前回からの続きです。
9.装飾作成の流れ
お花の加工が終わったら、次に装飾を付け足します。
まずは案を作り、竹下氏に意見をもらいます。
装飾案の一部(なんのことかわからない画像で失礼します…)
装飾案でOKが出たものは、竹下氏の直観を元に、色、位置、サイズなどを調整します。
竹下氏の調整は、画像ソフトで調整できる最小単位(1/100ミリ)まで、色はCMYKを1%まで調整が行われるほど細かいものです!
神は細部に宿る!
真の芸術は、一切の妥協がなく、実に精妙に作られていることを
数年のカレンダー製作で感じています。
さてさて、今年は、装飾の加工が増えました。
そのため、装飾のデータに関して、竹下氏が確認したWordファイルの総ページ数は、200ページにも及びました!
直観で値を出せるところは、竹下氏がすべて確認・修正済み!
変化していく様子をご覧ください!
10. 虹の装飾
お花が印象的な月。スタッフこじかは、「装飾なし」を提案。
すると、竹下氏からアドバイス。
「虹って、どうやって作るんだろう……」
画像ソフトを使いこなせていないので、まずは作り方からお勉強!
あとから問題点を改善しやすいよう、「1度描いて終わり」という作り方ではなく、数字で調整できる方法を探しました。
そして、複数案の準備完了!
竹下氏にチェックしてもらうと……
(左上の案に対し)
虹を時計の12時の位置から右にフェイドアウトしてください。
なるほどーーー!
カレンダーの日づけ部分に色が重なることが気になっていたのです!!
5つの案を作り、
竹下氏の確認の結果、右上のものにひとまず決定!
◇
ここからは、緻密な作業です!
虹の大きさ、7本の線を間隔、7色の色合いを決定し、
さらに、色同士をにじませ、背景色に馴染ませるため、
これらのデータをすべて竹下氏に確認してもらいます。
この月の装飾に関するデータは、Wordで全14ページ!
これだけたくさんのデータの確認でも、早々に返事が返ってきます。
もちろん、カレンダー製作と並行して、
竹下氏は毎日の時事ブログや映像配信の準備も行なっています。
11. 装飾の完成
すべての調整が終わると、
一体感のある、美しい仕上がりとなりました!
微調整を終えた後、毎回のように
「気の感覚で作るってすごい!」
と思います!
見直した時に「あれ? なんか変かも……」ということがないんです!
そのため、修正を繰り返すことがなく、作業がサクサクと進むのもすごいところ。
このようにして、装飾が無事完成!
カレンダーを見られる際、言葉やお花だけでなく、装飾部分も感じてみてくださいね!
次の作業は、文字色の選定です。
◇
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