シャンティ・フーラのブログ

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Vol.18 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます
~ログ材搬入(前編)~

ログハウス

Vol.17からの続きです。


いよいよ、ログ材の到着です!!

8月下旬は雨が多いので心配していましたが、曇りでした。おかげで暑すぎることもありません。

当日は、職人さんおひとりが手伝いに来てくれます。
また、トラックからログ材を降ろすためのクレーン車も来ます。

交通誘導員(旗振りをする人)は私が行う予定でしたが、私はなにかの対応が入るかもしれないので、念のために夫の母に手伝い補佐で来てもらいました。

現場に8時ごろ到着し、輪木の上にブルーシートを敷いたりしながら緊張して待機していました。

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9時にログを積んだトラックが到着予定でしたが、道に迷われて15分ほど遅いスタートとなりました。

10tトラックの大量のログ材を、クレーンを使って敷地内へ運び入れます。

高さのあるうちの土地は、クレーンの運転席から木材を置く場所がまったく見えません!さらに置く場所が限られた狭い範囲に、たくさんの木材を運び入れます。

トラックやクレーンの準備ができたら、すぐに作業開始です!

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無線のマイクを使って、位置や回転方向を微妙に伝えながら、運転手さんが絶妙の技術でスイスイと運び入れます。

職人さんはトラックや土地の中を走り回ります!

私たち夫婦は、前日に届いた資料をもとに、建築で早く使う木材(土台や下の方のログ材)が使いやすい置き場になるように考えながら、置き場を指示します。
プロの仕事は早く、私たちは必死!写真を撮る暇もほとんどありませんでした。

結局、私は搬入関係で忙しく、義母が交通誘導員をずっとしてくれました。

わずか1時間ちょっとで10t車いっぱいのログ材は、土地の中へと安全に運び入れられました。

クレーンの運転手さんが高い運転技術で驚きました!まるで先端についている木材が見えているかのように、まるでご自分の手のように、クレーンを操るお姿はかっこよかったです!!

なお、急遽 交通指導員を任された義母もしっかり旗振りしていました。
(この間 通った車は、数台だったそうですが!)

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クレーンは、1日で6万円でした。
普段からクレーン屋さんと取引があれば半日だけの依頼もできるようでしたが、初めて使う個人の依頼では、選択肢は1日単位だけでした。

11時ごろには完全にログ材の運び入れは終了しました。飲み物を渡した後 お帰りいただこうと思っていましたが、クレーンの運転手さんが「せっかくクレーンが1日使えるんだから」と、ある提案をしてくださいました。

◆ お願い ◆

ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。

ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

Vol.17 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます
~ログ材搬入前日~

搬入準備編

Vol.16からの続きです。


いよいよ、ログ搬入前日
ログ加工会社さんが我が家のログ材をトラックに詰め込んだ後、運ばれてくる木材のリストと、設計図を元にしたログ材の配置図がPDFファイルで20枚近く届きました。

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ログ材の配置図

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リストは、どこのログ材がどの梱包セットに入っているかが分かる表になっていました。
積み上げていくとき、ログ材がどこにあるかを探すのが時間がかかるので、このリストが重要になってきます!

リスト

木材リスト

リストと配置図をコンビニでA3サイズに印刷して、バインダーに挟み、準備完了です!

このログ加工会社さんは実にしっかりとされていて、リストやログ材に貼ってあるナンバリングシールに、まったくミスがありませんでした!
なんでもログ材ができた後、すべてのログ材を床に順番に並べて確認作業をされるのだそうです。

バインダーに挟んだリストは、雨でボロボロになってしまいましたが、いっぱいめくった跡や書き込みしたメモが残っていて、今も捨てられずにいます。

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Vol.16 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます
~輪木の準備~

搬入準備編

Vol.15からの続きです。


あとは、ログ材が到着するのを待つのみとなりました!

◆ログ材を置く位置に輪木を設置!

地面に直接木材を置いてしまうと痛んでしまうので、輪木の上にログ材を置きます。ログ材搬入直前の週末に、その設置に行きました。

将来、お庭に敷きたいと親戚のところで不要になった枕木をもらいました。
それをログ材を置くための輪木につかうことにしました。

枕木は土地の西側に保管していましたが、それを建築予定の東側まで移動します。
枕木が重たく重くて・・・、真夏の炎天下の中、体力のない二人は、3本を運ぶのがやっとでした。。。

筋力が少し付いた今「体力がなかったよねー」と夫婦の笑い話しになっています。

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枕木だけでなく、輪木も使いました。
ログハウスを建築すると話しをしていた近所の材木店さんが気を利かせて、手間賃だけで輪木用に廃材を準備してくださっていました。それをありがたく使わせていただきました。

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田舎の方は、お願いする前であっても、配慮して動いてくださる方が多いです!

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以前、ログメーカーさんからログ材到着後の保管位置についてアドバイスをもらいました。
できるだけ積み上げる場所に近いところ。可能であれば基礎の外側の四方に配置できればベストだそうです。

しかし、うちの土地は、北側と西側は狭めなので、南側メインに木材を置くよう輪木を準備しました。

◆搬入直前に、近所への挨拶

道路使用許可の1つの条件に、周辺の方への告知がありました。
造成前にご近所へ挨拶に伺っていたのですが、道路を使うことと建築が始まることを伝えるため、再び挨拶周りをしました。

建築開始後は「ログハウスは珍しい」と近所の方々が見学に来られました。
建築期間が長いセルフビルドだと、住み始める前に顔を覚えてもらえ、周辺のことを教えていただけるのがよかったです。

長期間の騒音や資材搬入等で、ご近所の方には協力いただき 感謝しています。

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Vol.15 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます
~道具と資材の準備~

搬入準備編

Vol.14からの続きです。


ログ到着の2週間前のお盆ごろ、道具や資材の準備を行いました。

◆事前に買ったもの

「インパクトドライバーだけは、安いものはすぐに壊れるからダメだよ」と複数の人から教えてもらい、プロ用(18v、バッテリー×2付き)を購入しました。

その他のものは、D.I.Y向け~セミプロ用の工具にしました。今のところ、どの工具も元気に活躍中です!

インパクトドライバー

・インパクトドライバー(もっとも使う道具の1つ!)
・電動ドリル(木材の穴開け器)
・丸のこ(木材をカットする)
・発電機(仮設電気の代わりに…)
・大きい脚立(天井高に合わせたサイズ)
・軍手(力が入りやすい、しっかりしたもの)
・差し金(直角の定規。墨付けや部材の測定に利用)
・小さい倉庫(道具を保管するため。鍵をあとからつける)
・特大サイズのブルーシート
 (屋根が覆える超特大サイズ。重くて使いにくい!)
・10m×5mのブルーシート:8枚くらい
 (ログ材の雨よけ。足りなくなって、後から追加購入も)
・ほうきとチリトリ

「仮設電気の工事費と電気代は高額!」とネットで見ていました。
仮設電気は使わないように考え、非常用対策にもなる発電機を買いました。

発電機は音が大きいし、電気を使う工具を使うときに毎回発電機を回すのはけっこう面倒でした。(女性は紐を引っ張るだけでも大変!)

ログが積み上がった後、すぐに本線になる電気を引いてもらいました。そのときのお話しでは、仮設電気でもあまり高くなかったようです。

また、非常時にもっとも使いたかった井戸用ポンプは、我が家は最終的に200vになってしまい、購入した発電機が使えないことに…!

お高い発電機…、買って正解だったのか。うーん。。。

◆家や実家にあったもの

・中サイズの脚立
・ハンマー
・釘抜き
・スケール(メジャー)
・のこぎり
・麦わら帽子
・ぞうきんやタオル
・バケツ
・スコップ
・えんぴつ

◆借りたもの

知り合いの不動産屋さんと、その方が親しくされている工務店さんから道具をお借りしました。どの道具もフル稼働中です。

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・カケヤ(大きな木槌。ログ材や杭を叩くのに使用)
・小さい脚立(高さが80cmくらいのもの。大活躍!)
・タッカー(大きいホッチキス)
・ブルーシート2枚(ログ材を雨から守る)
・サンダー(紙やすりをセットして、木材を研磨する)
・電動カンナ(カンナの電動版)
・投光器(夜間作業に必須!)
・野外用 延長コード(20m)×2

◆資材の準備

道具の準備と平行して、すぐに必要になる資材をインターネットで注文し、現場に届くように手配しておきました。主に、土台に関係する資材です。

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・基礎パッキン(基礎と土台の間に入れる)
・アンカーボルトと土台をとめる金具
・土台とログ材の間に入れる水切り
 (指定のサイズ、角度に加工ずみのもの)
・根太受け金具(床の下に渡す横木を付ける金具)

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Vol.14 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます
~クレーンの予約と道路使用許可~

搬入準備辺

Vol.13からの続きです。


注文していたログ材が、2015年8月中旬にできる予定でした。
木材の受け取り日は8月後半として、正式な依頼日は数日~1週間前に連絡をすることになっていました。

最後に確定したのは、週間天気予報を見て、台風や大雨の心配がほぼなくなってからです。

2015年8月後半は、たくさんの台風が発生しハラハラしたのですが、広島への上陸はありませんでした。

◆納品日の決定

木材の量は、10t車×2台でした。

木材屋さん搬入時の写真

木材屋さん搬入時の写真

我が家の場合は、到着した木材を置く場所が確保できそうになかったので、10t車×1台ずつ、別の日付で搬入してもらうことにしました。

ログがある程度積み上がったら、第2便の10t車にて 室内用の木材を搬入してもらいます。
このようにすると、トラックから木材を降ろすためのクレーン車を2回頼まないといけません。

その分コストがかかりますが、建築予定地(基礎の周り)から離れた場所に木材を置いてしまうと、人力で運ぶ労力がハンパないことになるので、悩んだ末にこの結論に至りました。

到着時の記事で書きたいと思いますが、これは大正解でした!

◆クレーンの予約調整

大量のログ材を道路より高い位置にある土地へ降ろすために、ブーム(首)が長く伸びるタイプのクレーンの予約が必要でした。

頼んだのは、ラフタークレーン 16t

頼んだのは、ラフタークレーン 16t

土木屋さんや近所の方が口を揃えて教えてくれたクレーン会社に空き日を聞いてみたところ「道路使用許可を取ってから連絡してください」とのこと。道路の片側をクレーンが占領するため、道路使用許可とともに、走向する車を誘導する交通誘導員(旗振りをする人)も必要とのことでした。

交通誘導員は未経験ですが、交通量がかなり少ない道なので私が行うことにしました。誘導に使う棒は、100円ショップで購入した赤いおもちゃのバットを使いました。

◆道路使用許可の作成

「道路使用許可の申請書に書く日付は、ログ材到着日が未確定だけどどうしよう」と心配していたのですが、1回の申請で最長で1ヶ月以内有効(※)となっていました。これなら天気等で道路使用の予定が延期しても、期間内なら再申請が不要です。
※工事内容等によって異なります。

また、使用回数を記載できたので、我が家は「2回」で申請しました。もしも2回目の木材搬入が1ヶ月以内であれば、再度 道路使用許可を取る必要はなくなります。

申請に必要な書類は、イラストレーター(画像編集ソフト)を使って、ネットに出ている情報を参考に、見よう見まねで作りました。どうしても分からないところは警察署へ電話質問をしました。

◆道路使用許可の提出

書類ができたら、2部用意します。使用する道路が市道のため、まずは市役所へ申請に行きました。
その後、市役所の印鑑が付かれた2部の書類を持って、そのまま警察署へ!

許可が下りるまで数日かかることや自宅から距離があり、すぐに修正したものを持参できないので、不備がないかドキドキしました。

警察署では、作った資料をざーっとご覧になり「誘導員もちゃんと入っていますね」と言われ、受け付けてもらえました。
手数料が2400円必要で、数日後に書類ができるので、平日に警察署で受け取りとのことでした。

もしも交通量の多い道路だったり、細い道路で通行止めになる場合は、道路への看板設置や複数人の交通誘導員など、さらに検討・準備事項が増えるのだろうと思います。

◆搬入日の確定と応援

道路使用許可がおりた後、ログの搬入日を正式確定しました。
何度も太平洋で台風が発生していたときだったため、台風の動きを観察しながら決めました。

クレーンのレンタル会社へ電話をすると、当日は玉掛け(クレーンなどのフックに掛ける作業)ができる人を手配して欲しいと言われました。

クレーンの運転席からログ材を置く場所が見えないので、現場から運転手さんへ適切に指示を出す人が必要だとのことでした。
木材を運ぶトラックの運転手さんが玉掛けができると聞いていましたが、その人とは別に必要ということで、急いで人探しとなりました。

事故があったときの責任の所在が明確にできないため、建築関係の人をあたってもなかなか請けてもらえませんでした。

お忙しいと聞いていましたが、造成をしてもらった土木屋さんに相談したところ、快く「大工経験がある人を応援に行かせます!」と言ってくださり、大変助かりました。

◆ お願い ◆

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