試聴映像
- 1. シークレット・ドクトリン:スタンザII
- 2. スタンザを完全解読するために 〜意識の焦点〜
- 3. フトマニ図から読み解く「7大天使」と「建設者」
- 4. フトマニ図を基本にしたシークレット・ドクトリン
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概要
前回は、用語や概念を詳解しながらスタンザIを読み解いた。今回はIIの分化の概念を、サーンキヤ哲学やフトマニ図で読み解き、さらにフラクタルの概念や現代宇宙論を用いて説明する。また、今回解説した用語の概念を、以前取り上げた別のスタンザでの解説と対照し確認することで、哲学的概念として成立させる。
映像編集者のオススメポイント
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哲学が権力を取るための道具?想像すらしたことのない内容を含んでいます。スタンザⅠ.Ⅱは難解ですが、次回以降を理解するために必見です。(最後で肩の力が抜けた~。)是非ご覧下さい。
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世に降ろされる前のシークレット・ドクトリンの原著者に意識を合わせ、完全に読解した上での講義。ここまで整合性がとれた解説は、ここをおいて他に無し。神智学徒必聴の講座です。
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頭の中がいっぱいいっぱいになる回でしたが、それら一つ一つの言葉も概念も前々回の講義の内容と齟齬するところがない。。辻褄が合ってすべての意味が通じる。。あまりの見事さに、湯気を立てていた頭が鎮まりました。
目次
1.シークレット・ドクトリンはなぜ難解なのか (00:00:00)
真の作者に意識を合わせることで正確な言葉の意味が理解出来ると、シークレット・ドクトリン自体は簡単な哲学であることがわかる。哲学を理解していない覚者やブラヴァッキー夫人、また翻訳者の解説では全く意味がとれない。神智学の研究者も全く違うことを言っている。その混乱の元凶とは。
2.Ⅱ-1 モナドの三位一体と聖霊の三位一体 (00:16:26)
秘教の宇宙論をサーンキヤ哲学の宇宙論と対照し、前回出てきた言葉の意味を復習ながら説明する。スタンザは曼荼羅の絵を想定して書かれ、フトマニ図が基本になって説明されていることがわかる。フトマニ図という宇宙の統治の仕組みを知らないとスタンザの意味はわからない。
3.Ⅱ-2 聖霊の三位一体の小型版の三位一体(意志ー愛・智恵ー積極的知性) (00:41:42)
スタンザに出てくる沈黙、耳、音とは、サーンキヤ哲学の概念に当てはめると、それぞれ意志、愛・智恵、積極的知性に相当することがわかる。これは、全なる智恵ー全なる愛ー全なる力の三位一体の小型版であり、ダスカロスの霊ーエゴー存在に相当する。
4.Ⅱ-3 胚種(意志ー愛・智恵ー積極的知性) (00:53:10)
聖霊の小型版の三位一体のことを胚種と表現するが、かなり難しい概念である。これをフラクタルの概念を用いて解説する。聖霊の最小単位が胚種であり、それは拡大すると聖霊と全く同じものを含んでいる。類似する概念が、現象世界ではホログラフィーとして存在する。
5.Ⅱ-4 一条の光線が射しこむと三つが四つになる〜世界卵誕生の概念 (01:09:43)
スタンザの誤訳を正していきながら、「一条の光線が射し込んで三者(父、母、子)が四者になり世界卵が生まれる」という意味を、現代宇宙論のインフレーション理論を用いて解説する。そうすると、インフレーション理論を形而上学的に説明したものがこのスタンザだということがわかる。
6.Ⅱ-5 光の闇の概念/暗黒と闇とスヴァバヴァットの関係 Ⅱ-6 暗闇と闇と胚種の関係 (01:26:23)
光の網とは、ビッグバンが起きて宇宙ができた後、星がまだ誕生していない状態のことをを言う。シークレット・ドクトリンは現代の宇宙論と近似している部分があり非常に興味深い。また、ここで出てくる暗黒とは、前にも解説したように暗闇のことで聖霊を意味する。これによってそれぞれの関係性を解く。
7.Ⅳー5のスヴァバヴァットの概念、アルーパの概念 (01:35:01)
スヴァバヴァットとアーディ・ニダーナ・スヴァバヴァット、また、アルーパと無形の正方形アルーパは、2つとも、違う相で違う意味である。これらの関係性は前々回Ⅳ-5のスタンザの中に凝縮されている。闇と暗闇も同じように、似た概念であっても違う意味を持つことに留意し、正確に読み解かなければならない。
終わり(01:45:22)
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参考文献
- 「シークレット・ドクトリンを読む」H・P・ブラヴァッキー著、出帆新社
6件のコメント
スタンザはフトマニ図が基本となり説明されているというのは大きな驚きでした。
シークレット・ドクトリン自体は「わけわかんない!?」の世界でしたが、先生の細かな説明を拝聴していると、少しづつ霧が晴れていくような印象がありました。次回の講義も楽しみです!
今回の講義も難解で、クイズを解いている様でした。
現在神智学は、3.9次元の物質層での宗教なのですね。
竹下先生のがっかりされる様子から、現存する宗教は、本当に低レベルのものだと認識しました。
宇宙はフラクタル構造で、フトマニ図を基に統治されているとの事です。
各次元の層により、言葉の概念が変わってくる事を理解しました。
スミワタルタカキホシノヒメミコ様からの通信文でも、参考になる一文がありました。
『 宇宙の構造はソ連の工芸品“マトリョーシカ”の構造に似ています。』
なんとなく、宇宙の成り立ちが、イメージできます。
竹下先生 ありがとうございました!
感覚的にとても良く分かりました。
特に、竹下先生が描いた絵の、宇宙を外から見ると
闇の中に大きな〇があり、という説明の中で、その絵の中の
どの〇を取り出して拡大してみても同じ・・・という場面では、
思わず、そうだよ、そうだよ!と嬉しくなりました。
今後の講座が楽しみです。
「耳」(II-2)は意識を象徴しているとのこと。同じものでも見方によって意識になったり、対象になったりするのですね。
この回も前回も、暗号を解読しているかのような内容でした。
先生が「イヤになるね」と言っていましたが、
熱意ある丁寧な説明でしたので、最後まで聞くことができました。
ありがとうございました。
今更ながら、
入れ子になっている界層について、何かの概念で説明しようとすると、
何重もの意味を持たせないと、いくつもある側面を説明できないということが、
何となくわかりました。
それにしても「恐るべし、スヴァバヴァット!」という感覚です。
第286回のダスカロスの講義の最後の方で、
コブラの神智学の体系の図表とサーンキヤ哲学の意識の展開図(拡大版)が、
非常に似ている何かだと説明されていましたが、
スヴァバヴァットの正体をはやく知りたいと思います。
神智学はもちろん、サーンキャ哲学も展開の仕方は間違っているとずっと以前から指摘されていました。将来的に正確な展開の仕方をやると言われていましたが、この中級講座で公開されるとのこと。ずっと知りたいと思っていたので大変楽しみです。
初級118回では曼荼羅の諸尊たちのうち、五仏を含む上位9名の存在が明らかにされています。神智学で曼荼羅の37名全員の名前を明かすと言われていましたので、こちらも今から楽しみです。