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今回で般若心経の解説は最後になる。前回に続き私(以下竹下氏)の解釈を説明していくが、今回は羯諦咒・マントラの部分になる。ここで、今まで伝えられていなかった、このマントラの正しい唱え方(抑揚)を私が実演する。
今回は荘子の2回目で、前回同様「荘子ー中国の思想」をテキストにする。逆説的でユーモラスな「荘子」は非常に読みやすく面白い。ただ、非論理的、逆説的な表現に対する理解力と瞑想的な資質が必要になる。今まさに世界は崩壊の瀬戸際にあり、これを食い止めるために人々の意識転換が必要である。この意味で老荘思想は結構役に立つ。
これまで般若心経を説明してきたが、今回と次回の2回は私(以下竹下氏)の般若心経の解釈を説明する。前回に続き、宮坂宥洪著「真釈 般若心経」から好都合な文章を抜粋し、それに私が解説を加える形をとる。般若心経は、それまでの般若経典群をまとめたものだと一般に理解されているが、実際には全く次元の異なるものであり、私にとっては非常に簡単・明快な経典である。
今回から老荘思想に入るが、老子よりもわかりやすい荘子から解説していく。今まで解説してきたものよりも内容的に深いため、非論理的な文章になっている部分がある。その部分こそ東洋の思想の真髄で、西洋と東洋を思想的に分つ大事な部分である。
前回に続き、宮坂宥洪著「真釈 般若心経」の後半部を説明する。今回の一番大切な所は最後のマントラ(羯諦咒)の部分であり、宮坂氏の非常に優れた解説を紹介する。そして、やっと次回から私(以下竹下氏)の般若心経の読み方を説明できる。
朱子学に対立すると言われる陽明学で王陽明は何を言っているのか。正しく理解をすると、朱子学と陽明学、また東洋と西洋という枠組みや時代を超え、一見全く違うように見えてほとんど同じことを言っていることがわかる。その世界観とはどういうものか。
これまで説明した3名の方の般若心経の解説は、私(以下竹下氏)から見て般若心経の正しい理解とはいえない。しかし私の考えは余りにもジャンプが大き過ぎ現段階での説明が難しいため、今回と次回は、間を埋めるレベルに相当する宮坂宥洪著「真釈 般若心経」という本の解釈を紹介する。
前回に引き続き朱子学を見ていく。朱子学の善悪の思想を解説し、その方法論を見ていく。その中で、陽明学の王陽明が朱子学に強く反対した決定的なポイントであり、一番理解が難しい「格物致知」について詳解する。
前回は、説一切有部とナーガルジュナの思想を復習した。これを踏まえて、今回は武田紀久雄氏(以下T氏)のユニークな解釈による般若心経の全文訳を見ていく。そして前々回に見た玄侑宗久氏(以下G氏)の解釈と比較することで、同一の文章でも解釈次第で全く意味が変わってくることを示す。
前回は儒学の流れを説明した。今回はその中の朱子学を説明していく。朱子によってこの上なく明快に理論化され、体系化された思想を、意識の展開図を用いてこれまでの哲学者の思想と比較しながら、また、体癖の理論も取り入れわかりやすく解説する。
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