今年から大学生になった牛サマディー様が、長い夏休みを利用して、東南アジアを旅行されたそうです!
竹下氏の講話の中でも「若いときに、異国の地を旅すると良い」という話がありました。
【参考】東洋医学セミナー雑談集 第7回より、竹下氏の講話 一部 抜粋(2003年6月収録)
この前(息子に)言ったのです。(中略)
「16歳になったら、ひとりで40日間くらいインドに行ってこないといけない」
うちの16歳の通過儀礼です。
ニューヨークなどの危ない都会ではなく、非常に貧しいところ。日本とあまりにも環境が違うところ。そういうところに、僕は放りだすつもりなのです。そうすることで殻が破れるのです。
この世界は、まったく違う世界がある。私たち日本人はものすごく楽に生きている。甘えている。
インドなんていうのは、食べるものがなくて、物乞いをしているような国なんですからね。(以下続く…)
実際に、若者が1ヶ月のひとり旅に出て、どのようなことを見て、触れて、経験されたのか?!
旅の報告をいただいたので、それをシャンティ・フーラサイトでも紹介させていただきたい!とお願いして、牛サマディー様に旅行記を書いてもらいました。
4回に分けて紹介いたします!
こんにちは、牛サマディーです。
夏休み期間中に、約1か月間タイとラオスを一人旅してきたので、そのことについてレポートさせていただきます。
ルートは上のように、バンコクを起点としてタイとラオスを反時計回りで周りました。
タイの首都バンコクに3日間滞在した後、イサーン(タイの東北部)を約一週間かけて数か所周りました。
イサーンに到着してすぐに、問題が発生しました。
GoogleMapで表示されているホテルの場所に、ホテルが・・ない( ゚Д゚)!!!
よく見るとGoogleMapでは横断歩道の真ん中にホテルがあると表示されているので、そんな所にホテルなどあるはずもなく・・。
一応その横断歩道を何度も往復してみましたが、周囲にそれらしき建物は見当たりません。
真夏の炎天下、汗をダラダラ垂らしながら、当てもないホテル探しの旅が始まりました。
1時間程たったころでしょうか、「Tourist Hot Line」と書かれた看板が目に飛び込んできました。
ガイドブックには載っていないのでそんな施設があるとはつゆ知らず、まさに青天の霹靂でした。
中に入ると、中東系や西洋系のスタッフが数名いました。タイ人で溢れている外界とは異次元の空間に入ったような感覚でした。
ホテルの場所を尋ねるとすぐに地図を取り出して場所の説明をして下さり、嬉しいことにホテルは徒歩5分位の所にあるとのことでした。GoogleMapで表示されていた場所とは全然違う場所でした。
ホテルの目の前には毎朝朝市が開かれる施設があり、朝食も購入できます。
無事ホテルに着いた後、近くのレンタルサイクル店へと向かいました。
自転車は小回りが利いて自由に動き周れるし、異国の地を自転車で周るのは面白そうだと思ったので、あらかじめレンタルサイクル店に行くことだけは決めていたのです。
地図通りの場所へ行くと、そこはどう見ても店ではなくただの民家でした。
窓から男性が「Japanese?」と聞いてきたので、「Yes」と答えると奥の方から40~50代くらいの女性Yさんが出てきて、いきなり日本語で話しかけてきたので驚きました。
タイ人男性と結婚してレンタルサイクル店を営んでいる日本人の方で、とても明るくステキな方でした。
サイクリングから帰ってくると有難いことに、ドライブと食事に誘ってくださり、Yさんご家族一行に同行させていただくことになりました。
その日はYさんの誕生日で、車に乗ると中学生の息子さんがサプライズでYさんの好きな曲ばかりを集めて作ったCDを流し、とても喜ばれていました。
とても仲の良さそうな家族でした。
レストランではカエルのから揚げという衝撃的な料理をいただきながら、楽しく会話をしました。 ちなみにカエルのから揚げ、美味でした(゚∀゚)
別の町ではバッタのから揚げにも挑戦してみましたが、これもまた見た目に依らず美味でした。
その町には3日間滞在したのですが、Yさんご家族には色々な形で3日間お世話になり、非常に感謝しています。
Yさんとは、その後もSNSで交流が続いています。
予想外の出来事の連続で、とても面白かったイサーン初日でした。
第2話へ続きます!