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- 79分
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- 1.0 枚 500 円 ( 税込 550 円 )
概要
これまで密教について話してきた。今後は密教の本質が集約されている曼荼羅の構造について解説していくが、今回は、その前段として密教の修行体系を概観する。また空海などの無理解や妄想についても率直に指摘していきたい。密教の修行をしている方が見ても驚く内容を扱うつもりなので、参考に見ていただきたい。
目次
1.密教の修行体系とレベル(概略) (00:00:00)
滝に打たれるなどの荒行は前行であり、行の本筋は三密の瑜伽行である。このヨーガの行を含む四度加行を修めると、灌頂(かんじょう:法の継承の儀式)を授かる。密教では「即身成仏」というが、ここに見られる錯覚・妄想を指摘する。
2.四度加行(しどけぎょう) (00:22:22)
前章で触れた四度加行(十八道・金剛界・胎蔵界・護摩)について簡単に見ていく。特に護摩については、儀式よりも重要なポイントがあること、また呪殺を含めた宗教的な処刑について取り上げる。
3.伝法灌頂 (00:53:23)
日本密教では灌頂を受けると阿闍梨の位にのぼる。灌頂とはインドの国王即位式であり古代エジプトでも行われていた。本当の宗教的なレベルでいうと、霊的な世界でやるものである。
4.宗教的な生命を弱体化させた日本密教 (01:00:00)
密教が現存するのは日本とチベット文化圏だが両者にはかなり違いがある。ここでは日本密教の特徴をまとめ、パドマサムバヴァ(チベットの死者の書の著者)と空海・最澄が到達した意識レベルを示す。最後に私(竹下氏)が宗教・夫婦の講座で目指しているものについて簡潔に語る。
終わり(01:19:05)
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参考文献
- 「密教」松長有慶著、岩波新書
6件のコメント
やっぱり、順番って大切なんですよね。
先生のお話も東洋医学セミナーから親子・夫婦~教育・哲学、宗教とすべてリアルタイムで受講できていることに感謝しております。親子・夫婦でしっかりと自分を見つめることができ、次のステップに進めることができたように思います。
ありがとうございます。
普通であれば奥義になるようなことやもっとも効率的な修行の仕方をあまりにも惜しみなく公開してくださっている東洋医学セミナー。あとは受け取り、実践する側の問題ですね。精進していきたいです!
「宗教というのは霊的な世界の政治団体だ」とは非常に的を射た表現だと思いました。権力闘争をすればするほど、苦しみが増すだけなのに、なぜ宗教が権力を得ようとするのか、私には理解できません。
どう分配すればすべての人が幸せになるか!経済レベルまで包含させるために、補完し合う宗教講座と夫婦講座。そして生活の中で実践できる子育て、カルマヨーガ。
三つ組の美しさに脱帽です ♪ またまたスッキリです(^^)
滝に打たれたり山を駆け登ったり、
荒行に励む密教って、なんだかすごいレベルのことを
やっているように見えますが、実際はそうでもなく、
科学的で効率のよい、自宅でできる東洋医学セミナーの方が
はるかに高いレベルのことをやっているのがよくわかりました。
何でも必死のぱっちでやればいいってもんじゃないんですね。
密教を理解していなかった空海に、ちょっとびっくりです。
インドの人のうんこの家をいろいろ想像してしまいます。
宗教講座を学ぶようになってから、
すっかりうんこ過敏症になってしまいました。
妻は密教の僧侶、私は医師。実際に密教の加持で難病の治療をしている極めて珍しい医院の経営者です。ビデオ講座の一番最初に見たのがこれです。真言密教の伝承に強い疑問を持っていました。能力のない者を形式的に伝法灌頂。そして阿闍梨ではない者が法を人に教えると越法罪になり無間地獄に落ちると言って脅迫するその手法に疑問を感じていました。一般人が護摩を焚くと越法罪です。そうした世界をきっぱりと否定していて驚愕でした。