シャンティ・フーラのブログ

2015年3月14日 の記事

【第2話】 おじゃ福丸のヨガ談義 ~アーサナで生命を感じる~

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前回からの続きです。

~ アーサナで生命を感じる~

前回、「前屈のポーズ」のアーサナは副交感神経系で、「コブラのポーズ」はその反対、つまり交感神経系のアーサナであることを説明しました。大腸・小腸の働きを活性化し、便通促進・消化力増強になる訳です。

「コブラのポーズ」は腰痛にも大きな威力を発揮します。

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「バッタのポーズ」と共に腰の調整・強化になります。
腰痛時でも、ギックリ腰のように殆ど動かせない状況以外は、工夫して行うことが出来ます。

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■ ワンポイトアドバイス ■

「バッタのポーズ」は、上級者以外は右足・左足を片足ずつ行います。

腰痛が1週間、10日と続けば腰だけでなく、内臓自体も疲労し、固く重たくなるとイライラやストレスに対して抵抗力も低下。そのことがまた緊張感・ストレス状態を助長してしまうという悪循環です。全身の疲労感の継続です。

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腰痛・ギックリ腰だけでなく殆どのトラブルに対して、次のことが望まれます。

食事をはじめとする生活全般を、即時に点検し改めること。

インドの師が「便通は起床後15分以内にあるべき」と当たり前のように断言した時、私はその基準の高さに驚きました。自分は呼吸器系は子供時代からトラブル続きだが、胃腸は普通だと思っていました。

充分な便通は腰痛だけでなく、他のトラブルの改善と表裏一体であることを、今は体で知っています。
「コブラのポーズ」や「バッタのポーズ」の実践によって便通・消化力が遥かに高まりました。それまでの我が身の健康度が、胃腸も腎臓(二つのアーサナは腎臓の機能も高めます)も低かったことを痛いほど味わって来ました。

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そして、師が常に強調していました。

アーサナの実習と共にヤマ・ニヤマの実践が不可欠。
 アーサナはヨーガだが、ヨーガはアーサナだけではない。」

ヤマ・ニヤマがヨーガ実習の前提、あるいは並行して行うように云われている所以です。

ヤマ(禁戒)ニヤマ(勧戒)全10項目の中の禁欲・不貪、清浄・知足は食生活にも通じていますし、健全な食事をせずにアーサナを行なっても充分な効果は期待できません。骨格・筋肉レベルでのエクササイズに終わってしまうのでは「もったいない」のです。

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現行の医療の発展は目を見張るものがあります。複雑で専門別に分けられていて私達自身の生命力を自覚する余地など、殆どありません。むしろ自信を喪失し、自身の生命力でなく外の力(過剰な医療や宗教にまで)に依存してしまうのです。

病気をきっかけに生命に感謝することは出来ます。しかしそれを理解し自覚する感性を養うことはできません。自分自身で磨く必要があるのです。

ヨーガ・アーサナ、特に東洋医学セミナーで教えられている呼吸を意識してのチャクラを活性化するアーサナは、難しい特別な柔軟性を必要としなくても行えるものも多く、より効果的であることを体験しています。

チャクラを感じながら、私達の内なる生命力や自然治癒力を磨くことは、現代人にとって大変有意義であることを確信しています。

第3話へ続きます! →

Information

竹下雅敏先生の東洋医学講座初級第12回ヨーガ・アーサナに基づいたレッスンを行います。東洋医学セミナー未受講者も参加可能です。お申込みをお待ちしています。

● チャクラ&アーサナ ヨーガレッスン ●

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・日時:4月4日(土曜日)10:00~14:30
・会場:福富町久芳地域センター(東広島市福富支所2階)
・講師:中條正夫・原田しげみ
・申込み・お問い合わせ:こちらから。
  (現在、30名近くの方が参加予定です!)

レッスンの詳細は、ヨガ教室 Chandraサイトをご覧ください。