竹下雅敏氏からの情報です。
『これまで、私たちのシリウスシステム(第1システム)は、天津神第1レベル~第5レベル(68次元~64次元)と国津神第1レベルから第5レベル(8次元~4次元)の全体で10のレベルに分けられることを説明してきました。また、シリウスシステムの各存在がそれぞれどのレベルに属するのかは、ジーヴァ(個我)の位置がどの界層にあるのかを調べることで、所属するレベルが判明することをお伝えしました。
今回は、シリウスシステムの各存在の肉体、霊体が存在する次元と、シリウスシステムの7つの界の界層図との対応関係を見ることにします。シリウスシステムの三界(欲界、色界、無色界)と10のレベルの次元(68~64次元、8~4次元)を界層図の上で図示するには、例えば私たちの地球のある贍部洲等の洲を左から右にさらに細かく7つの次々亜界に分割して表現し、天津神の次元を青色で、国津神の次元を赤色で表すと、次の表のようになります。
例えば、欲界の贍部洲から他化自在天にまたがる100パーセントの赤で図示した領域が4次元で、色界の贍部洲から他化自在天にまたがる80パーセントの赤で図示した領域が5次元になります。以下同様です。天津神の領域は国津神の領域のとなりに接した形で青い色で示されていますが、次元としては60次元の開きがあるわけです。
もう少しくわしく見ていくと、欲界の贍部洲の赤で示した部分が4次元、その上の勝身洲が4.1次元、牛貨洲が4.2次元…他化自在天が4.9次元となります。すべての次元が同様の秩序に従いますので、例えば色界の第5亜界の第1次亜界にある大梵天の国津神の次元は6.2次元です。
シリウスシステムの界層図と各次元はこのように対応しているのですが、図示した次元以外に広大な領域が残っており、次元という概念が、私たちの宇宙を正確に理解するには不適切なものだということがわかります。
宇宙人がどこの星から来たのかに興味を持つのは物理的次元においては当然の事なのですが、霊的次元においては、システムとレベルという界層の概念で把握する必要があるのです。例えば、神智学で世界主といわれるサナト・クマーラは仏教では魔王尊として京都の鞍馬寺で祀られていますが、彼の霊体の存在階層は他化自在天でした。仏教ではこの他化自在天に欲界の王である第6天魔王(あるいは単に魔王)が存在します。仏教的には魔王は修行を妨げる魔のことで悪魔として認識されていますが、同時に欲界の最高天である他化自在天で欲界を統治する神でもあるのです。西洋ではこの概念はルシファーとして表現されます。しかし私たちの概念では、サナト・クマーラは国津神第5レベル(4次元)の天帝(3天帝のなかの第2天帝)です。こちらの方が霊的世界を理解するのにすっきりとしているのではありませんか?
さて、サナト・クマーラは霊的には他化自在天の天魔(天帝)なのですが、物理的次元においては地球の内部の地下都市アガルタの首都シャンバラに住んでいたのです。
チベットのポタラ宮には秘密の扉があり、トンネルを通じてアガルタにつながっているという伝説が知られています。このように、霊的次元という界層図の上では、私たち地球のはるかに上の第6天に存在するのに、物理的次元では、地球の内部の地下にあるのです。ですから、宇宙船に乗って宇宙人がどこから来たかという場合も、具体的な星の位置と霊的な界層の両方が考察の対象になると、全体がよく理解できるようになります。』