シャンティ・フーラのブログ

アーカイブ: 連載と寄稿

Vol.3 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます
~建てるなら、ログハウス!(2)~

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Vol.2からの続きです。


我が家は北欧のログハウスのデザインが好きで、見た目がゴツゴツしていない感じにしたかったので、”マシンカット”のタイプで建てたいと考えました。

ログハウスの種類

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マシンカットは、設計図をもとに工場で木材を加工してもらいます。そのカットされた木材を順番に積み上げるとそれが外壁・内壁になり、ログハウスになります。丸太を積み上げていく方法と比べると、断然 施工が楽です。上の3種類の中では、価格も安価に抑えられるようです。

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たくさんのマシンカットの ログメーカーからカタログを取り寄せた結果、 予算にあうキットは1社だけでした。そのログキットの注文直前、夫婦ともに気になることがあり「こういうときはストップしよう」と話し合い、キット以外の方法がないかを探してみることにしました。

この直後 木材をログ用に機械でカットしてくれる林業の会社を見つけました。
ログ加工の経験が豊富で、木材のマシンカットを安心して頼めそうでした。

工務店や設計事務所ではない個人発注ですが、お願いをしてみると請けてくださると言います。 簡単な設計図で見積もり依頼をしたところ、当初 予定していたログキットよりも安かったため、正式にお願いすることにしました。

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検討していたログキットは、ヨーロッパのパイン材のラミネートログ(複数の木を接着したログ材)で、厚みは90ミリくらい。納期は4ヶ月くらいとのこと。

対して、この会社のログ材は、中心材を使った無垢の国産杉で、厚みは100ミリ。日本の風土にあった木材で、納期は約1ヶ月!価格も問題なし!
いろいろな面で満足できました!

ただ、ログ材加工の発注のためには、設計図を作ることが求められます。また、窓サッシや屋根材なども含めたすべての建築資材を自分達で調達しないといけません。
やらないといけないことは格段に多くなりました。

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予算や希望にあったログキットが見つかれば、やっぱりキットはいいと思います!
いろいろな手間が少ないので、忙しい人にはもってこいです。

また、多くのログキットについている屋根材・窓サッシ・扉などを自分達で調達してみると、ログキットは決して高くない!ということを感じました。

そしてなにより、施工時に分からないことがあるとメーカーさんにフォローしてもらえることや、人手が欲しいときに応援(有料)をお願いできることなど、セルフビルダーには助かることが多いと思います。

ログハウス建築に興味を持った方へオススメの本!

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ログハウスマガジンの2012年11月号「マイログハウス建築計画」は、大変オススメです!

<掲載内容の一部>
・ログハウスの仕組み
・ログ材・板材の種類や特徴
・家造りの段取り
・土地選びのポイントや契約時の注意
・ログハウスの総工費平均額の内訳
・成功談・失敗談 etc…

はじめてログハウスを建てる場合には、知っておきたい情報が満載でした!
建築予定がないときも含め、これまで何度も読み直しています。

現時点でもバックナンバーが購入できます!

◆ お願い ◆

ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。

ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

Vol.2 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます
~建てるなら、ログハウス!(1)~

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Vol.1からの続きです。


ログハウスに興味を持ったのは 竹下氏の話からでした。

それから「訪れるかもしれない、いつか」に備えて、建てる予定がまったくないのに ログハウスマガジン を愛読するようになりました。ログハウスをはじめ パーマカルチャー、DIY、田舎暮らし、薪ストーブ……これまで知らなかった情報に引きこまれていきました。

ログハウスマガジンを読む内に、ログハウス建築に関して分かってきたこと

1)セルフビルドがしやすい工法である
2)在来工法に比べて多くの木を使っているにも関わらず、比較的安価に建てられる
3)ログハウスは地球環境に優しい

土に還すことができる材料であることや、木は製材された後でもCO2を蓄積し続けること、木の計画伐採は山を守ることにつながること etc…

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夫にログハウスの話しをしても、興味を示すことはありませんでしたが、2年前のこと。
レンタカーを借りて外出したとき、目的地の近くにあるログハウスの展示場に立ち寄ってもらうよう、夫にお願いしました。

そこには築7、8年のログハウスが建っていました。新築に近い状態の住宅展示場と違い、経年変化した家の状態を見ることができてよかったです!ログ材が深い色味になり、無垢の床にできた傷がいい味になっていました。

価格は、在来工法の家よりもやや安めに建てられるとのことでした。

はじめは興味がなさそうだった夫ですが、そこでログハウスの良さを実感したようでした。

ログハウスの特徴

・1/fのゆらぎで心地いい
・冬温かく、夏涼しい
・フィンチッド(木から発せられる香り)で、家にいながら森林浴できる
・調湿機能に優れている
・地震に強い
・火災でも倒壊しづらい

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これまで数年間、安い中古の家を探していましたが、住みたいところは見つかりませんでした。
今年に入り、少しのお金の工面ができることになったので、中途半端な金額で中古の家を探すよりも、土地を買って業者さんにログハウスを建ててもらおうと話し合いました。

ログハウスを建てることを決めた直後、2年前に行った展示場へ向い、具体的な話しを聞きました。
しかし営業さんから「安い土地であっても、
造成やインフラ整備にお金がかかるし、土地代を含めたすべての費用は、3000万円位はかかると思う」と伺いました。

業者に建ててもらうのは、どうがんばっても無理だと分かったため、次第に方向転換していきました。 そして、ログキット(ログ材や屋根材・窓・ドアなどのセット)を購入して、自分たちで建てることになりました。(ワーイ!まさかの展開!)

ログハウスのデメリットは?

「ログハウスは建てるべきではない」という声も聞いたことがあります。

その主な理由は、
・雨漏りすることがある
・室内に虫が入ってくる
・メンテナンス(再塗装や積上げた木材(壁)が沈んでくる対策)が大変
があげられると思います。

雨漏り対策と虫対策は、施工時にテープやコーキング、塗装などでかなりの部分を予防することができると思われます。ログメーカーも現在は対策をしているところが多くあるようでした。

ログハウスのメンテナンスは特殊な機械や技能がなくてもできるものが多いと思います。住んでいる家を家族みんなでメンテナンスするというのは、楽しいものかもしれません!

ログメーカーの営業さんが「ログハウスは天然素材でできている。家や暮らしをおおらかに考えて欲しい」とおっしゃっていたことが記憶に残っています。

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ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
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Vol.1 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます

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竹下氏の講義の中で「自分で家を建てた」と聞かれたとき、皆さん、驚かなかったですか?私はそんな発想はまったくなく、そのような人の話しを初めて聞いたので、ビックリしました。

現在は、北欧人気もあってかログハウス住宅も増えて、セルフビルドの人も多くおられるようです。 竹下家は、時代の20年先を行っているのでしょうか?!

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「ログハウスのセルフビルドをいつかはやってみたいな~!」と次第に思うようになりましたが、 金銭面も、家族の賛成も得られないことから、「我が家はムリ!」とずっと思っていました。

それが、今年の3月に突然 ログを建築する話しが浮上しました。(それも夫の方から話しが・・・!)
ログメーカーさんに建ててもらうことで始まった話しでしたが、予算の面から変わっていき・・・まさかの夫婦によるセルフビルドに決まりました。

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土地探しや設計は短期間で終わり、日本の木を使ったログ材も早々に届きました。(海外のログキットを買うと到着まで3~4ヶ月位かかります)
8月末に届いたログ材は、応援者のおかげで順調に積み上がり、現在は外装が終わりつつある、という状況です。

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ログ積み途中(2015年9月)

私たち夫婦(夫2-4種・妻4-5種)は、体力・筋力がなく、家造りできるタイプではありませんが、なんとかログ建築の半分あたりまでやってこられました。

セルフビルドも1つの家の建て方だと思われている方や「セルフビルドは自分にはムリ!」と思っている方などへ、試行錯誤しながらセルフビルドをしている私たちの経験がなにかにつながれば・・・と考え、記事を書いていきたいと思います。

「竹下家だけじゃない!セルフビルドはあなたにもできる!」ということをお伝えできれば、セルフビルダーの端くれとして嬉しいです!

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ここでは細かい家造りの方法ではなく、セルフビルドならではポイントを中心に紹介していきたいと考えています。

記事はログ建築と仕事の合間に書いていきますので、不定期です。
メリベミンの読みづらい文章ですが、しばらくの間、よろしくお願いいたします!

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【最終話】 17年前に建てた小さな家のお話
~竹下氏が設計に携わった家 ~

第7話からの続きです。


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写真撮影:小さな家の管理人

家に入られて先生の反応をドキドキしながらお待ちしていたのですが何もおっしゃいません。しばらくして「よくできていますね。想像していたよりいいものができています。」とおっしゃったので心からホッとしたのを覚えています。

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そして、先生がみえてチェックしていただいてからアージュナー・チャートの位置を決めてサインを入れましょうとのことでしたが、位置を変える必要もなく、サインもする必要もないほどよくできているとのことでした。「これで我が家以外に安心して泊まれる場所ができた」と喜んでくださったのを鮮明に覚えています。

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写真撮影:小さな家の管理人

当時まだ小さかった知宏君が泰子さんと手をつないでうちの敷地と外の境界線を交互に飛んで遊んで「こちらとあちらでは波動がちがうね」と言ってらっしゃったのに驚きました。

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今思えば、すべてのタイミングがよかったのだと思います。先生がナディー・チャートの効果を試すという奇跡のような機会に恵まれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
私のお役目はただただ精一杯実行すること。きっと途中で「これは無理なのではないか」と心配されたことも多かったと思います。でも根気よく指導していただいたお蔭で、その効果が証明されたことにホッとしています。

後に月のナディー・チャートも作られ、今では家相改善と結界のセットが売られています。誰でもが手軽に家相改善と結界ができるなんてすばらしいことだと思います。

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その後、小さな家はたくさんの人が押し寄せて当初の目的が揺らぐようなことがありましたが、全て私の問題でした。それに気づかされ、今はとても落ち着いて静かにママと赤ちゃんのための子宮のような居場所になっています。目的さえ揺らがなければ具体的な活動は自ずと現れるということもわかりました。これからも頑張っているママ達を応援して一人でも多くの子どもたちが幸せでありますようにと願っています。

読んでいただいてありがとうございます。

◆ シャンティ・フーラよりお願い ◆

「小さな家」の見学・訪問・家探しなどは、小さな家の管理人様・ご家族・関係者の方のご迷惑になりますので、なにとぞご遠慮ください。
「小さな家」をご存知の方もおられると思いますが、管理人様に無許可での情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。

ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

【第7話】 17年前に建てた小さな家のお話
~竹下氏が設計に携わった家 ~

第6話からの続きです。


その頃、同時進行でこの建物の事が巷の話題になっていました。話してもいないのに議員さんが訪ねてきたり新聞の取材が多くてびっくりしました。

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取材を受けるたびに「何の目的で?具体的に何をしますか?」と聞かれます。私はただ「お母さんが赤ちゃん連れでホッとしながら学んだり支えたりできる場所を作りたい」と話しながらも具体的にどうするかはまだよくわからないでいました。
多分、その頃はまだ子育て中の母親支援の施設などなかったから話題になったのだと思います。たくさんの子育て中の友人も賛同して協力してくれました。

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そして、無事に家具も入り、いよいよオープンの日を迎えました。
友人に招待の連絡をしていただけですが・・・開けてみると来るわ来るわ・・・何と100人以上!の人がお祝いに来てくださいました。中に入りきらずに外のデッキや駐車場にシートを敷いて対応しました。みんな喜んでくれて何だか夢を見ているようでした。

それからしばらく経って、いよいよ竹下先生ご一家がその効果を見に来られることになりました。

◆ 取材したスタッフの感想 ◆

取材をして、一番印象に残っているのは「小さな家」の窓です。どの窓もあまり大きくありませんでした。
私はこれまで 窓を大きく取って室内に光を取り込むことが大切だと思っていました。ですが、やや暗めの室内が落ち着けるものだと取材中に実感しました。

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また、北西の床に面した窓は、計算された美しい額縁になっていました。
中央の机でお茶を飲んでいると、ちょうど視界に窓があり、そこから見えたお庭の緑が印象的でした。「小さな家」に遊びに来た赤ちゃんは、きっとそこから外を見るのでしょう!

大切に管理されている「小さな家」には、これからも多くのママとお子様が訪れることと思います。

貴重な情報を保管・公開してくださって、誠にありがとうございました!

第8話(最終話)へ続きます!

◆ シャンティ・フーラよりお願い ◆

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