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- 時間
- 99分
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- 1.0 枚 500 円 ( 税込 550 円 )
概要
前回は曼陀羅の本質がフラクタル構造にあることを話した。今回も前回に続き松長有慶著「密教」をテキストとして、別の角度から曼陀羅の本質を見ていき理解を深める。
目次
1.宇宙身体説 (00:00:00)
ヒンドゥー文化の中では、人間の身体が宇宙そのものだという考えが根強く持ち続けられた。西洋ではただ一人エマニュエル・スウェデンボルグが同じことを言っている。この世界観を支持する私(竹下氏)自身の体験を語る。
2.神々・人間・動植物の同質性(余談:危機の効用) (00:12:48)
人間も徳を積めば神々になれ、そしてまた人間に生まれ、もし悪いことをすれば動物に生まれ変わる。このように神々・人間・動植物が全て同質だという重要な世界観を基本テーマとして、動物たちの驚くべき能力や、人間の眠れる遺伝子を覚醒させる状況について多くの具体例を挙げていく。
3.密教の五智 (00:41:03)
大乗仏教では阿頼耶識が転じた大円鏡智など四智を説くのに対し、密教では自己ー自性を認めることから法界体性智を四智に加えた五智を説く。この五智について解説する。
4.二元対立する概念 (01:01:13)
子供の頃楽しかった遊びも大人になってやるのは苦しみであるように、苦楽、美醜など二元的に対立する概念は相対的なものである。だが苦楽がないのではなく、心の状態によって変化するという意味である。ここでは男女に深く染み付いた幸せに関する妄想と、お坊さんによく見られる捉われを指摘する。
5.ホログラム (01:20:26)
密教では、自分の外にも内にも同じもの、世界と同質のものがあるという曼陀羅の世界を悟ろうとしている。曼陀羅・フラクタルの理解を深めるためにホログラムの理論を紹介する。
終わり(01:39:17)
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参考文献
- 「密教」松長有慶著、岩波新書
7件のコメント
今回も講座どうもありがとうございました!
ミクロコスモス~マクロコスモス 大好きな宇宙観です♪♪♪ すばらしい才能のある動物や虫たち 神々様を含め上下なくみんなみんなでこの世界を創り上げ営んでいる~ということを実感しながら生活できるとなんて幸せだろうなあああ と日々思っています。
全体との繋がりの中のヒトカケラとして(でもまたこれがひとつの宇宙)他にご迷惑かからないよう生きていきたいです。
かえるって超かわゆいですよね~~~
才能を開くには危機的状況がいるというお話はとても興味深かったです。
私も王子様を待つという考えにとらわれないようにしたいなと思いました。
腹七分を心がけるとずっと若くいられるとのことでぜひ実践したいです。
宗教から美容のお話までいろいろ聞けてお得な気分でした。
スエデンボルグの話はいつ聞いても面白いです。
いつも食べすぎ状態なので、美の追求のために節制できたらいいなあと思いました。
最後の仏壇の話、あってほしいような、ないほうがいいような、複雑な気持ちです。
苦楽・美醜の感じ方は、その時の心の在り方と不可分で、
成長するとまた概念が変わる、と説明されましたときには心に
響きました。私も20年以上前に3D画像を見たことがあるので
すが、その時は私も魚をつかもうとしてしまいました。先生も
同じような体験をされたことにちょっと安心しました。
フラクタル・曼荼羅の世界観が理路整然としていて、サーンキャの
展開論と同じように私には自然に感じられております。
危機に直面すると才能が開花するというのは、内面の他の項目の成長にも当てはまると思います。私の人生を振り返っても、大きく成長できたのは、すべて何らかの危機に直面したときでした。
「神々も、動植物も、人間も基本的に同質の存在」
先生はここでも、「選民思想」について述べられておられましたか。
「なんで、基本的に同じだと考えないのか?」
このことが、深いところまで理解できるようになりたいと思います。
「自己」と「自性」を悟った時、全知となるとの事でしたが、恐らく、ブッディ(叡智)が機能しだすという事でしょうか。
私の現時点での「全知」の理解は、全ての次元のアカシックレコードなどの全てのデータベースにアクセスし、記録を閲覧する権限を有している存在、と理解しています。
ブッディ(叡智)が機能しだすようになれば、日常において非常にプラスの側面があると考えられます。
問題は、「自己」と「自性」をどうやって悟るのか、ですが、私の場合、既にブッディ(叡智)が機能しているような気もしているので、焦らず自己を見つめていきたいと思います。