日本史講座 第7回(前半)平安遷都と神々の守護体制

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桓武天皇は平城京を廃して長岡への遷都の意向を告げたのち、同年11月に早くも長岡へ移っている。これは井上内親王の祟りを、本当に恐れていたからだと思うのですね。できるだけ早くそこを逃れたかったということでしょう。
785年、造京責任者・藤原種継が射殺されます。犯人グループの中に弟の早良(さわら)親王がいたということにされ、激怒した天皇は親王を淡路へ島流しにし、親王は無罪を主張して食を絶ち、淡路へ行く途中で衰弱死した。どう考えてもこれは陰謀なわけです。
異変は数年後にはじまります。788年、桓武天皇の夫人の旅子が病死、翌年実母の高野新笠、翌々年には皇后の藤原乙牟漏(おとむろ)、夫人の坂上春子と次々に死んでいく。巷では、天然痘による多数の死者、天候不順による凶作、大洪水が起こり、そして、安殿皇子が原因不明の病で危篤になった。桓武天皇は非常に祟りを恐れたのです。それで長岡京を破棄して平安京に遷座する。早良親王の怨霊から逃れるために遷座したということで、これは間違いなくその通りです。

【概要&目次】

これまでの講義ではまだ最終的な説明をするのに必要な登場人物が揃っていない。その登場人物を追っていく中で、歴史学者が分からない謎が明らかになっていく。歴史の経緯が現在起こっていることに非常に大きな影響を与えている。

1.光仁天皇の即位(0:00)

・光仁天皇と井上内親王の結婚
・凡庸を装うことで難を逃れる
参照≫アンサイクロペディア「光仁天皇」はアル中?
・吉備真備の政界引退
・称徳天皇崩御と天武王朝の幕引き
・中西さんとせれなさんのイラスト(聖武天皇、光明子、称徳天皇、酒人内親王)
・霊的な本名と現在の名前は違う
・余談)中西さんのイラスト「スザンナ様」
・かわいい称徳天皇と家臣の恋愛(NHKのドラマ)


2.桓武天皇の即位(19:19)

・継承権のない天智系桓武天皇を即位させる藤原是公の陰謀
・次々に起こる天変地異
・なぜ長岡京へ遷都したのか、その理由
・あまり歴史で言われないこと(33:33)
・文献)逆説の日本史 井沢元彦著 怨霊説
・桓武天皇の陰謀
・藤原家のグループは…の天才
・ヤフーの知恵袋に掲載された正確な歴史認識


3.風水の都平安京(48:52)

・怨霊を封じる風水の都平安京
・参照≫「エクソシスト」について。(光の海から)2月19日のヴィジョンと竹下氏による解説(2011/2/24
・京都神護寺と将軍塚(坂上田村麻呂)
・鬼門の護りは逆配置
・天台と真言の密教による平安京の護り
・八方位を守護している神々
・風水だけでも意味がない
・平城京で圧勝した八幡神が、なぜ平安遷都を許したのか?


4.鴨氏と密教による京都の護り(1:17:27)

・大物主の系図
・中西さんとせれなさんのイラスト(賀毛都美良姫命、三穂津姫、生玉依姫、玉櫛姫、美炊屋姫、…)
・参照≫せれなさんのイラストがどれぐらい似ているか?(光の海から)3月6日のヴィジョンと竹下氏による解説(1) (2011/3/13)
・丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)の波動
・空海を高野山へ導いた神について


5.講義の訂正(1:30:15)

・藤原種継暗殺事件(785年)の発案者の訂正
(日本史講座第8回冒頭より)


【キーワード】
伊勢神宮、称徳天皇、吉備真備、天武系、天智系、高野新笠
皇位継承権、女系天皇、
長岡京、風水、陰陽道、密教、平安京、
怨霊、天変地異、
藤原種継、暗殺、桓武天皇、陰謀、冬至線、夏至線、比叡山延暦寺、高野山金剛峯寺、霊導、
藤原是公、藤原是公、藤原薬子、
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めぐみちゃん、
鴨建祇命、空海、狩場明神、神明、八幡、春日
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2件のコメント

  1. 参考になった(1)

    歴史の真相は、誰が一番得をしたかを考えると明白になるというのは、社会科学で用いられる考え方の一つです。だが、暗殺事件の真相究明のために、事件前後の容疑者のカルマを調べたり、第6回(前半)の講義にあるように、当事者間の相手に対する好意を調べたりするのは、画期的な方法だと思います。これらの方法は、歴史研究に限らず、さまざまな事件の真相究明に有用だと思います。

  2. 参考になった(0)

    藤原氏というのは現代のヤクザとあまり変わらないですね!でもその策謀、陰謀に乗るのもどうかと思いますが、、、。神々の守護があって平安京がなんとか立ち上がって良かったと思います。江戸時代以降、織田信長も京都の守護に加わったというのが大変興味深いです。