おじゃ福丸のヨガ談義 第3話です。(1話目はこちら)
~ つわ者おばあちゃんパワー!! ~
68才、68kg。
片膝が曲げられず正坐もできない。
ヨーガを始めるに際して「私は羊羹なら一本を一度に食べてしまうくらいなので、食事制限は致しません。」と宣言。
ヨーガ教師泣かせのおばあちゃんが、生徒のひとりになったときのお話しです。
「決して休みませんので、お願いします。」との言葉に励まされ、椅子や座蒲団五枚重ねなどの工夫をしてのアーサナ指導を続けました。
3ヶ月過ぎた頃、杖をつき足を引きずっていた片膝が曲がるようになり、少しの間ですが正坐ができるようになったのです。これには周りの若い人たちも驚いて共に喜んでくれました。私としてはその後の更なる変化に驚嘆しました。
体重が54kgになったのです。しかも「コブラのポーズ」は並み居る若い女性達よりも綺麗に反り、ベスト3に入る柔軟さ。考えてもいなかったという、長年の便秘も解消されていました。
さらにアルダ・マッツェーンドラ・アーサナ=「背骨をねじるポーズ」を手で直接足を持てる人が殆どいない中で、持ってできるようになってしまったのです。
数年間休まず通った結果、正坐も完璧に出来るようになり、杖もいつの間にかなくなっていたのです。
◆ 熱意が一番!
アーサナの効果としての便通促進、そこから全身の状態への好影響。結果、充分食べていても、静かな運動で無理なく痩せることが可能になることを学びました。
(まだ若かった私は、おばあちゃんへ食事のことで言いたいことは、沢山ありましたが・・・。)
私もおばあちゃんと同じ年齢にあと1年と近付いて、人の運動能力(内臓の働きも含め)は年相応に低下すること、日々実感しています。
色々なことを柔軟に行うことはできません。同じようなことを毎日繰り返している訳です。それでも20年、30年と続けていることは以前より要領良く出来ます。朝の便通から始まり、立ったり座ったりの足腰の動き具合、アーサナや呼吸法での体の感覚や理解が、一歩一歩ですが深まっています。
日頃の師の口癖にあります。
「アーサナはスティラ=静かに・長く、シュカーム=快適に」
言葉は簡単ですが、あばあちゃんの笑顔の中に「実践者の底力」、その緊張なく余分な力の抜けた集中力を見たのです。
先ず3ヶ月、半年と決めたらコツコツ一つのことを実行してみる。
結果は神様に委せて、理屈抜きに進んでみる。
体癖6・8種の私にはない形を具体的に示してくれた「強者(つわもの)おばあちゃん」でした。
3回に渡ってお読み頂きありがとうございました。
またの機会に、ヨガ談義をご披露できたらと思っています。
(完)
竹下雅敏先生の東洋医学講座初級第12回ヨーガ・アーサナに基づいたレッスンを行います。東洋医学セミナー未受講者も参加可能です。お申込みをお待ちしています。
● チャクラ&アーサナ ヨーガレッスン ●
・日時:4月4日(土曜日)10:00~14:30
・会場:福富町久芳地域センター(東広島市福富支所2階)
・講師:中條正夫・原田しげみ
・申込み・お問い合わせ:こちらから。
(現在、30名近くの方が参加予定です!)
レッスンの詳細は、ヨガ教室 Chandraサイトをご覧ください。