングも花に呼ばれるという感じです。
花が、「私を撮って」と光って伝えてくれたような気がして、それをなるべく無心で、パチっと撮る。
影が出来ないよう、直射日光の当たらない時間帯、全面に曇が出ている天気の日に撮影することがほとんどです。
今の時代、何枚でも撮影できるので、いろんな角度から同じ花をたくさん撮影しますが、無造作に撮るとだめで、花を良く感じてきちんとシャッターを押す方がいい写真になるようです。

カレンダーに採用される花は、形がよく、なにより、写真の波動が高いことが条件です。
大体の候補を私が選んでおいて、花の色形、季節なども考慮して、夫が最終的に13枚を決定しました。

花は人を喜ばせるのが好き。
皆様に見ていただけて、嬉しく思っていることでしょう。

パータ こと 泰子

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