昨年春、大好評だった「東洋医学セミナー ヨーガレッスン」イベント!
そのときの講師のひとり 中條正夫先生は、日本のヨーガブームのずっと以前に、インドの地でヨギの医師から直接 ヨーガを学んできた人です。
奥深いヨーガ・アーサナを、長年指導・実践してこられた中條先生に、不定期でヨーガの極意を語って頂きたいと考えています。
最初の今回は、3話に分かれた記事になっています。
ナンディ先生の抜群のスタイルにもご注目ください!
なお、自宅でもできるアーサナ(ポーズ)が出てきますので、ぜひお試しくださいね!
(シャンティ・フーラ)
~ ヨーガ・アーサナの名前は「もじり?」~
ヨーガのポーズに、コブラやバッタの形・動作を真似たと伝えられているものがあります。「蓮の花のポーズ」という花の名前などもあります。
宮崎アニメの映像表現のように、美しい森の中の空き地で、動物や虫たちそして植物がヨーガをしているところを想像してみて下さい。
インドの私のヨーガの師は次のように説明してくれました。
「コブラは背骨が大変柔軟だから、大きな動物を丸呑みにして消化することができる。このブジョンガ(=コブラ)・アーサナ(=ポーズ)は便秘には特に効果があり、消化力を高めることができる。」
これを聞いた私はアーサナの名称は「もじり」のようなものなのだ、と勝手に納得していたものです。「風邪をひけども 女房動かず」ともじった現代の諺の元は「風は吹けども山は動かず」だそうですが・・・。
■ ワンポイトアドバイス ■
「コブラのポーズ」の上記の効果をより積極的に得るために、足のつま先をしっかり閉じること、ヘソを床から離さずに背骨を反らすことを勧めています。尚チャクラを考えて行うときは別な工夫が必要です。
教え始めた36年前のことですが、今でも良く覚えていることがあります。十年来の「三叉神経痛」(顔に非常に強い痛みのでる病気)に苦しんでいた男性のことです。
ヨーガをはじめて約3ヶ月で痛みが出なくなり、モルヒネで止めていた激痛から解放されました。その後も10数年にわたって年賀状を頂いていましたが、再発していませんでした。
東京在住の方ですので、広島から東京のヨガ関係の友人にプログラムを郵送し、その友人がアーサナを中心にやり方を伝えた。つまり直接指導していないのです。私が驚いたのはインドの師が示してくれた理論の正しさでした。
軟便・下痢の傾向でしたから、副交感神経系の背骨を内側に曲げる「前屈のポーズ」など、「コブラのポーズ」とは正反対のアーサナを用いました。 徹底して消化力調整のプログラムでした。
上記の経験は竹下先生に出会う6年前のことでした。今でしたら「東洋医学セミナー・初級第12回・ヨーガ・アーサナ」を応用し、チャクラを活性化する方向で行なっていたと思います。
アーサナの真価について語ることは、生活全般についても触れるようになります。アーサナの効果と食生活との関連ひとつとっても、有り余る話題や例を挙げることが出来ます。
今回はヨーガ体系の一部「アーサナ」という断面から切り取った、「私たちの命」の不思議について少しでもお伝えできればと願っています。
第2話へ続きます! →
竹下雅敏先生の東洋医学講座初級第12回ヨーガ・アーサナに基づいたレッスンを行います。東洋医学セミナー未受講者も参加可能です。お申込みをお待ちしています。
● チャクラ&アーサナ ヨーガレッスン ●
・日時:4月4日(土曜日)10:00~14:30
・会場:福富町久芳地域センター(東広島市福富支所2階)
・講師:中條正夫・原田しげみ
・申込み・お問い合わせ:こちらから。
(現在、30名近くの方が参加予定です!)
レッスンの詳細は、ヨガ教室 Chandraサイトをご覧ください。