Vol.5からの続きです。
ログキットを使わずログ材を木材加工会社へ直接発注することにしたため、ログの設計から自分たちで行うことになりました。夫は昔に建築士の資格をとっており、ネットを使って調べながらなんとか設計ができました。
建設確認申請が不要な地域だったことは、自主設計・セルフビルドには気持ち的に安心でした。
建設確認申請が必要なエリアであれば、ログ材選びから注意が必要です。
仕事の調整をして、8月後半からログ建築に入る予定で動きはじめました。そのためには、設計を2ヶ月で行い、7月にログ材の注文をしておかないといけません。
夫は仕事が多忙なときだったので、寝る時間を削って、でも楽しんでログ設計を行っていました。
私は「設計は間取り図を書いたら終わり~!」くらいに思っていました(世の建築士さん、ごめんなさい)が、そんなに簡単ではないことがよく分かりました。
建物の安全性や耐久性、暮らしやすさを考慮しつつ、配管や設備、建具を決め、光の取り込みや空気の流れを考える。さらに美しいデザイン性も兼ね備える。
それらをもとに、ミリ単位で細部まで描いた複数の設計図を作成する。
数学的であり、芸術的なセンスも必要!
竹下氏が、なぜ設計が得意なのが、よーく分かりました!
夫は2階建てかロフトのある天井高の高い家を希望していましたが、自分で設計することになった際に、設計がしやすい平屋にすることにしました!
平屋になった理由には、セルフビルドしやすいこともありました。
外装を終えた今「平屋でよかった……」と実感しています。平屋でも高所の作業をおそるおそるやっていましたから!
建物の広さは、注文住宅としてはやや小さめの22坪です。私たちの体力でのセルフビルドでは限界の大きさでした。
あとになってから、ログハウスは竹下家のようにお風呂や小部屋を別棟で建てるというスタイルがいいと分かりました。(事前に聞いていたのに、実際に動かないと分からない5種!)
湿気が多いお風呂を別棟にしておけば、もしもお風呂のログ材が腐ってもそこだけの建て直しができるので安心です。また小さめのログハウスが複数ある方が、メンテナンスを分けて行えるので1回の作業負担が少ないだろうと思います。
もし土地の広さや時間的に余裕があれば、納屋や子ども部屋になるような小さいログハウスを先に作り、そこで休憩や宿泊しながら本宅ログハウスのセルフビルドができるといいと思います!
◆ お願い ◆
ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。
ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。