シャンティ・フーラのブログ

2021年11月6日 の記事

【制作秘話】シャンティ・フーラカレンダー2022
~5.カレンダーに載せる夫の言葉の文字色選定について〜

シャンティ・フーラカレンダーの
たくさんのご注文をありがとうございます。

前回の制作秘話からの続きです。

カレンダーに載せる夫の言葉の文字色選定について

色選定のお話の続きです。

協力者さんが、パーフェクトでカレンダーの日付部分(平日と祝日の文字色)の2色の色を選んでくださったので、一安心!
後は、カレンダーに載せる夫の言葉の文字色選定だけとなりました。

お任せ気分でいたのですが、協力者さんが選んでくださった色見本のうち、夫が採用したのが3か月分でした。
色の世界は奥深いというか…、すんなりうまくいくとは限らないようです。
それで、残り9か月分の文字色選定を、再度挑戦することに。

今回は、花、背景色、カレンダーの日付部分(平日と祝日の文字色)2色の合計4色に対して、ベストな色を選ぶ作業。
やってみて、なかなか手ごわい作業でした。

背景色を選んだ時と同じように、私が複数の色見本を選び、そこから最もいい1枚の色見本を夫が選び、6か月分をパソコン画面でこじかさんに再現してもらったのですが、色が薄すぎて文字が読みにくい。(※1)
すべて選び直すことになりました。

色が合う、ではなく、カレンダーで読める文字色を選ぶ、という意識を加える必要があるとわかりました。

さて、選ぶ色は文字として読めるよう、濃い色であることが第1条件です。
下の写真の一番左側の束のような薄い色は使えません。

2月の場合、青色の文字を使う可能性はほとんどないわけで、選べる色合いは、ほぼ限られてきます。

作業の簡便化を図るために、色見本の中で、濃い色で、赤系 茶色系、緑系、青系、紫系など、特徴的な色ごとに束を分ける作業を先に行いました。

そして、選んだ色見本の束を少し広げて、こじかさん作の小さなカレンダーの紙を当てて、直観で色見本を選んでいきます。

私が選んだ数枚の色見本。

この中から1枚の色見本を夫が選びましたが、この月はその後にやり直しをしたので、写真とは違う色に決まりました。

◆ 文字色の変化

(※1)一番最初に選んだ案

視認性を考慮して選び直した案

最終的に、竹下氏が直観をもとに調整したもの

こんな感じで、文字色選定を9か月分行いました。
同時並行で、カレンダーの文章の内容や細かい配置も夫が決め、今回は、少し早めにカレンダーの準備が整い、無事に印刷会社さんで印刷されたカレンダーが社屋に届きました。

今回のカレンダー、印刷されたのを見ると、少し文字が読みにくいと感じる月があります。
ご不便をおかけしますが、目をこらして、文字を追って読んでいただけたらと思います。

パソコンの画面では印刷物の色をまったく同じ色で表現できないため、判断が難しいと実感します。
今後機会があった時にもっといい選定が出来るように、画面と印刷物との違いなどを復習しようと思っています。

シャンティ・フーラの一大事業となっているカレンダー作成現場の様子を、パータがお伝えしました。

シャンティ・フーラカレンダーは、スタッフ総出で作り上げ、皆様のお手元にお届けしています。
年を追うごとに、各スタッフの経験値も高くなり、作業がスムーズになるその過程も楽しかったと言えます。

皆様のお手元で、カレンダーのお花たちが輝きますように。

パータ こと 泰子

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