シャンティ・フーラカレンダーの
たくさんのご注文をありがとうございます。
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前回の製作秘話からの続きです。
ミルキーユさんに続き、カレンダー制作の裏話をパータがお伝えします。
皆様のお手元に、カレンダーは届いているでしょうか?
今年のカレンダーも、夫の監督の元、スタッフ総出で作り上げた力作となっています。
カレンダーから放たれる美しい光を楽しんでいただけたらと思います。
今回は、カレンダーの主役であるお花の紹介です。
お花の撮影について
1年をかけて、我が家や隣のガラモン(お姑さん)家の庭で咲く花を、今が一番美しい!というタイミングを狙って撮影しています。花というのはどれも美しいものですが、均整が取れたものは数が限られ、いつも見回って探しては撮影しています。
撮影時の心構えについては、パータの庭便り94に書きましたが、「何も考えない、意図しない、花に感謝する」がコツだと思っています。
カレンダーに使うお花の選定作業
毎年5月頃、1年間撮りためた多くの写真の中から、夫と一緒に花の種類別に最も美しい写真を1つ選び、カレンダーの各月ごとに割り振る作業をします。
数が足りなければ、花を探して再撮影する必要が生じるのですが、今回は選び終わった時に表紙と12カ月分の13枚の写真が見つかり、心よりほっとしたのでした。
では、表紙と各月のお花を紹介します。咲いている風景のわかる、撮影時のままの写真でお伝えしてみます。
各お花のご紹介
表紙:椿
ガラモン家の周囲にたくさん植えられている椿の花。4月に撮影しています。美しい形だったのでこれはいい!とワクワクしながら、こっちに向いてね、と手を添えて撮影しました。
1月:クロッカス
ガラモン家の庭の片隅で、春一番に咲いたクロッカス。霊妙で美しく、妖精のようですね。
2月:水仙
ガラモン家の庭から我が家に移植した、古い品種の水仙です。最もオーソドックスな水仙ですが、今回採用されて喜んでいると思います。
3月:チューリップ
美しいこのチューリップも、我が家でほぼ一番目に咲いた花。荒れた雰囲気の庭で光を放つ花からは元気をもらえますね。
4月:マーガレット
この鉢植えのマーガレットは今年の夏の暑さで枯れてしまったので、良い記念写真になりました。
5月:バラ
昨年の11月に実家の庭に咲いていたこのバラを切り取って持ち帰り、撮影しました。老人ホームに入った母の庭は、母の友人が手入れしてくださっていて、今は家の主になりましたから、これからも美しく咲き続けることでしょう。
6月:アジサイ
昨年の夏の撮影です。夫から35年以上前にプレゼントされたアジサイ。酷暑と春先の急な冷え込みで花芽がだめになり、今年は花が咲きませんでした。 挿し木で増やしているので、もう少し環境の良い場所で代を繋いでいきたいと思っています。
7月:ハイビスカス
昨年の夏に撮影しています。暑さは好きな植物かと思っていましたが、今年の夏は暑すぎて生育が悪く、花付きが悪かったです。寒くなった今は、家の中で一緒に過ごしています。
8月:ダリア
皇帝ダリアといい、ガラモンさんが実家から持ってきた古い品種です。畑で大きく繁殖していて、かなり逞しい様子になります。
9月:ニラ
うちの畑で自然増殖しているニラ。咲き始めの繊細な様子がとても美しい。いつかカレンダーに使いたいと思っていました。その願いが叶い、嬉しく思っています。
10月:百日草
数年前より百日草の栽培に力を入れていて、あちこちで咲いています。咲き始めから満開に向けて様相がどんどん変わって表情豊かです。しかし、均整の取れた、勢いのいい時期を見極めるのが難しい。沢山撮影した中から選ばれた1枚です。
11月:ミニバラ
10年くらい前、安いミニバラの鉢を購入したのですが、数本あった株のうち生き残った株から、昨年秋、とても繊細な花をつけてくれました。
12月:椿
丁度1年前の今頃、家から見えるガラモン家の敷地の端に植えられたこの白い椿の花が光っていて、「観に来て!」と言っていたのです。日陰の写真の撮りにくい場所だったので、切り取ってきて、我が家の玄関先で撮影しました。
1年間、我が家のお花をお楽しみください!
美しい花を見て喜ぶと、花も嬉しい気持ちになるみたいです。数日で枯れる運命の花ですが、カレンダーだと、その美しい様をずっと眺めていられますね。
皆様も、1年間、毎月のお花を楽しんでみてください。
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