Vol.26からの続きです。
ログ積み途中の雨対策
ログ材にはダボ穴・電気穴などがあけてあるので、できる限り積み上げ中のログ材が雨ざらしにならないようにと考えていました。
屋根ができるまでの雨対策用にと、家全体が覆える特大ブルーシートを事前に購入していました。1万円以上の高額ブルーシートです!
雨予報の前日、いよいよ特大ブルーシートの登場予定だったのですが、非常に重たい。ログ全体へかけるだけでも重労働になりそうでした。
職人さん曰く、ブルーシートのくぼみに雨水がたまると重量があるので水を抜くことができなくなるかも、と。ブルーシートは小さいものをたくさん使う方が軽くて、使い勝手がよいそうです。確かに!
職人さんのアイデアで、小さめのブルーシートを各ログ材の上にかけ、ブルーシートが足りないところは、テープ付き養生シートをログ材の上に貼ることにしました。
雨が止んだ後に行ってみると、風で養生シートが剥がれているところもありましたが、費用も抑えられる なかなかいい方法でした!
季節も関係するかもしれませんが、屋根や窓がなく風通しのよい状態なので、ログの中に入りこんだ雨水は短期間で乾燥するようでした。
◆あっという間に、ログ積み完了!
ログの積み上げ終盤では、10cm幅のログ材の上に職人さんが立ち、かけやで叩いてログ材を打ち込んでいました。
職人さんは身のこなしが軽やかで、あまり緊張をされていない様子でした。かっこいい職人さんたちです!
ログ材は大きな積み木をやっているような感じで、毎日 形が変化していき、どんどん家らしくなっていくので、日々 達成感のようなものがありました。職人さんたちも毎日のように「楽しい!」と言ってくださり、雨が降った日以外は休みなく働き続けましたが、疲労を吹き飛ばしながら作業ができました。
最後のログ材が積み上がったときは、感動的でした。
ログ建築の醍醐味のひとつは、自分たちでもできるログ積みだと思います。
ひとりや家族でゆっくりと、または友人たちとワイワイ積み上げるのも、それぞれに良さがあるのだと思います。
私たちの場合は、職人さんに手伝ってもらえて良かったです。良かった点は、
・短期間でログ積みが終わったので、木材の痛みや歪みが少ない。
・応援の日当はかかっても、工期が短縮できるのでコストダウンできる部分もある。
・内装作業は思っている以上に時間がかかり大変だったので、ログ積みで気力を消耗していなくてよかった。
・職人さんから、今後の作業で役立つノウハウをいただいた。
できる限り早く建築を進めたい場合、ログ積みの部分だけでもログメーカーや職人さんに協力してもらうのはオススメです!
特に、力が必要な箇所や高所での作業は、職人さんひとりで素人 5〜10人分くらいの仕事をされるように感じました。
なお、ログ材を発注した木材加工会社さんから「このサイズのログなら、4人でやれば2週間で積み上げられますよ」と言われていました。
しかし、職人さんが加わってから 1週間で積み上がりました!夫と私は補佐係だったことを考えれば、職人さんがどれほど尽力してくれたのかがよくわかります。
もしも夫婦ふたりでログ積みをやっていたら、工期は3ヶ月、いや半年は伸びていたんじゃないかと想像します。
◆気づき
作っていく中でわかったのは・・・
日曜大工もしたことがなく、体力もない私たちがはじめて挑戦するログにしては、サイズが大きすぎました(苦笑)
◆ お願い ◆
ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。
ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。