シャンティ・フーラのブログ

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中西さんからの手紙と、竹下雅敏氏のコメントです

《竹下雅敏氏より》

中西征子さんから送られてきた文章がとてもおもしろく、皆さんの参考になると思い中西さんの承諾を得て公開することにしました。

文中の先回とは、2月8日にシャンティ フーラで紹介された樺井月姫様の絵で、今回2月11日の絵はヘイリー・ウィステンラのものです。中西さんはとても成長が早く絵にその変化が見えます。ただ現在は描くのに苦戦しており、楽に描けるようになるのに少し時間がかかるかも知れません。あともう少しで私が望む水準に到達すると思っています。才能が花開いてゆく様を見るのはとても嬉しいことです。

竹下 雅敏




竹下先生
2012.2.12
 いつも適切なアドバイスありがとうございます。


 物忘れの才能が早くから開花してしまっている私は、アドバイスを忘れないために個条書きにして目につく所に張りつけて、見ながら描いています。


 あまりにもアドバイスが的をついているので、毎回“ヤラレタ!”という感じで、“やっぱりそうだった…。”と納得がいくのですが、いざ描きはじめると仲々思う様にならず、悪戦苦闘しながら描いています。


 先回の細微でありながらしかも力を抜くという点がとても難かしく、これでもかという程描き込んでしまって硬くなってしまいました。先生に指摘されてみて、自分が客観性を失っていた事に気付かされました。


 今回、2月11日の絵から、画用紙を版画用 「BFK」という紙に変えて描いています。水彩で“スフマート技法”を使うために適した用紙だと感じています。驚いた事に用紙の波動自体がこれ迄よりもずい分と高いのです。そのためなのか水の吸い込みと発色がびっくりする位良く、これ迄の様に、紙への抵抗感というか、ストレスの様な感覚が無くなりました。こちらの思いを吸収してくれるという感じは、これ迄で始めてです。突然思いついて、“BFKさん”に話しかけてみると、返事がかえって来たのには、又驚きました。


 すべての物に、それなりの意識生命が宿っているという事を改めて感じています。
 妖精とか、動物、植物、細菌などとは、いつも会話をしますが、画用紙と話せるなどと思ってみなかったので、ビックリしました。


 感謝の思いを伝えるととても喜んでくれました。


 生物、無生物という境界は、人間が勝手に線引きをしてしまった結果であり、すべての物に意識が宿っているという事実を知ると、すべての物への愛を持つ事の意味の深さがわかる様な気がします。 


中西征子



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