Vol.42からの続きです。
建築しているときにもっとも気をつけていたのは、事故と怪我でした。
建築が始まる前、現場の倉庫と車の中に、消毒液、絆創膏、三角巾、マスキングテープ、ラップ、そしてマコモの粉を準備しました。
ログ材が足に落ちて怪我をすることがあると知ったので、夫の靴は、つま先が保護された安全靴を用意しました。
そして、毎朝 ガヤトリー・マントラで作業の安全を祈りました。
■ 経皮毒も注意!
竹下家からはログ建築の経験をもとに、
時間を経て体の不調となって現れることがあるからと、経皮毒に注意するようアドバイスをもらいました。
手袋やマスク、メガネなどで、気をつけていました。
夫の負傷とマコモ
夫は見ているとゾッとする場所での作業やいろいろな道具を使っていましたが、慎重に、器用に作業していて、大きな事故や怪我はありませんでした。
夫の記憶に残る負傷は、
建築作業の初期に、誤って自分の足をかなづちで叩いたことと、
大きなものが倒れるのをかばうために、てのひらを痛めたこと、この2回くらいです。
普段痛みに強い夫がこのときは「痛い!」と言ったので、現場ですぐにマコモの粉を水で練り、皮膚へ貼り付けました。その上からラップを当ててマスキングテープで留め、布で覆いました。
パータさんから「腫れにはマコモが効く!」と聞いていましたが、その通りでした!
「しばらく作業ができないかも」と言っていたのに、2回とも翌朝に腫れが引き、夫は驚いていました。
マコモさん、すごいです!!
こじか作業
私は危ないと思った作業はすぐに中断するよう心がけました。反射神経や筋肉がないと、事故や怪我に繋がりそうに感じていました。
私は、よく転び、よく落ちました。
現場は赤土で、雨が降るとドロドロになりました。これが信じられないほどよく滑りました!
また、何度も何度も床下に落ちました。床を張る前、必要なところに合板を敷いていましたが、場所によっては合板がなく、穴があいています。
1度海老反りで「背骨が折れた!」と思いながらスローモーションで落ちました!
背骨は異常なく、半年くらい足の甲だけ痛みが残りましたが、普段あまり曲げたりしない場所なので困りませんでした。これくらいで済んでよかったです!
はじめての建築で慣れていないため、高所や危険を伴う道具は、特に気をつけて作業をしていたのがよかったかもしれません。まだ建築は続いていますが、おかげさまで大きな事故や怪我がなく、ありがたいことだと思っています。
また、建築に関わってくださった職人さんや設備屋さんなど安全に作業していただけて本当によかったです。
◆ お願い ◆
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