シャンティ・フーラのブログ

【第4話】 17年前に建てた小さな家のお話
~竹下氏が設計に携わった家 ~

第3話からの続きです。


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だいたいの基礎ができたら今度は内部です。
長方形のシンプルな設計図に方位を書き、その方位に合った玄関、窓、キッチン、トイレ、洗面台、電気配線、電気の位置を決めました。

advice

前略

図面を拝見して、建具、家具の基本的な配置はよく出来ていると思います。
各々の質問に対する解答は電話で話しましたが、もう1度、ここに記しておくことにします。さらに業者の図面を見て、少々不安に思うところがあり、その意の確認を早急にしてもらいたいと考えています。

(1)大黒柱の方位は、
 ◎ 寅、巳
 ○ 丑、午、申、戌
となり、図面上の位置でよい。

(2)ソファー、テーブル、長椅子、安楽椅子は、同様の方位と考える。

(3)スピーカー、テレビ、冷蔵庫は電気製品であり、電灯、コンセントと同様の方位と考える。従って、図面上の位置を少々考えなければならない。

(4)物置きは、ちりとり、ほうきと同様の方位をとるため、一階 階段下の物置は、午の方位に入る必要がある。従って 階段のほぼ中央から南側のみを物置にするのが望ましい。そのため、図面を正確にとり、物置の奥行きがいくらにとれるかを調べる必要がある。

(5)2階の収納庫はやめた方がよい。ロフトから天井の高さが不明のため、現実問題として収納庫として使えるかどうか疑問がある。

(6)2階の部分の方位の中心は、図面上に示した。これは数学的に作図により求めたものであるが、厚紙を切って実験することでも この位置がほぼ中心であると考えられる。
しかし、階段部分の長さが現実にはどの位になるかが図面上記されておらず、不明であり正確さを欠く。

(7)方位を書いた図面は、1/60の図面を拡大コピーしたものであるため、縦、横の縮尺にずれが生じている。
コピーは相似拡大ではなく、斜影による拡大だからである。正確な北の方位が図面に記されていないため、2階ロフト部分の方位も同様にずれが生じていると考えられる。恐らくその誤差は、角度にして1°から2°の間と思われる。従って2階の電灯、コンセントの位置はそのずれを考えに入れて、確実に安全な位置を図面上に記するべきである。

(8)北側(ロフトでない方)の高い窓は、1階、2階の両方のいずれにも吉方位であるため、図面上のこの位置でよい。

以上が質問に対する答えである。

(アドバイスの続きは、第5話で紹介します)

第5話へ続きます!

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1件のコメント

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  1. 牛サマディー on

    もし竹下先生が建築の道に進んでいたら、それはそれはもうスゴいことになっていたんだろうな~。世界的権威を飛び越して宇宙的権威の建築家でしょうね。スバルあたりからUFOに乗ってきて宇宙人の弟子入りが殺到したりして。
    いや、今からでも全然遅くないと思いますよ^^ご検討の程を、なんつって。

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