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概要
今回から、経済という人間にとって非常に大切な分野に入っていく。私たちが直面している経済の問題は、どのようにして解決してゆけばいいのだろうか。実はもう既にそのための思想は用意されている。今回と次回の講座では、その前段階として、世界をめちゃくちゃにしてきた間違った思想について考察する。
目次
1.なぜ夫婦の講座で経済を取り上げるのか
お金の問題というのは非常に重要なもので、ここを解決しなければ人間らしく生きることはできない。哲学も宗教もかなりの部分が避けて通っている問題であり、これまで歴史上の文明の中でも、これを解決した民族はないだろうと思われる。この問題解決のための思想のアウトラインを解説していく。
2.ロックの思想 (00:14:58)
ロックの思想は取るに足りないものであるが、近代の政治思想の核であり、現代の議会制民主主義の根幹の思想である。その思想を検証し、為政者たちの誤りについて言及する。
3.アダム=スミスの思想 (00:56:41)
権力者に都合のよい「国富論」を作り上げたアダム=スミスは、御用学者と呼んでもいい存在であった。現在の市場原理主義そのものである思想を解説し、経済を誤った方向に導いている間違った考え方について言及する。
4.コントの思想 (01:12:52)
コントの思想はあくまでも国家論である。意識の展開図、プラトンの魂の理論、インドのカースト制と対応させて解説する。現在、私たちはどんな世界に生きているのだろうか?どの支配構造の時にどういう序列になるのかを解説する。
終わり(01:32:45)
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参考文献
- 「MY BEST よくわかる倫理 」Gakken
- 「ロック統治論」宮川透訳、中央公論新社
10件のコメント
私は、税理士の卵なんですが他の市販の経済や税金の本を読むより、竹下さんの授業を聞いたほうが世の中の仕組みの大枠がわかることに気付きました。ヘレナ・ノーバッグ=ホッジ[2011]『懐かしい未来ーラダックから学ぶ』に書いてあった「ある社会を評価するとき、社会的には人々の幸福、環境面では持続可能な運用がその尺度となるが、これ以上に重要な物差しがあるだろうか」ということの理解が深まりました。GNH(国民総幸福)を上げていくことが必要ですね。
本当に見るのが嫌な感じの人たちで、顔って出るのねえ、気をつけなくちゃと思いました。←何も大事なこと学んでない感じ(爆)
前にわからないながらもちょくちょくのぞいていた経済系のブログでは、10年以上前から金を買っている、きちんとわかっている人は割とたくさんいるといっていました。今からだと20年くらい前からになるのかな?
その方は、社会系のブログ、経済系のブログを経て最後にヲシテ研究のブログを開いて、「やっとここまで来れた。今までのは準備。」と言っていました。もう研究に専念するということで閉じています。その方が魂があるとかそういうことは私にはわかりませんが、本当に経済も社会も神も繋がっているんだなあと、先生の授業を聴いてそのことを思い出しました。そのときはいまいちわからなかったのです。何はともあれ経済のお話、楽しみにしております!
倫理の時間は受験と関係ない科目とあって、
クラスのほとんどが授業なんか聞かずに「内職」してましたが、あれで良かったのですね(笑)
ブータンの話はよく出てきますが、20数年前からいい国だなあ、精神的に豊かだなと感じてました。
一度、訪れてみたい国のひとつです。
ロックの思想を説明された箇所の「大地と人間以下のすべての
被造物…」という冒頭の表現で、すでに私としてはアウトだ、と
感じてしまいました。この思想観と同じような考え方は現代サラリーマン社会に根付いてしまっていると感じています。数か月前になりますが、グーグルストリートビューにある我が家(マンション)の写真を取り下げさせようと交渉した際に、「外から私たち(グーグル側)が取った写真は私たちがどのように使おうと私たちに権利がある」と勝手きわまりない台詞を言っていたことを思い出し、まさにロックのようなものの考え方のコピーですし、様々なブログで言われているとおり、グーグルはやはりあちら側の存在だと確信しました。
また、連邦準備制度は、紀元前600年のネブカドネザル王の「金本位制」のコピーとジョン・コールマン博士が著書で言っているようですが、ロックの思想もこれに類似していると思いました。
後半にカースト制度を例に挙げて支配構造を説明されている中で、現在は商人(ヴァイシャ)が頂点となっているということですが、これは特に日本の場合、明治時代以降、天皇家が商人を支援してきたことが大きく影響していると思いました。
わかりやすかったです。
中学だか高校時代に感じていた違和感や、一般的な経済観に対する苦手意識が納得いきました。
Re:ユニティ・デザイン(村岡)より
私も違和感を持つ感性を大切にしていきたいです。若い方に竹下氏の考えが伝わったら、きっと彼らの人生が全く違う方向に開いていくので、良い方法があればと思っています。
講義中でカースト制度の「我々がシュードラになります。」との説明でたまたま一緒に見ていた11才の娘が「私たちは、シュードラなの?」と少し不思議そうな顔をしていました。なんと答えれば良いのか少し戸惑いながら
「そうだよ」と答えました。よかったのかな?
ロックの考え方だと、人間だけが権利を主張でき、原材料を提供した自然に権利はないとのこと。自然に心はないという前提に基づいた考えですね。自然を注意深く観察したことがないのでしょう。
竹下先生 ありがとうございました!
とても分かりやすい講座でした。今の世の中は、金、金、金の世界だということ
が政治家を見ていると良く分かります。本当に呆れるほどに利権、利権の世界で
なんで、こんなにお金に狂うのか。それが今回の講座で良く理解できます。
今は、ヴァイシャの時代だから・・・。お金が世の中を動かす時代。
でも、ヴァイシャの時代もそろそろ終わりのようですね。
社会の発達段階をインドのカースト制度と対応させて説明されていて、とてもわかりやすかったです。
現代のトップにあるのは、バラモン(官僚)ではなく、まさにヴァイシャ(産業界)であること、政治改革を実行するとき、トップに君臨する本当の敵を見誤ってはいけないことがよくわかりました。
今のSNS等でも、政治家への不信感や不満が多い一方で産業界への疑問視は、本当に少ないですね。
僕自身も確かに言われて見れば567にしても産業界が大きく関わっていましたし、アメリカでは不買運動で政策の延期や検討を見ていると
確かに産業界を変える必要があると感じました。
この仕組みを作った方々は、本当の所に目が行かない様にしていると考えると恐ろしい