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宗教学講座 初級コース 第120回 密教(宗教の混沌)

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僕の感想というかまとめという形でお話ししたいと思います。 インドのヒンドゥーの聖地バナラシの沐浴場。ヒンドゥー教徒であると、一生に一度はここに来て沐浴したいと思っているようです。実は同じ場所なのですが、沐浴をするそのすぐ隣で死体を焼いていたりする。ここで死んで死体を焼いてもらって灰をガンジス川に流してもらえると天国に行けると信じられているのです、信仰として。それでそれを望んでいる。そういう言い伝えによって是非ここで灰を流してもらいたいと思っている。 イギリスが統治したときに、あまりにも非近代的でグロテスクなのでやめさせようとしたんですが、現地の人たちの反対が強くてできなかった。 「密教」の著者松永有慶さんは、宗教の良い面を見て評価するという態度の方なので、マイナスの面があるにしてもその中にプラスの面があって、プラスの方向で悟った人もいるはずだという観点から本が書かれているわけです。肯定的な見方をしているのですけれども、僕はどちらかというと否定的に見ているわけで、これはこれまでの霊的な秩序の混乱というのがそのまま出ていると思うのです。インドの国の中に、そして世界の中に表れているんだと思うのです。

宗教学講座 初級コース 第119回 密教(金胎不二)〜数学的観点から見たもの〜

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前回は抽象的に金剛界と胎蔵界のマンダラの構造的関係がホログラムとフィルム、出てくる映像、そういう関係ではないかと表現したわけですけど、今日はもう少し具体的に見ていきたいと思っています。 漸化式:f(Z)=Z^2+c,(※^2は2乗を表す)、Zo=0 複素数の漸化式に次々に代入していくと、どんどん値が変化します。それを反復していくと「c」の値によっては複素平面上で無限の方に画面から消えてしまうものもあるんです。けれども消えないもの、無限大に発散しないという条件を満たす「c」全体が作る集合が、不思議なことに「やつ(マンデルブロ集合)」になる。 これはものすごく不思議で、誰も知らなかったわけです。 マンデルブロ集合の動画で、どんどん拡大していくと、宇宙のようなものが現れて最後に「やつ」が出てきたのですが、「やつ」が結跏趺坐している。花弁が8枚ある、中台八葉院だ! 8枚の花弁にひとつひとつ仏様の絵を描いたらまさしくマンダラになる。マンデルブロート集合は中台八葉院で胎蔵曼荼羅なんだとなんとなく思ったのです。宇宙の全体を表現しているわけです。 追記)講義の中で、竹下氏が提示したかった図を掲載いたします。 胎蔵界曼荼羅の中台八葉院 マンデルブロ集合に表れる胎蔵曼荼羅の「中台八葉院」に酷似した画像 通達菩提心の図(宗教学講座第118回より) マンデルブロ集合

宗教学講座 初級コース 第118回 密教(両界曼荼羅)

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前回金剛界曼荼羅、前々回胎蔵曼荼羅を説明したのですが、空海は「金胎不二」といって、二つの曼荼羅を一体のものと捉えているわけです。それがどういう意味なのかということを説明したいと思います。ここの部分を明快に説明している人を見たことがない、特に金剛界の方がみんなには分かっていないのだろうと思っています。 今日は構造的な部分を説明したいと思っているんですけれども、NHKで「空海」という番組をやっていて、僕が言いたいことの核心の部分を言っているところがちょっとあるのです。それを説明したいがためにずっと最初から準備していたことに気づくはずです。 ようやくフラクタルやホログラムといった現在の科学、数学の知見を通して、一般の人が知的に理解できるところまで人類の知性が上がってきたということだと思うのです。

宗教学講座 初級コース 第117回 密教(金剛界曼荼羅)

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胎蔵曼荼羅は須弥山(すみせん)思想を絵にしたもので、須弥山を上から見ている絵だということを説明しました。金剛界曼荼羅の方はかなり様相が違います。これをきちんと説明している人は見たことがありません。今日お話しすることは、恐らくどこの本にも書いていないだろうと思います。元々密教というのは言葉にしないようになっていて、一番大事な部分は口伝で言っていますから、それで文章化されていないのだろうという感じはあります。 これが両界曼荼羅の一方の金剛界曼荼羅です。9区画に分かれていて、中心から「成身会」「三昧耶会」・・、と中心から右回りに広がっていく形で通常捉えられています。 今日の内容は「密教」松永有慶著と「図説 マンダラの基礎知識」越智淳仁著の2冊から文章を抜粋して解説用にとってきました。 私たちがなじんでいる曼荼羅は、曼荼羅の絵としての配置としての完成形であろうと思います。非常によくできていると思っています。 9項に分かれていて中心から右に回って広がっていく。中心の成身会は完結した仏の世界で、右下の隅に流れていく流れを向下門、仏の救済の道を示します。ところが逆があって、こちらの方を向上門といい、修行により悟りに至る道を示しています。

宗教学講座 初級コース 第116回 密教(胎蔵曼荼羅)

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密教は基本的に師から弟子へ口伝で伝わっているものなので、文章として出てこないのです。ですから密教を理解するためには絵として表現されている曼荼羅(マンダラ)を理解するほうがずっとその世界観を理解しやすいのです。曼荼羅がどういう構造になっていて、何を伝えようとしているのかということを理解することで、密教の思想が分かるという感じが僕の中にあるのです。 古来曼荼羅は人々の心を惹きつけてきました。誰もが一度は見たことがあって、みんな知っているわけです。ただ意味が分からないだけです。およそまともな解説をしている本はないという、そういった類のものです。それで三回に渡って曼荼羅がどういうものなのか、詳しく見てみたいと思います。 密教の講座を始める最初の頃に、既に、曼荼羅はフラクタル(自己相似)の構造を表現しているということを説明しています。核心の部分はお伝えしているのですが、それなら金剛界と胎蔵の二つの違いは何なのか?何を表現しているのかというのは別の問題なので、そういった部分を含めて詳しく見ていく必要があるということです。 実際にチベットのマンダラを見てもらいます。日本の両界曼荼羅とかなり印象が違います。

宗教学講座 初級コース 第115回 密教(四度加行)

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「密教」松長有慶著 岩波新書。この本の中から密教が何をしているのかお話しします。 僕は外から見て直感的に、本質的にはこんなことをやっていると分かりますので、そういう部分を説明していきたいと思っています。 瞑想の体系という形で言うと、密教はそんなに高いレベルではないんです。顕教の親鸞であるとか浄土宗、浄土真宗であるとか、特に日本の顕教と比べると若干深いんですが。 これまでずっとお伝えしてきた宗教のレベル、ヤージュニャバルキヤ、初期の仏教、ヨーガスートラ、サーンキヤ哲学の学派の人たちはかなりレベルが高いわけです。それが大乗仏教になると落ちてきた。その最下点まで落ちたのが日本の仏教なのです。ですから僕は日本の仏教が一番低いレベル、大衆化しているという感じがします。逆の見方をすると分かりやすくなっているし、本質が低いところまで届いているわけです。以前説明した本覚思想として花開いた、あれが宗教の到達地点なわけです。ということは宗教は上から下へ降りてくるものなのでレベルは一番低い、けれども一番下まで水が流れ込んできた、ということになるわけです。 --- 密教の行と儀礼 一般に荒行といわれている山岳修行とか、水垢離の行は、密教では前行ともいうべきものであって、本来的なものではない。密教の行の本筋はあくまでも、三密の瑜伽行にある。 灌頂を授かる前に修する行を、加行という。それは通常、四段階に分かれるため、四度加行という。十八道、金剛界、胎蔵界、護摩がそれである。 「密教」松長有慶著 岩波新書 p107−109 ---

宗教学講座 初級コース 第114回 密教(梵我一如)

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前回「密教」(松永有慶著、岩波新書)を使って、マンダラの本質がフラクタル構造にあるんだということをお話ししました。今回別の角度から見てみたいと思います。 よくヒンドゥーの絵画には、神様の身体の中に世界があって、人がいて星があってとか描かれている絵があります。それをプルシャカラヤントラといい、こういう感覚があるのです。西洋ではまず考えられないですが、西洋でたった一人だけそれと同じ事を言っている人がいます。それがエマニエル・スエデンボルグです。彼は無師単独のヨーガ行者といっていい人で、彼は死の技術といって、肉体を抜けだして霊的な世界をずっと探索して、それを本に書いた人です。彼は色んな所に行って、肉体に帰ってくるその経験から「巨大な人間がいる」と言うのです。宇宙は巨大な人間で出来ていると。身体を離れていろんな所を行ってくるんだけれども、それは巨大な人間の体のどこかだというのです。僕は非常に良く理解が出来ます。 元になる人がいて、その人が生け贄になってその人の体から宇宙が創造されたという原人神話が世界中にあるのです。

宗教学講座 初級コース 第113回 密教(密教の伝播)

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密教は、大乗仏教の中に入るという見方もありますが、大乗仏教の密教とヒンドゥー教の密教は、ほとんど区別がつかないわけで、ここでは広く捉えて、インドの密教、チベットの密教も合わせて、広く密教としてトータルに扱おうと思います。ただその中に空海の思想もちょこちょこ出てきます。 テキストは「密教」(松永有慶著、岩波新書)。この方は密教の大家、非常に著名な方です。今日の話しは密教の大きな流れで、要点は何なのか、何を言おうとしているのかを押さえていこうと思います。 もともとタントラという言葉の意味は、「縦糸」という意味のサンスクリット語から来ています。通常は「隠された意味」と訳され、だから「密教」なのです。師から弟子へ口伝で伝承される内容で、文献として書かれていないことがほとんどなのです。 また、シャクティ派という女性原理を重視する派があり、この派は性的な技法を用いることが多いので、これがタントラと結びついて解釈されることが多く、タントラと言ったらエロティックな何かと結びつくイメージがついて回ります。タントラ自体は非常に正常なものと邪悪なものの二つに分かれます。ラーマクリシュナも一時、女師匠についてタントラを修行していました。彼によって、タントラという技法がまともなものであるということが証明されているわけです。 梵我一如、大宇宙でと小宇宙である人間の一体性を瞑想の中で知る、悟るのが密教の修行で、それを象徴的に表現しているのが曼荼羅(マンダラ)です。これを理解するのは数学が一番いいのです。「フラクタルの世界 入門・複素力学系」。複素関数論を勉強していないと中身は読めない類の本なのですが、非常に美しくて絵だけ見て楽しむこともできます。また、こちらにマンデルブロ集合が描かれています。複素平面上の半径2の円に入る非常に小さなものです。