前回からの続きです。 今回は文章の選定から配置までです。
16. 文章の収集
カレンダーの文章は、基本的にさかのぼって1年分の時事ブログのコメントと映像配信から集めてきます。
しかし、すべての記事と映像の文字起こしに目を通して…というのは、あまりに対象が膨大です。また、時事ネタや宗教学の解説など、ほとんどの発言はカレンダーの文章として使えません。
そのため、このカレンダー専用の文章収集システムを開発してあります。
このような単語表をもとに、カレンダーにふさわしい言葉が多く含まれている文章だけを、システムに集めさせます。
17. 文章の手選別とおおまかな抜粋
システムは、だいたい1年分で500ほどの文章を集めてきます。
ここからはひとつひとつ手作業で選別していき、採用した文章はおおまかな抜粋も行います。
18. ◯◯台が大活躍! な分類・選抜作業
おおまかな抜粋から、今度はカードを作ります。
これが結構な量で、薄いコピー用紙に印刷された小さい文字なのに、1cmくらいの厚い束になります。
ここで、卓◯台…いえ、作業台が大活躍! 一面に並べて、テーマごとに分類をしていきます。
製作途中のカレンダーの画像と見比べながら、ふさわしくないものをどんどんを除いていきます。
ふさわしいものはさらに文章を細かく抜粋したり、ほかのカードの文章と組み合わせたりします。
カードは何度か作り直します。それをまた並べて、分類、選定、抜粋、組み合わせ、カードの作り直し…と繰り返していきます。こうして最後に、12ヶ月分+予備というわずかな数に仕上がったものを、竹下氏に送ります。
19. 竹下氏による文章作り
竹下氏が数日間かけて文章を練りに練ります。 その結果が、スタッフのもとに届きます。それは、提出したもののほとんどが書き換えられ、まったく新しいものも登場しています。
スタッフとしてできるのは、抜粋・組み合わせ・文の整えまででして、勝手に文章を加えたり書き換えるわけにいきません。
そのままだとカレンダーに合わない文章ばかりになってしまいます。
届いた文章を開くのは いつもドキドキです。
今年の文章は、一部、今までと違う新しいテイストが加わっています。
どうかお楽しみに!
20. 文章の配置と微調整
竹下氏から文章を受け取ったものを配置します。
位置や文字間などに対して、最後に竹下氏が0.01mmレベルの微調整を施します。
微調整後です。上と比べて、いかがでしょうか!?
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これで文章は完成です。次回に続きます。
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