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これまで大乗仏教・ヒンドゥー教という枠にとらわれず、広く密教について講義してきた。今回は密教の最終回として松長有慶著「密教」から文章を拾いながら、大乗仏教・ヒンドゥー教も含めた私(竹下氏)の最終的な感想・まとめという形でお話ししたい。
これまで金剛界曼荼羅がフラクタル構造(自己相似形)であることなどを説明し、前回は両界曼荼羅の構造的関係はホログラム(フィルム)と映像の関係ではないかと表現した。今回は、もう少し具体的に数学的な観点から両界曼荼羅の関係性を見ていきたい。今回の結論に根拠はなく、イメージ・暗示というレベルの話だが、瞑想の本質を理解すれば、それほどかけ離れた内容にはなっていないと思っている。
これまで胎蔵・金剛界曼荼羅の構造を説明した。今回は、まず両界曼荼羅に描かれた上位九尊の対応関係とその正体を明かす。次に大日(経)系、金剛(頂経)系の瞑想法を詳しく見ていき、チャクラ・クンダリニーの視点から解説を加える。最後に両界曼荼羅の位置関係に関する私見を示す。実はこれまでの講義は、ここを説明するための準備だったことを理解していただけるだろう。
前回は両界曼荼羅のうち、須弥山思想に基づく胎蔵曼荼羅を説明した。今回は、残りの金剛界曼荼羅の構造を解説する。一般的な解説に止まらず、私(竹下氏)には明らかだが、不思議なことに本では探しても出てこなかった、チャクラ・クンダリニーの視点からの解説も加える。
文章では分からない密教の世界観は、絵として表現された曼荼羅を通して理解できる。既に核心に当たるフラクタル構造は解説したが、金剛界・胎蔵の違いをはじめ、より詳細な部分をこれから3〜4回の講義で説明していく。今回は胎蔵曼荼羅の構造について、一般的な解説に含まれる誤りを論証し、新たな理解を提示したい。
これまで密教について話してきた。今後は密教の本質が集約されている曼荼羅の構造について解説していくが、今回は、その前段として密教の修行体系を概観する。また空海などの無理解や妄想についても率直に指摘していきたい。密教の修行をしている方が見ても驚く内容を扱うつもりなので、参考に見ていただきたい。
前回は曼陀羅の本質がフラクタル構造にあることを話した。今回も前回に続き松長有慶著「密教」をテキストとして、別の角度から曼陀羅の本質を見ていき理解を深める。
シリーズとしての大乗仏教は前回で終わり、今回から密教を解説していく。密教は大乗仏教とヒンドゥー教の間にほぼ区別がなく、本講座では「・・教」という枠組みにとらわれず、広く密教を捉えていく。今回は松長有慶著「密教」をテキストとして密教全体の大きな流れを見ながら要点を押さえる。
前回は「臨済録(岩波文庫・絶版)」の内容を少し検討した。今回は、まずホームページ「禅と悟り」の第3章より文章を拾い、禅の思想を解説する。後半は臨済宗において特徴的な公案(隻手の声など)について詳しく考察していく。
今回と次回のニ回は禅について話す。日本では大きく二宗派が知られ、一方の座禅を行う曹洞宗に比べ、他方の公案・禅問答を含む臨済宗の方が解り難いと思われる。従って、ここでは臨済宗を中心に話す。今回は岩波文庫「臨済録(絶版)」より一、二、三、四、十九の話を題材とし、話しの面白さを味わいながら「禅の悟り」や「喝」の意味を解説していく。
シャンティ・フーラ 映像配信
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