シャンティ・フーラのブログ

2015年6月20日 の記事

【特別企画】安心・安全な農産物を作る農園へ
 vol.2 藤井農園さん ~土にも休息を~

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レポート作成協力:かんなまま様

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-キャベツのとうが立った後のつぼみをぽきっと折っていただく!

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-生で食べると甘いこと!感動!(by 参加者全員)

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-歩きながら畑を見る。そこが畑かわからないほど草と菜の花だらけ。

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-菜の花はブロッコリーやからし菜、キャベツ、大根などの花。
花の色、形が少しずつ違って咲き誇っている。

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「もともと菜の花を咲かせる植物はミツバチに交配してもらい 種を結実させるためきれいな花を咲かせるんです

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慣行農法の畑では、主に化学肥料(窒素、リン酸、カリ)を多く投入し、畑から多くのものを収奪するのでミネラル欠乏となり、それが主な原因で色々な病虫害が発生します

「人のサプリメントと同様、土にもいろいろなミネラル剤が投入されていますが、なかなかバランスをとることは難しい。基本は堆肥等の有機物をとること。そして連作を避けて土地を休ませることです」

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「スイートコーンは風よけ虫よけ雨除けのためにハウスの中に植えます。ピーマン、パプリカも同じ理由でハウス栽培です。
人の背丈くらいになって、長い期間、実をつけてくれます」

-立派な草がはえたこの畑はどうなりますか?

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雑草の生きるエネルギーを借りて土を耕します。人の背丈くらいまで雑草を生えたい放題にしておくんです」

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「そして雑草の種が結実する前に刈り、すき込まずにそのまま敷草(マルチ)にしますOLYMPUS DIGITAL CAMERA

「土がよくなると異常気象、日照不足の時にも、それほど落ち込まずに収穫することができます」

「台風などは予測がつくので、その季節は風当りなど植える場所を考えればいい。でも対応、準備には時間をかけます」

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【藤井農園】土の休息
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◆動画の要約

「ずっと10年以上土づくりをした畑では、大根、かぶ、人参などにはもう肥料はいらないようです」

「しかし、1年に2作作っていては土に負担がかかるから、半年は草を生やして休ませるんです」

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多くの場合、最初は耕起、連作、化学肥料、農薬によって土が壊れているからうまくいかないんです。堆肥や有機物を大量に投入し、雑草を生やし、土地を休ませて、それから始めれば、無農薬、無肥料の自然農法もできるんですよ。ものごとはなんでも一緒ですけど、最初に動かすにはエネルギーがいるんです」

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◆ スタッフの感想 ◆

とうが立ったあとのキャベツのつぼみは、栄養分がそこに集中するので甘いのだそうです。ポキッと折れるところからがおいしいとのこと!

あまりのおいしさに1本では足りなくて、みんなでおかわりをいただきました!

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