シャンティ・フーラのブログ

月別アーカイブ: 9月, 2017

Vol.40 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます ~軒天(2)~


Vol.39からの続きです。

杉板の張り付け方法

年末ごろ、ログの積み上げを手伝ってくれた職人さんから「少し時間が取れる」と連絡があったため、急遽 軒天を張ってもらうことにしました。

夫は、軒天周りの取り付け方法を「うまくいくか試してみないとわからない」と言って、職人さんが来られる前に、一部を取り付けて施工方法や仕上がりを確かめていました。

取り付けは、垂木に杉板をビスで固定します。
軒天の寸法に合わせて、卓上丸ノコで板の両はしを切断します。板は長いところで4mです。

注文していた杉板には、”本実目透し”という加工がされています。
板と板の間にあらかじめ隙間があり、木材が収縮しても隙間が目立ちにくいようになっています。また、Vの溝がアクセントにもなり、和洋どちらの住宅にもあうそうです。

板の凹の部分をビスで止め、次の板の凸で接合します。ビスの頭を隠して板を固定できるので仕上がりが綺麗です。

軒天の先端のあたりには、樹脂製の換気孔を取り付けました。

■ 住んでみて、夏に実感!

この夏「軒天換気孔をつけてよかった!」と夫が話していました!

お盆に実家へ帰ったところ、屋根からの熱をもろに感じ(2階が超暑いっ!)、ログハウスの室温の上がり方とまったく違うのを感じました。屋根の断熱材、空気層、そしてその空気が流れることの大切さを実感したそうです。

真夏に外の温度計が30度を超えているときでも、ログハウス内は比較的涼しかったです。 午前中〜15時くらいまではエアコンなしで大丈夫!(夕方になると室温と湿度が上がるので、カビ防止も兼ねて深夜までエアコンをつけました。)

軒天換気孔によって屋根裏の空気が流れるようになり、夏の熱い空気の停滞を防ぐことができます。また、屋根裏の内部結露の防止にもつながります。

屋根裏の空気層については「17年前に建てた小さな家のお話」の中で竹下氏もアドバイスされていましたし、以前話を伺った建築士さんも「かなり重要なポイント」と話されていました。

軒天の端には、巾木をつけます。
セトリング(ログ材の乾燥による収縮などによって、ログ壁が徐々に下がってくる現象)によって屋根もスライドするため、軒天の幅が微妙に変わります。

軒天とログの間に隙間をあけておくことで、屋根がスライドしても軒天の板を干渉することがなくなります。この隙間を巾木で隠します。

ログハウスのセトリング対策は、様々な箇所で必要でした。

◆ お願い ◆

ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。

ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

Vol.39 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます ~軒天(1)~


Vol.38からの続きです。

軒天用の杉板を塗装

ログの塗装以外にも塗装作業は、まだまだ続きがありました。

屋根下地の垂木と野地板が丸見えなので、軒の裏の天井部分(以下、軒天)に杉板を張ります。この杉板は、ログ材と一緒に注文をしていました。

■ 防火地域・ 準防火地域

我が家は防火地域 及び 準防火地域 の地域外だったため杉板にしたのですが、
建設場所によっては、軒天の化粧板を認定された防火構造材(ケイカル板など)にする必要があるようです。

板を張った後に上向きで塗装するのは大変なので、事前に塗装します。
最初に、廃材を利用して”馬(うま)”を作りました。

この馬に軒天用の板を置いて、塗装作業をしていきます。

板は1枚だと軽いのですが、4mある複数枚の板を、保管場所から馬へまとめて移動するだけで女性には一仕事でした。

日数をかけて200枚を塗装!

塗料は、ログ材と同じティックリラです。
はじめに木を保護する下地材を塗ります。下地が乾くまで、24時間。

下地が乾いたら、白色の塗料を塗っていきます。ログ材に塗った塗料はわずかにグレーが入った白色でしたが、軒天はパキっとした白色に決めました。

軒天用の杉板は、表面に加熱加工がされていました。この加工は、耐朽性を高め、板に艶がでて手触りがよいのですが…、困ったことに表面があまりにもつるっとしていて、塗料をはじいてしまい、全然 浸透しません!塗るのに時間がかかりました。
(本来、この加工があれば塗装不要だそうです)

1回塗りだと木目がくっきり見えるので、1日乾かしてから、もう1度 上から塗ります。

■ ちょっと失敗!

板の溝の近くも塗料を塗らないといけないのですが、この溝に塗料が少しでも入って固まってしまうと、施工時に板と板の張り合わせができなくなることに後から気づきました。水性のねばりがある塗料で、溝の中で固まりやすかったのです。

なお、溝の中で固まってしまった塗料は、カッターで削ぎ落としました。

日が当たるところで乾燥させ、帰宅時には雨が当たらないところへ移動します。
乾かす場所が必要なため、1日に塗装できる限度は20枚前後でした。

雨が少ない時期でしたが、1度だけ、乾かしているときに突然雨が降ってきて、乾く前の塗料がグデグデになったこともありました。

軒天で必要な板の枚数は、約200枚!!!
1枚の板に3回塗装!

今思い返すと「よく塗った!」と思います。
木材の出し入れや塗装作業で、ずいぶんと腕に筋力がつきました。

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時事ブログより、竹下氏のコメントを抜粋して紹介するコーナーです。
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竹下氏の鋭い直観と洞察をもとに
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注)コメントは抜粋です。全文はリンクを開いて参照してください。

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◇ 映像をご覧になった方の声 ◇
(たくさんの皆様からいただいた声より一部を抜粋しております)

  • 非常に面白い講義でした。 現代科学は事象を何とか理論で説明しようとして構築されたものなので、あくまでも「説(仮説)」なんですよね。うまく説明できればOKとされている世界なので間違いも沢山あるとは認識しておりましたが、まさか数学もそうだとは・・・。それだけ人類の知性が未成熟ということなんでしょうね。現象を色眼鏡をかけず見ることが大事だと改めて感じた次第です(人間関係と同じですね)。
    量子力学には興味があったのですが、小難しくて放置していたところ、非常に分かりやすく、論理矛盾も指摘しながらお話いただけたので非常に面白かったです。後半も楽しみにしています。 (地球に優しい方の微生物学者)
  • (前略) いかに地球人は、真実をベールで被われてきたのか、この世界は仮想世界なのかなと思ってしまいます。現代の科学者は、未知なるものに魅せられて、ロマンを追及しているところに面白さを感じ、自己陶酔しているようにも思えます。
    わたしたち地球人の理解しえないことが、宇宙には膨大にあるんだろうと思います。もっと真実を知りたいです。 後半も楽しみにしています。 (Peony)
  • 途中でこんがらがって集中力が切れそうになりましたが、 アンサイクロペディアのところで、 なんとか持ち直しました。
    サーンキャ哲学のところで、 現代物理学は五大の風と空に到達していない、と ゆうてはったように思います。 高い予算で研究するより、高い意識レベルになるように 物理学者の皆さんには頑張って瞑想してもらう方が いいように思いました。
    ボソンと出てくる、ウィークボソンがかわいくて好きです。 (まゆ)
  • 現代物理学の矛盾と真相が垣間見えたような気がしました。普通は物理学、数学などは頭がついていかないのですが、竹下様が様々な資料をピックアップしておしえていただけるので、なんか楽しく現代物理学の最先端の理論を学ぶことができました。(以下略)(nakamiti)