シャンティ・フーラのブログ

アーカイブ: カレンダー制作秘話

シャンティ・フーラカレンダー2017は こうしてできました!
~2.竹下氏のデザイン監修~

竹下雅敏氏が監修した、
美術品と言える 優美なカレンダー
ができました!

現在、カレンダーは印刷をしているところです!
販売開始の前に、制作の舞台裏を紹介します!

前回からの続きです。

1.背景色の指定

(1)背景色のサンプル作成

まず、スタッフが数種類の背景色のサンプルを作ります。

7月のカレンダー

7月のカレンダー

(2)竹下氏のCMYKの値の割り出し

それを参考にした竹下氏から『背景色として、CMYK=2:50:0:12のものを作って送って下さい』というFAXが届きます。竹下氏は背景色のCMYKの値を直観で割り出します!

FAXに書かれているCMYKの背景色を作り、それを確認のため竹下氏へ送付します。

CMYK=2:50:0:12の背景色!

CMYK=2:50:0:12の背景色

竹下氏は カラーチャートなどを見ながら色を考えているのではなく、直観でCMYKの値を出しているということでした。「背景色を決めるのは、1分かからないくらいで出している」とのこと!ほとんどの場合、1回で背景色が決まりました。

デザインをするときに、背景色を決めるのは時間がかかるところです。
スタッフが何時間もかけ、その後も何度も変更しながら制作するのに対して、
竹下氏はわずかな時間で、お花を引き立てる美しい背景色を出してしまいます。

天才と凡人の差の大きさに、驚がくしました。

2.お花や枠線の指定

(1)お花のデザイン指示

背景色が決まった後、竹下氏よりお花の大きさの変更指示がありました。

『”花の中心”をほぼこの位置にして、花の花弁がカレンダーの対角線に接するように拡大してください。』とメリベにも分かりやすい絵付きのFAXです。

この月は、お花のサイズの指示でしたが、お花の角度や切り取る位置などの場合もあり、それぞれに微細で明確な指示がありました。

(2)枠線のデザイン指示

次に、枠線を変更した方がよいとのことで、いくつかの案を作り竹下氏へ送付しました。

making06

サンプルを確認した竹下氏より、枠線の形の選択と、その枠の色のCMYKの指示がありました。

making07

ひとまず、これでお花と背景色のデザインができました!
(言葉を組み込んだ後に、デザインの微調整がありました)

次に、カレンダー部分の文字色を決めていきます。

次回へ続く

■ インフォメーション ■

カレンダーの販売開始は、11月下旬を予定しています!
もうしばらくお待ちください。

シャンティ・フーラカレンダー2017は こうしてできました!
~1.準備と最初のデザイン~

竹下雅敏氏が監修した、
美術品と言える 優美なカレンダー
ができました!

現在、カレンダーは印刷をしているところです!
販売開始の前に、制作の舞台裏を紹介します!

1.素材の準備

ミーティングでカレンダー制作が決まり、社内の調整を行った後、昨年同様 時事ブログ はっち編集長に、時事ブログからカレンダーへ掲載する言葉の抜き出しをお願いしました。

また、パータさんの撮影された写真を選定し、こちらもはっち編集長に背景画像の切り取りをお願いしました。

making01

しばらくして、はっち編集長からお花の周りの影なども丁寧に取り除いた写真が届きました。

2.デザイン

(1)写真の準備

はっち編集長に切り取ってもらったお花データを元に、スタッフこじかがデザインしていきました。

表紙+12ヶ月のカレンダー+裏面を、約2週間かけてデザインしました。

最初のデザイン案

最初のデザイン案

(2)竹下家の意見

この案を見た竹下家からの意見はこちら。

『花と同系色の背景なので、花が沈んでしまっている。
花の一部の色を使って、背景にするのは無難だけれども、花が浮き立たず、美しくならない』

この意見を元に、背景色の一部を修正してみました。しかし、うまくできず…。

そのため、竹下氏が色のCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー 、ブラックの4成分によって色を表す)の値を直観で割り出すことになりました。

次回へ続く

■ インフォメーション ■

カレンダーの販売開始は、11月下旬を予定しています!
もうしばらくお待ちください。

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