日本史講座 第4回(前半)古代日本の聖方位

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概要

今回は、経済学者の栗本氏が、建築の専門家である渡辺豊和氏の研究に触発され、自ら発見した新しい内容も書き加えた本を取り上げ解説をする。渡辺氏の巨石や建築の方面に関する発想は天才的で、誰も持たない目で素晴らしい洞察をしている。歴史の流れを別の視点から見ていく。

目次

1.応神系の系図の紹介 (00:00:00)

講義にあたり、系図がないとわかりにくいため、先に応神系の系図を提示しておく。この中で、重要人物として飯豊皇女という女性がいる。系図上では日本書紀と古事記で記述が異なっているため、2カ所に書かれてある。彼女は2番目の女帝と考えられるのだが、なぜ天皇の位から排除されているのか。

2.「シリウスの都飛鳥」の前書きから (00:05:05)

前書き部分に栗本氏の結論が書かれてある。その結論とは、蘇我氏や聖徳太子が、一般にスキタイと呼ばれている遊牧民族の特定の一角になった人たちで、ミトラ教的価値観を持っていたということである。

3.応神朝以前の権力とその痕跡 (00:13:56)

渡辺氏が定義した冬至線、夏至線を実際に引いてみてその主張を検証してみる。そうすると、日本列島を宗教的価値観を以て統合した巨大な権力を持つ王国が存在していたこと、その王国は邪馬台国というレベルではない超古代というべきものであったことがわかる。これは革命的発見と言える。

4.三輪王朝の実体を読み解く (00:34:01)

縄文晩期以降、恐るべき天体観測力と地上測量力と土木工事力により、三輪山を基点として冬至線・夏至線がセットされた精密なネットワークが作り出された。これは現在、推測すらされていない強力な王権の存在を物語る。一方、霊的統治のシステムを説明し、日本の神々と山、神社について言及する。

5.暦に対する意識と日本列島を覆う太陽信仰 (00:44:36)

蘇我氏登場以前は、古代的な太陽運行を基軸においた暦とそれを中心においた祭祀が価値観の中心であったと思われる。また、三輪山を基点とするネットワークは2番目であり、それ以前に存在した北日本のネットワークについて検証し、国譲りとの関係も紐解く。

6.新価値観の登場 (00:54:59)

縄文時代以来の太陽ネットワーク・システムに侵入し、新たな価値観を持つ集団が用いた聖方位。その集団とは?突如現れた特別な前方後円墳から正体を明らかにし、どこを拠点にどんなルートで大和の中心に至ったかを見ていく。そして原法隆寺が完璧な聖方位にあったという視点から、法隆寺の謎を考察する。

終わり(01:25:48)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「シリウスの都飛鳥」栗本慎一郎著、たちばな出版
78カ所の交点、GPS、お宝探偵団、アスカ、イラン高原東部、オオナムチノミコト、オシヌミ、オシヌミノヒメミコ、キツヲサネ、サナット・クマーラ、ストーンヘンジ、ズルワン教、ゾロアスター教、テスト、トホカミヱヒタメ、ハイアラーキー、ヒスイ、マハームドラーの行、ミロク教、モモソヒメ、ヱト、三位一体、三内丸山遺跡、三角鳥居、上天思想、下鴨神社、中大兄皇子、中臣鎌足、人工造山、仁賢(オケ)、仏教の守護者、会津若松、修験道、値段、入鹿、八幡系、公衆電話、六十進法の暦、出羽三山、出雲系、卑弥呼、原法隆寺、厩戸皇子、司馬氏、和気清麻呂、国津神、土木工事力、大和桜井、大山咋神、大物主、大王、天津神、天皇制、天香具山、太秦寺、太郎坊神社本殿、太陽系第3レベルのホツマの神の統治システム、太陽系第1ロゴス、太陽観測のネットワーク、奥州藤原氏、富士山、将軍塚、小室浅間神社、島庄遺跡、巨石信仰、巨石建造物、市杵島姫命、帰化人、平安京、平将門、弥勒菩薩、忌部山、応神天皇陵、推古、方便の智恵、日枝の山、東方キリスト教、松尾神社、板蓋宮、武甕槌神、比叡山、無分別の智、玉、瓊々杵尊、畝傍山、白山、直観智、神功皇后、福島の大徳坊、禰宜、秦氏、空、第2ロゴス、第3ロゴス、第6代クシミカタマノミコト、箸墓伝説、編み養う、織田信長、耳成山、茨城県の常陸、菅原道真、藤原氏、蘇我満智、蝦夷の将軍アテルイ、蟹の甲羅、観念、財政力、軍事力、連合国家ヤマト、鈴木、鏡石、顕宗(ヲケ)、飛鳥、馬子、騎馬戦力、鹿島神宮
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9件のコメント

  1. 参考になった(2)

    三輪山ネットワーク、凄いです!!
    日本の統治システムってもの凄いものだったんですね。
    非常に興味深い内容でした。後半も楽しみにしています。

  2. 参考になった(2)

    日本という国の奥深さを感じました。シリウスとの関係はどこにあるのか次回が楽しみです。

  3. 参考になった(9)

    いえーいさんのコメントについては、私から説明するのがいいと思いますので、ここに書かせていただきますね。

    あれは、スバルの神々の世界でのできごとであり、最高神である大正真真神への崇敬の念が、神々の心にあるのは当然のことだと思います。しかし、大正真真神と竹下氏は中身は同じでしょうが、人間として転生している以上、人間同士は平等ですので崇拝の対象にしたり、その言葉をそのまま全て信じる必要はないと思います。竹下氏自身、そんなことは全く望んでいらっしゃらないと思います。

    私は、私が見て来た神々の世界を紹介するために「光の海から」に掲載しています。宇宙あまねく大正真真神様への愛が満ちていることは事実です。ですが、私が見る神々の世界での出来事、或いは存在そのものを受け入れたり信じたりするかどうかも、やはり個々人の自由なのです。

  4. 参考になった(3)
    のりたけのり on

    面白いHPを発見したので紹介します。
    ブログ人 神話・伝承の素と謎の世界
    是非、覗いてみてください。この方も渡辺さんといいます。
    いったい誰が地球に絵を描いたのでしょう?。
    竹下先生~教えてください。

  5. 参考になった(3)

    学校のテストでいっぱいバツをつけられたり、出身校でランク付けされたりすることで自信をなくすと、自分の感性や価値観が信じられなくなる。その結果、権威の言うことを信じるようになり、ものがはっきり見えなくなるとのこと。権威の言うことより自分の感性を信じた方がいいという意見に同感です。自分にとって価値のあるものを自分が知らず、他人が知っているというのはおかしいですからね。また、自分の感性を大事にする教育をしないといけませんね。

  6. 参考になった(2)
    めいこちゃん on

    再度、確認で観ました。

    やはり大王だったのですね、遊牧民出身の蘇我氏。

    邪馬台国以前は 無 だった・・・ありえないことです。そのようなことは、面白くもなんともありません。

    もし、お時間ありましたら、邪馬台国以前の古代史講座をお願い致します。

    わたしは学生時代、信じられないくらいに日本史(歴史)だけでなく、国語も算数も理科も社会、ほかもろもろ全て右から左に抜けていたのが良かったのかもしれないと思いました。

  7. 参考になった(4)
    めいこちゃん on

    再度、また見てしまいました。
    今週末は春分の日、三輪山に真東から太陽が昇り真西に沈むという・・・冬至、夏至のレイライン、日本列島全体に及ぶネットワーク、そのグリッドに置かれた磐座、神社、などなど、古代人はやはり天との共同作業によってその点と点を結ぶことができたのでしょうか?

    すごいなあ。籠目紋ネットワーク。

  8. 参考になった(0)

    ちょうど巨石の写真を先日見せてもらったので興味を持ってみることができました。

  9. 参考になった(2)

    秦氏関連の復習のために日本史講座を見直しているところです。
    そうしましたら、近現代史の方で疑問に思っていた
    「なぜ日本は植民地にならなかったのか」の答えがここで語られていました。
    秦氏トップの方も「日本が独立を保てているのは”何か”あるからだ」と言っていましたね。
    これから色々と情報開示される流れになるとしたら、
    ホツマツタヱが真剣に検討される時代もそう遠くはないのでしょうか。
    今後古代史の多くの謎が解明されることを願います。