レポート作成協力:かんなまま様
-キャベツのとうが立った後のつぼみをぽきっと折っていただく!
-生で食べると甘いこと!感動!(by 参加者全員)
-歩きながら畑を見る。そこが畑かわからないほど草と菜の花だらけ。
-菜の花はブロッコリーやからし菜、キャベツ、大根などの花。
花の色、形が少しずつ違って咲き誇っている。
「もともと菜の花を咲かせる植物はミツバチに交配してもらい 種を結実させるためきれいな花を咲かせるんです」
「慣行農法の畑では、主に化学肥料(窒素、リン酸、カリ)を多く投入し、畑から多くのものを収奪するのでミネラル欠乏となり、それが主な原因で色々な病虫害が発生します」
「人のサプリメントと同様、土にもいろいろなミネラル剤が投入されていますが、なかなかバランスをとることは難しい。基本は堆肥等の有機物をとること。そして連作を避けて土地を休ませることです」
「スイートコーンは風よけ虫よけ雨除けのためにハウスの中に植えます。ピーマン、パプリカも同じ理由でハウス栽培です。
人の背丈くらいになって、長い期間、実をつけてくれます」
-立派な草がはえたこの畑はどうなりますか?
「雑草の生きるエネルギーを借りて土を耕します。人の背丈くらいまで雑草を生えたい放題にしておくんです」
「そして雑草の種が結実する前に刈り、すき込まずにそのまま敷草(マルチ)にします」
「土がよくなると異常気象、日照不足の時にも、それほど落ち込まずに収穫することができます」
「台風などは予測がつくので、その季節は風当りなど植える場所を考えればいい。でも対応、準備には時間をかけます」
【藤井農園】土の休息
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◆動画の要約
「ずっと10年以上土づくりをした畑では、大根、かぶ、人参などにはもう肥料はいらないようです」
「しかし、1年に2作作っていては土に負担がかかるから、半年は草を生やして休ませるんです」
「多くの場合、最初は耕起、連作、化学肥料、農薬によって土が壊れているからうまくいかないんです。堆肥や有機物を大量に投入し、雑草を生やし、土地を休ませて、それから始めれば、無農薬、無肥料の自然農法もできるんですよ。ものごとはなんでも一緒ですけど、最初に動かすにはエネルギーがいるんです」
◆ スタッフの感想 ◆
とうが立ったあとのキャベツのつぼみは、栄養分がそこに集中するので甘いのだそうです。ポキッと折れるところからがおいしいとのこと!
あまりのおいしさに1本では足りなくて、みんなでおかわりをいただきました!
2件のコメント
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このシリーズめっちゃ面白いです!わざわざ取材に行ってご紹介下さりありがとうございます。
人間は自然のことを全く理解していないんだなぁとしみじみ感じます。雑草さえ役割があって、それをちゃんと理解して、少し人間がお手伝いすれば野菜は育つと言うことが分かりました。土や植物の声に耳を傾けることが大切ですね。いつか私もやってみたいです。
次回も楽しみにしています。
動画の中で、たそがれ金ちゃん先生が、炭素循環法のような質問をされて、そのようなことをしない方が土づくりには良い=フカフカの土になるのが早い、という回答をされていました。このことを知れてよかったです。
最初は、堆肥や牡蠣殻石灰、米ぬか等を多目に投入したとのことですが、もっと具体的に知りたかったです。土の表面にだけ施すのか?すき込むのか?スコップで穴を掘って入れるのか?トラクターを使うのか?クワだけで十分なのかなど・・・。
今、わずかに不耕起5年目の畝が残っていて、壊されてしまう直前で、それを阻止できるのかどうかの瀬戸際に立たされています。
1メートル掘り下げて木のチップなどを入れる炭素循環法をしようとしている主人に、頭の悪い私がどう説明したらいいのだろうか?という心配があります。
どの農法が良いとか悪いとかではなく、どうやったら楽しく喜んで農作業できるのか?
そういうことも、農家にとっては大切なことなので、トラクターや耕運機を使う方法を否定するわけではないのですが・・・。ユンボーやトラクターなどを中古であろうと購入するのは大変です。
10~20年かかると言われていても、フカフカの土を作るのに最短の方法であるならば、同じ道を歩みたいです・・・。