試聴映像
- 1. シークレット・ドクトリン:スタンザIの詳解
- 2. 言葉の使い方で分かるシークレット・ドクトリンの本質
- 3. 神智学を神話から哲学に
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概要
前回は大まかなあらすじを見ていった。今回から細かい内容に入っていく。スタンザIとIIは形而上学的な内容を扱っているので面白味がないが、III以降を正確に読み解き、シークレット・ドクトリンという非常に重要な本の中身をきちんと検証していくための準備として必要なものである。
映像編集者のオススメポイント
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日本語の解説なのに…今まで聞いたことの無い言語の世界にポ~ンと放りこまれた感じがします。なになに、ぶらばっきー夫人が分かってない? そういう事なのね~は、私でも理解できました。
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いよいよシークレット・ドクトリンの詳解へ突入。竹下氏の解説により神話としか思えなかったものが哲学として整備されていきます。
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まるで呪文のような文章が解き明かされていく様には感嘆しました!何度も何度もわかるように解説してくださるので、私でもなんとか講義についていけているのがうれしいです。
目次
1.シークレット・ドクトリンを正確に読み解くために (00:00:00)
テキストとして『シークレット・ドクトリンを読む』から9つのスタンザを取り上げ解説をしていくが、正確な意味を捉えるために『シークレット・ドクトリン』(竜王文庫)を参考に、比較しながら見ていく。
2.Ⅰ-1、Ⅰ-2 三位一体(一者、キリスト・ロゴス、聖霊)の一者と聖霊の関係 (00:05:31)
神智学の組織図と物理的次元を表した図表の関係を理解することが、神智学の世界観の要点で非常に大事な部分である。スタンザⅠとⅡを読み解くにはこれだけでは不十分で、ダスカロスが『エソテリック・ティーチング』で示した世界観を併せた哲学的概念が必要不可欠である。神智学では説明されていない概念からスタンザは始まる。
3.Ⅰ-3 三位一体のキリスト・ロゴス(宇宙意識)/ Ⅰ-4、Ⅰ-5 絶対存在、キリスト・ロゴス、聖霊は1つになっている (00:43:32)
Ⅰ-3は三位一体のキリスト・ロゴス、Ⅰ-4、5では絶対存在である無限なるもの、キリスト・ロゴスである闇、聖霊の三位一体である父と母と子という概念が出てきている。スタンザで使われている言葉を精査すると、神智学の思想の性質やその目的が色濃く見て取れる。
4.Ⅰ-6、Ⅰ-7 父の相:全なる智恵(息、運動) (00:56:31)
ここでは聖霊の三位一体の概念が息・運動、場、アイオーンとして象徴され出てくる。大いなる息、運動として象徴され、父の相である全なる智恵の役割とは。また、「永遠の非存在という存在」というように矛盾した言語の意味とは。
5.Ⅰ-8 子の相:全なる愛(アイオーン) (01:08:58)
全なる愛というのはアイオーンという時間の概念と繋がるが、もう1つ形体というものと生命というものと繋がっている概念であり、これが神智学で非常に大事な部分である。生き物というものの形を作り、そこに生命を封入するという相である。
6.Ⅰ-9 全なる愛:スヴァバヴァットの概念 (01:22:42)
ここではアーラヤの意味を宇宙意識としているが、宇宙意識という言葉はキリスト・ロゴスとして使われていた。また、全なる愛とはスヴァバヴァットと言っていたが、ここではアーラヤと言っている。一つ一つの言葉の意味合いを正確に捉えて位置関係を明確にしていくことが、この後、シークレット・ドクトリンを読み解く基礎となっていく。
終わり(01:31:27)
※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。
参考文献
- 「シークレット・ドクトリンを読む」H・P・ブラヴァッキー著、出帆新社
8件のコメント
まるで暗号解読。
噛んでも何の味もしないスルメを、一生懸命咀嚼してひな鳥に与えるような講義でした。
が、この道はいつか来た道で、「大乗仏教」の峠を越えた人なら、ひたすら最後までついて行くでしょう。
正直なところ、「最後の一枚です」にどれだけホッとしたことか。
竹下先生、今日もありがとうございました。
体調はお変わりありませんか。
ピンマイクから大量の電磁波が出でいたとは驚きでした。
自宅でも子機が使える電話機から、かなりの電磁波を放出していると聞いたので、今では子機なし有線電話機に変えています。
今回の講義は、仏教講座を飛ばして受けている私には、とても難解な内容でしたが、解りやすく、かみ砕いて説明頂きましたので、何回も動画を一時停止し、言葉の意味を確認をしながら視聴いたしました。
これから平行学習ですが、少しずつ仏教講座も学びたいと思います。
現代神智学は、所詮3.9次元の意識しか持ち合わせていませんが、ブラヴァッキー夫人は覚者からの霊導を受けて、それを口述筆記という形で後世に残してくれました。
それをテキスト本として学べることは有難いです。
私は「大乗仏教」の峠どころか山にも登っていない、ア~ラヤだ。
でも頑張ってついていきます♪
サーンキヤ哲学では聖霊とキリスト・ロゴスの全体をマハットというが、神智学ではキリスト・ロゴスをマハットというとのこと。指示対象を明確にするためにサンスクリットの原語を併記することがありますが、神智学の用語使用は混乱を招きますね。
初級の最後の講義でダスカロスの教えを取り上げていただきました。竹下様の講義を学ばせていただいて、ダスカロスのエソテリック・ティーチングに書かれている特有の言葉の概念を知ることが出来たことは収穫でした。今回はさらに添付の図表にダスカロスと一般の神智学そしてシークレット・ドクトリンと3種のそれぞれの言葉の整合性と補完の説明により三者間の微妙な言い回しの違いが少しわかったような気がしました。
シークレット・ドクトリンは仏教哲学に似ていてやたらと難しい文言が並んでいるように感じましたが、その都度嚙み砕いて説明をしていただけるのでなんとかついていけるかなぁと希望をもちました。ありがとうございました。
つまらなくなかったです。丁寧に説明して下さいました。お蔭で、見えてなかった事までも明るさに、照らされて、面白かったです。楽しかったです。こんな講義が、聴きたかった。
ありがとうございました。
スタンザに散らばる整合性のない沢山の単語をヒモ付けて、すっきりと言葉が整理された状態にしてからとても丁寧に面白く解説をしてくださっているので、ここまでの内容はなんとか付いていけてる気がいたします(^.^)
これ程までに理解しにくい解説文を残した方に対し☆の評価を一つにさせていただきました。
タイトルが「シークレット・ドクトリン」だけに、部外者には絶対に知らせないことを貫いているのでしょうか?
どのような状況でもベストを尽くしてくださる竹下先生に感謝です。