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- 時間
- 55分
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- 1.0 枚 500 円 ( 税込 550 円 )
概要
今回は「仏教」下(ベック著)をテキストとし、十二因縁説の一つ一つの言葉(無明、行、識、名色、六処、触、受、愛、取、有、生、老死)の意味を詳しく見ていく。この中で解釈に問題がある「名色」、「六処」、「取」は次回詳しい説明をし、今回と次回の講義で十二因縁説の本当の意味と問題点を明確にする。
目次
1.ウィキペディアによる十二因縁説 (00:00:00)
ウィキペディアが仏陀の悟りについて諸説紹介している中で、一番支持されている説は十二因縁説で悟ったのではないというものであり、前回の私(竹下氏)の解説と同じである。また、特に現代人にとってなぜ十二因縁説の理解が困難なのか、その理由を指摘する。
2.無明と行の復習 (00:05:12)
前々回説明をした”音の行の伝わり方”、”無始以来の熏習”を復習し、意志(マナス)・理智(ブッディ)・我執(アハンカーラ)・心素(チッタ)、無明と行の意味を再確認する。
3.仏教とサーンキヤ哲学の概念 (00:14:15)
十二縁起説はサーンキヤ・ヨーガとの関係を見ると分かり易い。サーンキヤ哲学とはどういうものか。仏教と比較しながらサーンキヤ哲学の概念を見ていく。
4.ベックによる十二因縁説の解説 (00:30:36)
ベックによるサーンキヤ哲学の概念を用いた十二因縁説の解説を見ていく。特に「六処」~「渇愛」と「有」の説明は、他に例を見ないほどの優れたものである。また次回解説する「名色」、「六処」、「取」の問題点とその正しい理解の大切さについて触れる。
終わり(00:55:30)
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参考文献
- 「仏教」(下)ベック著、岩波書店
- 「魂の科学」スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ著、たま出版
2件のコメント
自性(プラクリティ)の中にブラフマン、低次のブラフマン、無明があるのがわかりました。
仏教は、本来、実在するのは 苦悩 のみ・・・、自己も自性(物質)もないのに輪廻して、なにが輪廻しているのかというと、苦悩のみ・・・なら、暗すぎて、笑うしかありませんでした。