シャンティ・フーラのブログ

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[スタッフ日誌] 第353回 パータの庭便り91

皆様、こんにちは。
9月に入っても暑い日が続きどうなることかと思っていたら、大雨が降り、竜巻の被害も酷く、いつもと違う夏の終わりです。

小豆の花

我が家で唯一育てている大豆や小豆にとっては、開花時期に雨が降らないと実が入らないので、雨が降るのはありがたいのですが、降り過ぎは困りますね。

私は、母のこともあって気持ちが落ち着かず、今年はほとんど作物を育てていません。読者様の菌ちゃん畝では作物が育って実がついているとのことで、ちゃんと手入れをされているのだろうな、と思いました。
私が春に作った「土壌古墳」(菌ちゃん農法畝簡易版)にナスやキュウリ、トマトを植えてみましたが、ほとんど大きくならず、実もならず、でした。黒マルチをしなかったので、雨が少なくて土が乾燥して土壌菌が発生しなかったのだと思います。もともと真砂土を盛った土地を畑にしているので、作物を育てるのに適した畑の土になるには、もう少し時間がかかるのでしょう。また、かけた愛情が少なかったかも、と反省。

命相手の農業は、根気と見守りが大事だな、と思います。人間も同じですね。

【ハチの延命】

庭で経筋体操をしていたら、落ち着かなく動き回るキイロスズメバチを見つけました。羽ばたこうとしても飛び上がれず、調子が悪そう。
前回と同様、箸の先にハチミツを付けて、アジサイの茎にこすりつけると、勢いよくハチミツを吸い込み、落ち着いた様子になりました。その後のことは、わかりません。
ひと時でも、ほっとする時間を過ごせたのならいいな、と思うのでした。

【ヘクソカズラ】

あっという間に、あちこちで繁茂して茂みを作る厄介者のツタ植物です。
それでも、花はそれなりに可愛い。
驚いたことに、“ヘクソカズラの実は、しもやけ、ひび、あかぎれの薬に”なるとのこと!
また、「屁糞葛も花盛り」ということわざがあると初めて知りました。
世の中に不要なものはないのかも知れない。

【シンテッポウユリ】

花は美しいですが、しかし!
“在来種で九州南部や沖縄などに分布するテッポウユリと、台湾原産の外来種であるタカサゴユリの交雑種…環境省の「生態系被害防止外来種リスト」で「その他の総合対策外来種」に指定されており、対策が必要”なユリのようです。

私は、花のうちに摘んで飾るか、種をつける前に刈り取っています。
はびこるというのは、いい状況ではないですね…、人間でもあてはまりますね。

【今日の情報~(仮)死からの復活】

「ねえ聞いて~、悲しいことがあったの~~~」
「何があったんだい?」
「毎日(風呂の扉の曇りガラス窓に)来てくれていたヤモちゃん(ヤモリ)が死んじゃった~」

どうやら、真っ黒い水のマコモ風呂の中で、パータの足に何かが触れたようなのだ。
ゴミ取りネットで風呂の湯を何度もかき回すと、ようやく土座衛門となったヤモリが捕獲された。
パータは、その時の状況を説明した。

「お風呂のドアを開けた時、天井にヤモリがいてバサッと床に落ちたの。ヤモリと一緒にお風呂に入りたくなかったから、『中に入らないでね』と思って、電灯を消して戸を開けてゆっくりしてたの~。そしたら肩に何かが当たった! 気のせいだったかと思ってゆったりしていると、何かが足元に触れたのよ。一生懸命ゴミ取りネットをかき混ぜてやっと見つけたヤモちゃんは、ぐったりとして息がなかったの」
「そういうことだったのか。大丈夫だよ、そのうち生き返るから」

ヘコタが生き返ると言ったのには理由があった。

2週間ほど前の夜、ヘコタが風呂に入ってゴミ取りネットでマコモ風呂をかき回していると、気絶したヤモリが引っかかったのだ。ヘコタは「ムカデじゃなくて良かったなあ」と思いながら、ちょっとヤモリの身体に触れてみた。すると、ビクンとなってまた風呂の中に落ちていったのだ。

「まいったなあ~、またヤモちゃんと入浴か~。」

ヘコタは、数分ゴミ取りネットをかき回し、ようやく気絶したヤモリを再度捕獲した。今度は慎重に床の上に下ろして、「生きてるかな~?」と思いながらちょっと足をつつくと、ピクっとした。
「これは生き返るな」と思ってそのまま風呂から出た。
すると次の日には、ヤモリはいなくなっていたのだった。

さらにその数日後、風呂に入ろうとドアを閉め、服を脱いでいたところ、何かの気配がする。周りを見渡しても特に変わった様子もなかったので、気にせずに服を脱ごうとしたら、突然ヤモリがマコモ風呂の中に飛び込んだのである。
ヤモリはパニクって風呂の中を泳ぎ回っていた。ヘコタはすぐにゴミ取りネットでヤモリをすくい上げた。
ヤモリは逃げようとして、ゴミ取りネットの外側にへばりついた。そこからジャンプしようとする気配を感じたが、ヤモリの目の前はマコモ風呂の黒い水だった。
ヤモリはヘコタの方を見た。目が合った。「ひょっとして、助けてもらえるんですか?」とヤモリが言っているように感じた。
ゴミ取りネットをゆっくりと風呂の外にある石の上に置くと、ヤモリは石の上に移動し、しばらくヘコタの顔を見つめていた。

同じ個体かどうかはわからないのだが、ヘコタのこうしたヤモリとの出会いから、ヤモリは気絶しているだけで、そのうち生き返ると確信していたのだ。

「君の肩に当たったヤモリは、何処にいるの?」
「風呂場の外に出しているわ。様子を見にいこうよ」

ヤモリは、ゴミ取りネットと共に風呂椅子の上に置かれていた。ヘコタがゴミ取りネットを少し動かすと、ヤモリはビクッとして目を覚まし、そのまま夜の草むらの中に消えていった。

補足)ヤモリは急激な変化に対応できず、仮死状態になるらしい。

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パータ こと 泰子

[スタッフ日誌] 第352回 パータの庭便り90

皆様、こんにちは。
灼熱地獄かと思うくらいに、今年の夏は暑いですね。
皆様の体調は大丈夫でしょうか?

私は、濡らしたタオル地のヘアバンドを頭に巻いて暑さをしのいでいます。本当に暑くて体が火照る時は、バケツに1㎝位の水を入れて、足をつけると涼しくなり、よく眠れました。

数々の暑さ対策は、ぺりどっと通信18に詳しく掲載されておりますので、ぜひご覧ください。

ぺりどっと氏の近況ですが、
「水を入れた金属製の湯たんぽ(銅製、ブリキ製)を机の下に常時置いていて、その上に素足を乗せて涼をとっています。ちなみに水は取り替えず、夏の間ずっとそのままです。」
とのご様子。これは、簡単で確実に熱を取ってくれる方法ですね!

以前連載されていたぺりどっと通信は、面白く、役立つ情報が満載! 連載が再開されることを望みつつ、シャンティ・フーラの過去記事には、お宝がいっぱいですので、お暇のある方は、過去記事を読んで楽しんでみてください。

【バラ】

猛暑なのに、バラが蕾を付け、花を咲かせてくれています。これは、パータの庭便り65で紹介したバラ「メルヴェイユ ドゥ リヨン」です。
今年の1月に株分けして3鉢が生き残り、それぞれに花をつけてくれています。重曹スプレー(水1リットルに対して小さじ1杯の重曹)を1週間に1回スプレーすることで、黒点病の発生をかなり防げていると感じます。

ちなみに、2025シャンティ・フーラカレンダーの表紙になっている黄色いバラの苗は、その後枯れてしまったので、花との出会いも、一期一会。今を大事にしたいと思います。

【スズメバチを救命】

我が家の納屋の外壁の隙間に、キイロスズメバチが巣を作っています。
階段を上がったドアの前の小テラスの下が巣の入り口なので、人の歩く導線とはテラスで隔絶されているので、あまり危険を感じずに、納屋に出入りすることができます。

そのテラスに弱ったキイロスズメバチが落ちていて、動けなくなっていたので、ハチミツを与えてみました。2日間程生きて、壁にとまっていましたが、3日後には姿を見ることがなくなりました。働きバチの寿命は1か月ほど。それぞれに、一生懸命生きているわけです。

この動画で、スズメバチに刺される人と刺されない人の違いや刺されやすい色・動きについて教えてくれています。ハチに刺されたくない方はご覧ください。特に12分の所を見ると!「愛が一番」。

【集まるスズメ】

日暮れ近くになると、我が家の近くの電柱にスズメの群れが集まり、そこから山に向かって飛んでいきます。それが数回繰り返されるのです。
この写真だけで、100羽いるので、300羽以上が、山のねぐらの木に集まって一晩を過ごしているものを思われます。金色の稲穂が風にたなびいて美しい時期。スズメにとってひと時の楽園の夏だと思います。

【今日の情報~いただいたコメントに対して感謝】

いつも、私の庭便りを読んでくださり、ありがとうございます。前回の“庭便り”にもたくさんのコメントをいただきました。また、この場をお借りして、プレゼント企画のアンケート募集にて、多くのご意見もお寄せいただいたことへの感謝の気持ちもお伝えさせていただきます。いつも、シャンティ・フーラを応援してくださりご愛顧いただいて、感無量のパータでした。

いつも一人でパソコンに対峙していますが、その向こうに多くの読者様がいらっしゃると思うと、嬉しいと同時に気持ちが引き締まります! 私の経験が少しでも皆様のお役にたっているならば、本当に幸いです。

どうぞ、今後とも、よろしくお願いいたします。

ヤマ・ニヤマ(禁戒・勧戒)を心の灯台として一生懸命生きていれば、いつか人類に大きな覚醒がもたらされ、世の中がぐんと良くなると信じています。
1人1人がそんなに大きなことを成し遂げなくても、何かを大事にして、小さな喜びの輪を周囲に広げていって植物、動物を含めた周りが笑顔になり、それぞれから放たれる光が明るく強くなると、世界が変わるのだろう、と思っています。

まず自分を、そして、周囲の人々、生き物、事物を大切にしていきましょう。

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パータ こと 泰子

[スタッフ日誌] 第351回 パータの庭便り89

皆様、こんにちは。
猛暑から一転、日本中に雨が降りました。農家さんにとっては恵みの雨でもあったでしょうが、大雨による被害も出て心配なところです。
皆様のお住まいの地域は大丈夫だったでしょうか?

私としては、朝夕の庭や畑への水やりから解放されて、酷暑や睡眠不足からくる疲労も取れたと感じる日々です。今回、日本中に雨を降らして下さった“お天気の神様”に感謝しています。

さて、ご心配いただいたガラモンさんの肋骨骨折ですが、2週間経過したら痛みがかなり和らぎ、普段の生活を送ることが出来ています。
前回の記事に対しての皆様のコメントには大変感謝しています。慰められ元気も出ました。すでに同じような介護の体験をされている方もおられるわけで、誰もが通る道として、私もガンバルダしようと思えました。

人生は色々。どんな事態も学びと思って、日々感謝して過ごしていきたい。
身体の疲れが大敵です。皆様もお体を大切に、日々を過ごしてくださいますように。

【千日紅苗】

2年前に種まきして育てた千日紅。その花がらをトイレに2年間飾っていたのですが、種がボロボと落ち始めたので、これは!と思い、6月初旬にポットに種を埋めてみました。
そうしたら、全部芽が出て、今この状態です。

これからあちこちに植えるつもりです。霜が降りるまでは咲き続けてくれると思います。
花を育てるのは、気の長い作業です。

【スズメ】

我が家の玄米の餌場に集っていた数十羽のスズメたちが、8月末に稲の穂が出始めた途端、数羽が訪れるのみとなりました。ほとんどのスズメたちは、稲の育つ他の地域へ巣立って行ったのだと思います。うちで育ったスズメたちが、行った先で元気で過ごしているといいのですが。
今残っているのは、最近育ったであろう、まだ幼い感じがするスズメのみです。

貴重なスズメの巣作りから巣立ちまでのドキュメントの動画を見つけました。
小学生の“スズメの子育て研究”の記事も興味深いです。

最近、色んな生き物の数が少なくなっているのは、農薬や大気汚染が関係していると思います。この地球は人間だけの棲み処ではない。多種多様な生命が共存できる世界になることを願っています。

【インパチェンス】

2021年に種まきして2つだけ育ったインパチェンスが、4回の冬越しをして、今も咲いてくれています。
春先には、枯れたかと思うほどみすぼらしい姿になったのですが、見事に復活しました。
これからどれだけの期間、継続して生育できるでしょうか…。

【今日のお話~3種7種体癖のパータ】

2年前の記事で、母と再会したことを書きました。結婚に反対されて家を飛び出した後、私は両親とは折り合いが悪く、ほとんど会うことなく過ごしていました。小さい頃、暴言を吐かれ、今なら暴力に認定される体罰もありました。母から手紙で「当たってごめん」と謝ってもらったこともありますが、受けた傷跡が消えるわけではなく、苦手な母には会いたくないが本音。最後まで会わないという選択もありました。

しかし、父の死後、3年間ひとり暮らしをしていた母が、突然心臓が苦しくなり体調不良で余命いくばくか、との連絡があり、いてもたってもいられなくなりました。
死にそうになったという母は、病院に行かずにこのまま近所の人に助けられながら自宅で死にたいと言い出したらしく、介護申請して、ケアマネジャーさんのプランの元、訪問看護師やヘルパーさんの助けを受けながら自宅で生活し始めました。少し良くなったとのことで、急遽訪問して様子を見に行ったのでした。

最初に訪れた時は気丈な様子も見え、よくなるかと思われましたが、わずか2か月の間に、生活が自分で維持できなくなり、トイレに行く途中で転倒するなど著しく体力が低下。自力で食事を摂るのが難しくなり、ヘルパーさんが1日3回入っていましたが、尿路感染しておしっこが出なくなり、このまま家族が傍にいない状況での自宅療養は無理と母も納得して、救急車に同乗して、妹が近くに住む病院に連れていき、入院したのでした。余談ですが、救急車に乗った時、「コロナワクチンは受けていますか?」と聞かれました。

さて、甘いものが大好きだった母は、糖尿病になった後、インシュリンの自己注射をしていて血糖コントロールをしていました。糖尿病ではありとあらゆる臓器に弊害が出ます。感染しやすくなり、命の危険が増します。心臓、腎臓の機能低下、足の浮腫からくる壊疽で切断するかも、などの色んな危機を乗り越え、退院して老人ホームにめでたく入居できた母は、なかなかに打たれ強かったです。
私もその血を引き継いではいるので、良かったというか…、糖尿病にならないようにしたい。
私は見舞いに行っただけで、すべての対処は私の妹が行ってくれ、感謝しております。

さて、皆様、糖尿病にはなってはいけません!
日々の食事、運動、心のケアを大事にして、自分の健康を最大限維持してくださいね。

老人ホームでは、美味しい食事、安全が提供され、安心してまずまず幸せな1年間を過ごしていた母でしたが、転倒して寝たきりとなり、心臓機能が悪化し、認知症も進んで食欲が衰えてから2か月後に死去しました。

何度か息子と老人ホームに面会に行きました。息子に対してはとても喜びの表情を示してくれましたが、私に対しては、微妙な不愉快そうな表情もあり、最後まで本当に気持ちが通じ合ったという感覚は得られませんでした。それでも、私のことは「落ち着いたね」と言っていたそうで、以前の様に口喧嘩をすることもなく、穏やかに短い時間を共有できました。
何よりありがたかったのは、母が遺言として「お骨は拾わなくていい」としてくれたこと。お骨を拾わなければ、骨壺も墓もなく、後々の手間がかからないのです。

そんなとても合理的な5種体癖の母は、私のことは、「ぐず、のろま」と言っていました。色々と考え込んでしまう私と母では物事に対する速度が合わず、怒りに転じていたのだろうな、と今なら理解できます。「じゃま、あっちに行っといて」ともよく言われ、そんな親を嫌っていることが、3種体癖の私にとって、ストレスでした。

自分が被害を受ける相手を嫌うのは当然で、自分を傷つける人からは、距離をとるのが正解。ただ、弱った母を見捨てられず、母から逃げているのも嫌で、わざわざ母に対峙した私は、7種体癖だからなのか…正解だったかなあ…。

母が最期に会った時に言ってくれた言葉は、「こんないい子を育てられてよかったね」でした。
夫と結婚して、自分が受けた負のエネルギーを息子に伝えることのないようにと、ガンバルダしてきたつもり。息子はおっとりした優しい人になりました。

ちょうど雨が降って気温の下がった頃に、簡単なお葬式と火葬を済ませて母との別れもちゃんとでき、気持ちはすっきりしています。
日々の労苦は報われる日が来るので、何事もガンバルダと思う私は、7種体癖なのだ!

ちなみに、逃げてもいい!とも思います。

検閲マーク-小

パータ こと 泰子

[スタッフ日誌] 第350回 パータの庭便り88

皆様、こんにちは。
自公が負けた参議院選挙も終わり、トランプ関税が15%になるのはいいがスゴイお金をアメリカに貢ぐことになるらしい日本は大丈夫なのか?
また今年は雨が降らないカラカラの陽気が続き、特に日本海側での雨不足が深刻とのことで、秋にお米が十分に採れるのか、と心配の種は尽きません。
先行き不透明な日々ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

私は、蓄電池設置のおかげで電気代をあまり気にせずエアコンを使えるので、28℃くらいの室温の中で夏バテせずに過ごしています。また、7月の初めに草刈り作業をして一度しっかり汗をかいて、汗を出せる身体になったのも良かったようです。

さて、1か月ぶりの投稿でして、大変にご無沙汰しておりました。この1か月間は多くの出来事があり、忙しくしていました。前回の庭便りに書いたように、7月は私にとってはターニングポイントとなりました。

まず、例の7月5日は、我が家にとってはガラモン事変の始まりの日でした。
詳しくはおいおい書いてまいりますが、寝たきりで体調の悪かった実母も先日死去しまして、その対応にも気ぜわしくしていました。

何かと気が休まらない毎日が続いていたのですが、今はやっと日常に戻れたかな、というところです。人生色々ですが、明るく前を向いて過ごしたいところです。

【月下美人か?】

7月12日、満月の翌朝、ガラモン家の植木鉢に水をやっていると、サボテンの様な植物に白い花が咲いていました! 綺麗と思って撮影。
調べてみると、月下美人に似た孔雀サボテンの白花らしい。

翌日には赤い孔雀サボテンも咲きました。
紅白の花を見ることができ、先行きの明るさも感じたのでした。

【補色のカマキリちゃん】

今年は、あまりカマキリの姿を見ません。
この子は、うちで順調に大きくなった1匹のカマキリちゃんです。
赤色の愛車に佇んでいて、カメラを取りに戻る間、待っていてくれました。

【赤カブの花】

冷蔵庫の野菜室に、見過ごして食べる時期を失い、硬くなって本来なら捨てられる運命だった赤カブがあるのを発見しました。葉っぱが出ていたので、試しにと植木鉢に植え日陰で育てたところ、あっという間に株を伸ばして、現在も花をつけ続けています。
お味噌汁の具材に使っています。

【ガラモンさんの肋骨骨折の顛末】

ガラモンは強かった。

94年生きてなお、自分の足で歩き、介助なしで食事を摂り、トイレに行き、布団を整え、洗濯物を畳み、お風呂にも入ることができ、1人暮らしを謳歌しているガラモンなのであった。

目の前には幼少期の風景が克明に浮かび、部屋の中にいるという誰かと大きな声で会話している。
昔の記憶は鮮明に蘇り、物語の様に話すことができるのだ。
だが、5分前のことは忘れてしまう。
今日が何月何日の何時かはおかまいない。
自分の目が醒めた時、調子が良い時に、ベッド上で新聞を読むのが楽しみだ。
冷蔵庫の中にある好物のお菓子を食べ、夜には食事も運ばれてくる。掃除・洗濯からも解放されて、生活に心配なく、自分の建てた家でのんびりと過ごしている。

元気な時は、遠くないところで気の向いたところに赴き、これまで何度もこけてあちこち打つも軽傷で済んできた幸運なガラモンさん。
傷が治って身体が軽くなれば、若い時の自分の気分でそこら辺を歩きまわっていたのだ。

しかし、使い続けたガラモンさんのお尻に異変が生じているのをパータが発見したのが、かの有名な7月5日だった! 便もれとそれによる肛門周囲の皮膚の発赤やただれによる痛みで苦しんでいた。
パータは毎日お尻を洗って薬を塗り、酪酸菌の錠剤を飲ませる等の諸対策を施し、お尻周辺の症状が落ち着いてほっとしていた13日の夜、ガラモンさんが転倒したのだった。

夕食を持って行った時、珍しく薬を持参し忘れ、ログハウスに取りに戻り、もう一度ガラモン家を訪れると、ガラモンさんの姿がない。
耳を澄ますと、「うん、うん」と唸り声が聞こえ、隣の部屋の縁側で仰向けに倒れて動けなくなっているガラモンさんを発見。
「こけたんじゃ、ここが痛い」と左脇腹を示すガラモンさん。

35㎏の身体は軽い方とはいえ、私1人では動かせない。夫を呼びに戻り、2人でガラモンさんの体を起こし立ち上がらせベッドまで10歩程歩いて横になってもらうが、痛みが酷くてベッドの上で脇腹をさすって痛がり続けていた。

これは、肋骨の骨折かヒビか、良ければひどい打ち身。
日曜日の夜でもあり、22時に訪問看護師さんに連絡を取り、翌朝来てもらうことにして様子を見ることにした。気になって眠れぬ夜を過ごしたパータ。
夜中に2度ガラモンさんの様子を確認し、補水ゼリーを飲ませて脱水の予防にも努めた。驚愕したのは、夜中の3時に行った時、ガラモンさんが自力でトイレに行っていて、電気を消し、開けていたドアも閉めていたこと。あの痛みでどうやって動いたの?
ともあれ、無事朝を迎えることが出来たのだった。

翌朝、訪れた訪問看護師さんと相談して、訪問診察医のいるホの口病院を受診することになり、痛がるガラモンさんを何とか立たせて、夫の介助の元私の車の助手席まで歩いてもらい、無事に乗り込ませることが出来て、まずは関門突破。

念のため入院の支度もして、車で25分のホの口病院をめざす間、何事もなかったかのごとくゴキゲンのガラモンさん。肋骨骨折は座っているとあまり痛くないのは、私も経験済み。

病院について、まずまずスムーズに車椅子に移動でき、毎月1回ガラモン家を訪れて下さる訪問診察医師にすぐ診てもらい、コルセットを巻いてもらったらかなり楽になった様子。
そして、レントゲン、CT、心電図検査など受けてわかったことは、左肋骨10番骨折と心臓機能のかなりの低下だった。寄る年波に勝てずということか。
そして、肋骨骨折は「時間が薬」とのことで、帰宅OKになり、もう一度車に乗ってもらって無事帰宅したのだった。

車を降りたガラモンさんに、「お疲れ様」と言うと…
返った言葉は、「楽しかった!」だった。

竹下家の血筋は、逞しいのかも知れない。

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パータ こと 泰子

[スタッフ日誌] 第349回 パータの庭便り87

皆様、こんにちは。
日々、シャンティ・フーラをご愛顧いただきありがとうございます。
早くも梅雨が明けてとても暑い日々ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

まず、この場を借りて、お伝えしようと思うことがあります。

いつも私の記事を読んで下さり、またコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
シャンティ・フーラにお寄せいただいたコメントやご意見・ご質問については、私と夫は(ほぼ)全部に目を通しております。
1つ1つにご返事できないのが心苦しいのですが、皆様がシャンティ・フーラに関心を持っていただいていることに、心より感謝しています。
一緒に良い世の中になるよう、邁進してまいりましょう。

さて、この世の中が色々と騒がしく、イランとイスラエル問題、ガザの状況など、気にかかる問題が多くて、日々の情報収集が追いつかないです。
参議院選挙も近付いており、この7月は日本のターニングポイントになりそうです。
地震も頻発していて、いつ何が起きるかわからないからこそ、心身ともに穏やかに過ごしたいと思う毎日です。

ちなみに、私は、練堂塾の動画を知ってから、元気になりました。夫が不調の時、私はあちこちの硬結を骨から引き剝がすように揉むのですが、その方法によく似ていて、もっと精緻でした。
練堂先生の教える方法には即効性があり、なおかつ自分でも出来る簡単な手技。これは凄いと思うのです。

何より大事なのは、よく噛むこと(1口47回)。よく噛むようになってから、私の顎関節症が改善し、気温、気圧の変化に弱い自律神経失調症的な症状や目の疲れ眩しさがずいぶんよくなりました。

自分の健康は自分で守る
自分の身体を大事にし、日々の暮らしに感謝して過ごしたいと思っています。

【百合】

今年は百合の生育がいいのです。
株の根元に直射日光が当たらない、西向きの半日陰地にプランターを設置したら、とてもよく花がついています。
何事も適材適所だな、と実感です。

【アジサイ】

今年の春、新芽が出た後に氷点下の日があり、花芽が枯れて花が少ないのです。

それでも、ダンシングパーティとヤマアジサイは、花をつけてくれました。

【シャコバサボテン】

季節外れの花が咲きました。シャコバサボテンは、雨のかからない所に置くと良く生育するという当たり前の事実に昨年気付きました。

【今日の情報~テラス工事】

10年来の夢が叶いました。
2001年に愛犬プータンの過ごす場所として夫が施行したテラス(材料費10万円)が、20年以上の時を経て、新品に生まれ変わったのです。

プータン亡き後の10年間、作り替えたいと思いながら、良い施工業者が見つからず、ほったらかしの時が経っておりました。

しかし、蓄電池設置を機に良い大工さんと出会うことができ、ヒノキの材でテラスを作っていただきました。

また、洗濯物を干すのに便利なテラス屋根を取り付けたので、雨の日もかなり安心。
玄関前のテラスの手すりを切断して、新しいテラスに直接移動できるようになり、洗濯物を干して取り入れるのが大変便利になりました。

トイレ、お風呂が外付けで、納屋が3棟ある我が家。何やかんやとログハウスから出てあちこち行き交わなければなりません。マンション暮しなどから比べると不便な生活かも知れませんが、毎度外に出て自然に触れあえるという、贅沢な空間でもあります。

我が家の電線に巣立ちしたツバメが集まって幼稚園状態!

お米を食べにくる50羽近くのスズメがうるさいほど鳴いていて、草花や鳥たちと交流できる我が家は、まあまあ、天国に近い所なのかも知れません。

検閲マーク-小

パータ こと 泰子

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