シャンティ・フーラのブログ

【第5話】 17年前に建てた小さな家のお話
~竹下氏が設計に携わった家 ~

第4話からの続きです。


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その他、布団、ゴミ箱、ソファ、本、鏡、調味料・・・細部にわたって吉の方角を教えていただき当てはめていきました。

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最初は途方に暮れるくらい大変な作業でした。
でも、やり始めたらとても合理的に収まることに驚きました。又楽しくなり、夢中で配置していきました。

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何度か修正を加えて先生からOKが出たときはとても達成感がありました。そして物事のエネルギーの調和が整うということは結局、使いやすくて合理的になるものだと実感しました。

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(アドバイスは、第4話からの続きです)

次に、業者の図面を見て 少々不安を感ずるところがあり、以下にそれを記す。

(1)西側の南寄りに窓が描かれており、これは誤りである。

(2)玄関、窓の正確な大きさと位置が図面の中に数字で記されていない。

(3)コンセント、電灯の位置が図面の中に数字で記されていない。

(4)床からロフトまでの高さが記されていない。(高い方がよい。最小でも2500(mm)は必要で、出来れば2700(mm)は欲しい)

(5)ロフトから天井までの高さ、最も低いところ、高いところがいくらになるかが不明である。

これらは早急に業者に問い合わせて、正確な位置を計算してもらう必要がある。
ログ材はコンピューターによって あらかじめ、玄関、窓の位置を切っておくだけでなく、電気コードを通す穴やダボの穴も機械によって先に加工してしまうため、図面上に数字で正確な位置が描かれていないと加工できないはずだからである。玄関、窓は特に線上にかかってはいけないので 正確さを要求される。この部分を特に業者の方にお願いする必要がある。

さらに少々気付いた点を記すると、

(1)基礎に12個の穴を開けたため、湿気対策として適切な量を袋づめした炭を敷きつめることが考えられるが、それらの取り替えをするために、人が出入り出来る穴が基礎部分に必要である。

(2)床下や屋根の部分に断熱材を入れるのか、否か。

(3)入れる場合、特に、天井部分の結露が問題となる。
天井部分の防腐処理は、一般に業者は行わない。
(床下の部分は部分的に行われている)ので、こちらからお願いした方がよい。

(4)夏場のロフト部分は、特に暑くなるので、ロフト(南側)部分には、窓と換気扇が必要である。

(5)丑の方位(エアコンをつける位置)の天井の部分にシーリングファン(天井からつり下げ式の大き目の扇風機)が必要と思われる。その位置を図面に記してもらうこと。

(6)屋根材は何か。通常はアスファルトシングルかウッドシングル、セメント系スレート、鉄板などが用いられるが、○○県の夏の暑さを考えると、アスファルトシングルなどは屋根に直接熱を伝えてしまうため、特にロフト部分が暑くなる。業者とよく対策を話し合って欲しい。

以上の中で、特に、玄関、窓、コンセントの位置は早急に業者と話し合って、正確な図面を作ってもらうこと。
木材を加工してしまってからでは、取り返しがつかないからである。

かくも不正確な図面しか用いず、正確な方位を割りふった加工ができるとすれば、それは天才的というべきである。この部分は特に注意してもらって欲しい。

以上、とり急ぎ用件のみ

竹下雅敏

第6話へ続きます!

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