シャンティ・フーラのブログ

【第2話】 牛サマディーくんのアジア旅行記

usikun

前回からの続きです。


イサーンは観光客人気がないようで、自分以外の外人観光客はほとんど見かけませんでした。その上首都バンコクとは違い、イサーンでは英語が通じないことがとても多く、特に田舎の方では全然でした。
ものすごくお腹が減って歩いているときに屋台を発見して、メニューがタイ語のみだったので適当に指をさして注文したらアイスコーヒーが出てきた、なんてこともありました(笑)
日本の店のメニューも日本語表記のみの所が多いので、日本に来ている外人さんは困ってるんじゃないかな~・・と心配になりました(笑)

旅を全体的に振り返ると、ホテルや観光業関係の人は英語が通じる割合が高かったように思います。
旅で出会った日本人で、英語も現地の言葉も全く話せなくて長期間旅を続けている方もいらっしゃったので、旅をする分には言葉が分からなくてもなんとかなる感じでしたが、自分は英語が(多少ですが)分かるだけでもかなり助かりました。

街中どこへ行っても自分以外は皆タイ人というのはなかなか異様な感覚で、面白かったです。
他の場所では観光客が多く観光客向けの店もそこらじゅうにあり、旅がイージーに進むので、逆に少し面白味に欠けるように感じました。

イサーンで特に大変だったのは、市街地から60キロ離れた国立公園に行ったときのことです。
国立公園がある地域への直行バスはないために途中で乗り換える必要があるのですが、降ろされた場所が全然バスを待つ人が周りにいない田舎の場所で、時刻表もないので「下手したら今日はホテルに帰れないかもしれない…」と思いました。
2時間待っているとやっとバスがやってきたのですが、乗り込んでから発車までに何故か1時間もかかり、結局国立公園に着くのに6時間もかかりました。

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国立公園では、どうやら客は自分1人だけのようでした。国立というくらいなのだから、さぞかし賑わっているのだろうと想像していたので拍子抜けしてしまいました。
国立公園はちょっとした山登りのような感じで1,2時間程散策しました。
それまでは毎日サンダルで過ごしていたのですが、ラッキーなことにその日に限ってスニーカーを履いて行って正解でした。スニーカーはその日で泥まみれになりました。

帰りはほとんど待ち時間が無く、行きの半分ほどの時間で無事帰ることができたのでほっとしました。
国立公園への間、子連れの若い女性の乗客が果物やドーナッツをくださったり、バスの乗り違えを教えてくださったり、その他にも現地の方がとても親切にして下さりとても有難かったです。

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帰りに乗ったバスです。タイの特に田舎ではこのような、窓が無く後ろから乗るタイプのバスが多いです。もっと大きいタイプのものだと、乗客と一緒に野菜などの荷物がたくさん詰め込まれます。

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上の写真は、イサーンで泊まった中でも特に居心地が良かったホテルの敷地です。
市街地から15キロはなれた周りに何もない所にあるリゾートホテルですが、敷地が非常に広く、敷地内には田園が広がっており‼‼‼、隣には牧場があって牛さん達と出会えました。
一部屋で一軒家になっており、部屋の中も非常にきれいでした。これで1泊2000円以下なので驚きです。
ちなみに今回の旅ではほとんど一泊2000円以下のゲストハウスやホテルに泊まり、一番安い所では約400円でした。東南アジアは物価が安い、ということもあるのでしょうが、それにしても宿泊代は非常に安くて助かりました。

イサーンの旅を終えると、次は国境であるタイ=ラオス友好橋を渡り、ラオスへと向かいます。 ラオスは「日本の原風景」と言われることがあるそうですが、田園風景と山々の景色が非常に美しい場所です。

第3話へ続きます!

5件のコメント

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  1. タイと日本の基準がものすごく違うのだということがよくわかるレポートでした。
    国立公園は普通の公園、バスはトラックのようにしかみえませんが、こだわりのない、のんびりしたタイのお国柄がとても好ましく思えました。
    田園風景が広がり、隣に牧場があり、独立した部屋で、宿泊費が2000円以下とは、またまた驚きです。
    タイの牛さんは本当にゆったりとして、可愛いですね。
    タイに行きたくなりました。

  2. 待ってました!記事更新!
    今回もとても興味深いレポートでした。
    このバスは一回乗ってみたいかもしれない、、、。
    野菜と一緒に運ばれてみたいかもしれない、、、。
    そして、ホテルに帰ったら牛さんと戯れたい、、、と、
    妄想膨らむレポートでした。
    次回の更新も楽しみにしてます。

  3. リゾートホテルの敷地って、ホントに広いみたいですね。田んぼがあるなんて!ヤゴ(トンボの子供)とりしてた子供の頃を思い出しました。レポートを読んで
    「えっつ!ネクタイしているヤギに見えた。」
    東南アジアの牛さん、スリム。

  4. 牛サマディー on

    コメントありがとうございます!!

    匿名様
    日本はバスに電光掲示板、両替機、アナウンスなどあり、すごく便利なんだということに帰国して気付かされました。ただあのトラックにしか見えないバス(笑)は、乗りたい所で乗り、降りたい時に降りることができるという点では地元の人にとって便利なようです。

    stella様
    窓がないので、風を感じることが出来てとても気持ち良いです。ちなみに、トゥクトゥクという窓がないタクシーもたくさん走ってました。

    チワ様
    確かに、!!画像見直して見たら牛さんとてもスリムですね(゜ロ゜)
    カメラを向けたら、物珍しそうにみんながこっちを向いてきたのは面白かったです。

  5. 適当に指さしたら、アイスコーヒーが出てきた・・・というお話には、私、いきなり笑ってしまいました。そう言えば、私のお友達がこう言っていたことを急に思い出しました、その女性はなかなか英語がマスターできず、英語圏の国で、コーヒー下さいと英語で注文すると、コークが出てきて、で、コーク下さいと言うと、コーヒーが出てきたって。

    国立公園というから、さぞ立派なのかと思いきや、お写真を拝見して、私も拍子抜けしてしまいました。でも、なんか楽しかったです。

    驚いたのは、バス! 「なにこれ~~~~~~~!」と思ってしまいました! もっと大型のバスなら、人間と一緒に野菜や果物が詰め込まれるのですね。この感覚にも驚きました!

    でも、その後の庭園やヤシの木、田んぼ、牧場っぽいお写真を拝見していくうちに、なんと申しましょうか、自分が遠いところから来たような、なんかそんな感覚を味わいました。今、とても不思議な気持ちでいます。素敵なレポートをありがとうございました。

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