シャンティ・フーラのブログ

2023年3月4日 の記事

[スタッフ日誌] 第313回 パータの庭便り51

皆様、こんにちは。
3月に入って、ぐんと暖かい日があり、身体が少し緩んだ気がしています。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
また、お庭や畑の作物の調子もいかがでしょうか?
うちは、農作物に関しては、肥料をやらないので白菜も巻かず大きくならず、無肥料で育てることの難しさを感じています。
それでも、太陽が出て外が明るくなると外に出たくなり、畑でない所から抜いた雑草を集めて、肥料として、また雑草予防のマルチとして、畝の上に置くなどの作業をしたところです。
雑草もどこまで共存させていいか判断に迷うところで、畑の中のススキだけは抜いています。

それにしても、寒い冬で、大変長く感じた今年の1~2月でした。
昨年12月中旬より雪がよく降り、曇天の日が多く、日光浴不足でビタミンD生成量が少なかったためか、気分的に鬱々としていました。
なんか流行っているのか、家にずっと居るのに、喉が痛くなったり、微熱が出たり、感染性胃腸炎のような症状が突発的に出たりと色々ありました。

2月3日の節分の日を過ぎても、新年になった明るい感じがせず不思議だと思っていたら、トルコとシリアで大地震が起きました。その被害の大きさに心を向ければさらに辛い…。

そんな風にすごしていたら、スベテヲスベルミコト様からの通信文が入り、少し楽になりました。ちなみに、私ことアクシュミー大女神が、“似てるわ~”と言いながらイラストと見比べた夫の小さい時の写真とは、こちらの「ヘコタ・レイノルズ(一歳)」の写真になります。

備蓄だけはしっかりとして、明るい話題を見つけて、心明るく感謝して過ごしたいと思っています。

【フリージア】

昨年暮れに球根を植え、家の中で育てていたら、日照不足でヒョロヒョロに育っていながら、花をつけてくれました。
弱々しいけれど、可憐な花です。

【クロッカス】

何もかもが枯れている茶色の庭に、明るい色が見え、見に行きました。もうすぐ暖かくなるよと、春を知らせてくれる花です。

【ヘチマ】

昨年、ヘチマを育てたものの、収穫もせず畑に残ったままになっていたのを、2月になってこのような形で発見しました。

ちゃんとヘチマになっているのです!

【今日のお話】

我が家のカマキリちゃんの話題には反響をいただきまして、ありがとうございました。
カマキリちゃんの姿を見なくなったので、やっとあちこち掃除機を使って掃除が出来ました。

さて、私よりもっと“カマキリ愛”な方のブログを見つけました。
とても詳しくカマキリのことを書いてあり、そう!そう!と相槌を打ち、感動しながら読みました。虫の苦手な方は、観ない方がいいかと思いますが、カマキリの知性の高さや、個別に性格があることなど、飼った人には良くわかる事柄が書いてあります。

しかし、私は、ここまで懇切丁寧にカマキリちゃんを飼うことはできなかったです。何より、餌用にコオロギやショウジョウバエの幼虫を飼うなんぞ、とてもできません。
どこまでお世話するのが本当の愛なんだろう…、と今回の件では、自分と虫達との関わりについて考えさせられました。

さて、皆様、いつもコメントをいただきまして、ありがとうございます。
コメントにて、「生きているアブラムシをカマキリちゃんに食べさせてあげるというのは殺生になって非暴力に反することになってしまうのではないか」とのご指摘があり、自分でも気になっていたので、正直なところを書いてみようと思います。

アブラムシをカマキリの餌として与える時、ちょっとだけ自責の念があったのです。死んだエビや生ハムは平気で与え、生きたアブラムシは可哀そうと思っているのもおかしいよね、アブラムシ、カマキリ、エビ、豚などの命の重みに違いはあるのかと考えたり、自分がカマキリを大事にして、アブラムシを粗末に扱っているのはなぜだろうと思っていました。

アブラムシについて言えば、まったく好きではないです。植物を弱らせるので、私にとってはいない方がいい虫です。殺虫剤を使うことはなくても、とっくの昔に水で洗い流されるか、雪が降るほど寒い屋外にて刷毛で払い落とされるかして、取り除かれる運命だったアブラムシを、カマキリに与えたのでした。

さて、アブラムシとカマキリの違いは自分にとって何なんでしょう。一方は愛され、一方は餌にされるか排除されるわけです。自分を観察して出した結果でいうと、その違いとは、自分にとって都合がいいか悪いかなんだと思います。親近感を感じるか、害に感じるか、そして波動の良し悪しもあるでしょうか。

数年前までは、私たちは、殺生を避けるために、ゴキブリをプラスチックケースで捕まえては離れたところに捨てに行ったり、蚊をコップで取って外に捨てたりと、家の中に出る虫を殺さないで捕獲することに一生懸命取り組んでおりました。

しかし、ずいぶん前に、チャバネゴキブリが増えて、私が非道な手段を使わざるを得なくなったことがありました。チャバネゴキブリは小さいし、いいやと思っていたら、あっという間に、家の中のどこに目を向けてもチャバネゴキブリと目が合うような事態になったんです。チャバネゴキブリって、目が可愛いんですよ。ちゃんと見たらその可愛さに嵌るので、見てはいけないです。
そして、あちこちで子供がわいて、どこもかしこも糞で汚れるようになりました。
それで仕方なく、私は一大決心して殺餌(コ〇バット)をかけました。効果は抜群でチャバネゴキブリは家の中から一掃されました。
その時、ほっとしたんです。殺して悪いという思いに勝る安堵感があったというのが、私の本音でした。家の中にチャバネゴキブリがウジャウジャいて、糞であちこちが汚れるのは、気持ちが悪いものです。

その後も、大きい方のゴキブリに対しては、プラスチックケースで捕まえては捨てていたのです。夫はとても俊敏で、プラスチックのケースでゴキブリを捕まえる達人です。大きなムカデも捕まえてくれます。しかし、タイミングが悪くてゴキブリを傷つけることもあります。そういう時は、しょうがないと諦めます。

どうも、居心地がいい家には匂いを付けて他のゴキブリに教えるらしく、我が家はゴキブリ天国となり、一晩に数匹のゴキブリが出る日もありました。毎度悲鳴を上げながら捕まえていましたが、私たちが歳をとったのもあるでしょう…。やってられないと思いました。
それで意を決して、ゴキブリホイホイを使うようになったのが数年前からです。そうしたら、ゴキブリの姿を見る機会はずいぶんと減りました。

また、私はあまり蚊に吸われないのですが、夫が蚊に好かれるため、家の外にあるトイレの出入りで蚊が一緒に家の中に入ってくるので、夫は蚊に刺されて夜が眠れません。天然素材の蚊取り線香を使うと蚊はおとなしくなるのですが、家の中が煙臭くなり眠りも浅くなります。
不眠になると仕事の質が落ちるので、私たちを狙う蚊を見つけ次第叩くようになったのは、この1~2年前からです。
ちっとも嬉しいことではありませんが、人間に悪影響を与える虫と、我慢しながら共存するのは無理であり、また何でも許すと際限なく増殖するのもわかったわけです。

家の中の環境を整えることは私の仕事であり、なるべく手を出したくない夫の代わりに、家の中の虫たちの生殺与奪は私が決め、その責任は私が負うことにしたのです。そして、この家の中に入ると死ぬことがあるので、気を付けてくださいね、と虫たちには念じて伝えているつもりです…伝わっているといいのですが…。

虫を殺せば、それだけカルマがつくのも致し方ないことのようで、私はしょっちゅうどこかにぶつかったり、つまずいて膝をぶつけたりと痛い思いをしており、虫を殺さずに済めば楽かも知れません。

これが、自然豊かな環境で、開放性の高いログハウスに住んでいて、出会う虫も多い中での我が家の様子です。
パータさん、ひどい!というお声もあるかも知れません。
そんな私ですが、無事に私たちの血を吸って外に出たがって窓辺で飛んでいる蚊を見つければ、窓を開けて外に出します。また帰ってきて欲しいとは思いませんが。

我慢のし過ぎといった行き過ぎた自己犠牲も、自分を傷つけることになるし、優先順位をつけるのが何より難しいと感じています。
とにかく、自分の中に暴力性が無いかどうかには気を付けて生きているつもりです。

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パータ こと 泰子