シャンティ・フーラのブログ

2012年6月9日 の記事

おすすめ本(個人的) 「7つの習慣」スティーヴン・R・コヴィー

みなさま、こんにちは。代表の白井です。

今日は趣向を変えて、
個人的なおすすめ本をご紹介したいと思います。
竹下先生の推薦図書ではありません


「7つの習慣」
スティーヴン・R・コヴィー 著  キングベアー出版
(※写真の出典:amazon.com


映像配信「家族の絆」シリーズ…特に「親子」シリーズでは、生き方・正しい人生設計・人間関係のあり方の原則を、家族関係を手がかりにして学ぶことができます。

今回ご紹介する本は、これらの映像で大まかな方向性を掴まれた方で、

◆別の著者による視点、具体的な例がもっと知りたい方。
経営者の方。何かしらの仕事やプロジェクトを、他の人と協調して・適切なコミュニケーションを取って行っていかないといけない状況にある方。

に特におすすめだと思います。なぜこの本を紹介するのかというと、ここ最近まさに私自身が、経営や家庭での問題に直面しながら、この本に大きく助けられているからです。

目次から「7つの習慣」と、帯の文章を引用します:

7つの習慣
第一の習慣・主体性を発揮する
第二の習慣・目的を持って始める
第三の習慣・重要事項を優先する
第四の習慣・Win-Winを考える
第五の習慣・理解してから理解される 
第六の習慣・相乗効果を発揮する
第七の習慣・刃を研ぐ


「7つの習慣」の読了によって、期待されること
■ 忘れていた人間関係本来の暖かさを取り戻し、本当の喜びを生活のなかで味わえるようになる。
■ 真のリーダーになり、マネジメントの本質を知る。
■ 人生における明確な目的と方向性を持つようになる。
■ 他人との協力を通じて、無限の資源を活用する方法を知る。
■ 他人とのコミュニケーションをとる方法を知ることで、周りの人たちとの充実した人間関係が築けるようになる


この本は、幼少期のネガティブな経験(親や教師からの管理・強制・理解不足・愛情の不足)を通して育った−おそらく現代社会のほとんどの成人−に向けて書かれています。

周囲の人と適切なコミュニケーションを取ることができない自分の仕事を人に任せるのが不安、部下が何かをしているのかが心配、外からの自分自身の評価に常に気を揉んでいる、など…。

そうした根本的な部分を癒すこと無く、また自分自身にとって大切なことは何か(自分自身の中心におく原則)が明確でないまま、多くの人々が「仕事を効率良く行なう」「人を動かす」「人気を得る」テクニックや方法論に走ることに、著者は警鐘を鳴らしています。

もっと根本的なことに気付かないと、破綻するよ、と。

自分自身の内なる安定感、家族との信頼関係、そして関わる周りの人を理解すること。心の開かれた人間関係の中で行われる仕事が、自分自身の狭い視野だけに制限された仕事の何倍もの生産性をもたらすことが説かれています。

ですがこの本の目的は、こうした信頼関係の果実としての「生産性」や人からの評価ではなく、温かい人間関係に恵まれた真の幸福です。

自分自身を癒し、自分の中に確かな原則を抱いて、人との関係を築き直す。それらの過程が7つのステップとして書かれています。



私はまだこの本の30%くらいしか理解出来ていないと思います。何度も何度も繰り返し読む価値のある本だと思います。そのたびに、自分の今置かれている状況に従って、必要な部分があらわれてきますし、そのたびに気付きがあります。

具体的な例も交えてとにかく丁寧かつ詳しいのも、この本の良さだと思います。「第五の習慣・理解してから理解される 」などは、家族との会話の中で、”ああ今まさにこれをやってた!”という例が出てきます。…読み聞きは易く、実践は難しいですね。(笑)

経営者やフリーランス、マネージャー、営業といった、何かしら人と関わる仕事をされている方に、ぜひおすすめしたいと思います。もっと詳しく知りたい方は 7つの習慣 - Wikipedia などをご覧ください。ネット上に書評もたくさん出ていますよ♪

代表 白井