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概要
これまで、野口晴哉の『背く子背かれる親』という本を題材にいろいろ説明をしてきたが、この本の中の要点はだいたい押さえた。子育て・親子関係というレベルでの周辺の事項を、そんなに大切な部分ではないが、一応押さえておいた方がいい部分ということで、野口晴哉の『叱り方褒め方』という本から要点をいくつか抜粋して説明を加えてみたい。
目次
1.叱言が出る関係について (00:00:00)
「叱る」という意味合いで、通常では多くの母親は子供に対して、相当な数の叱言を一日のうちに言っているものである。正しい親子関係が築けている親子の場合は、母親から子供に対する叱言は、一日のうちに一言も出ないはずである。
2.叱言の働きかけ (00:08:03)
上司と部下の関係など、様々な立場がある中で、叱言を言わなければならない時があるかもしれない。その時の要点、基本を野口晴哉が押さえてくれているので、そこの部分を見ていく。
3.ポジティブな心 (00:16:44)
殆どの人が叱言をうまく使いこなせないのは、人生に疲れきっていて、ポジティブな心の持ちようがない状況に追いつめられているからである。だからこそ、良い本を読んだり美しい自然に触れるなど、心を清める何かが大事である。
4.叱言の要点 (00:31:43)
叱言には、4つの非常に重要なキーワードがある。それを十分自分の中で吟味してから、叱言を言わないといけない。
5.比較する叱言 (00:45:28)
野口晴哉が注意事項として、比較をして叱言を言うということを絶対にしてはいけないと言っている。これはとても大事なことで、ある意味でいうと一つの急所になる部分である。
6.褒め方と叱り方 (00:56:55)
最後に、褒め方と叱り方のテクニカルな部分を説明し、具体例を紹介する。
終わり(01:08:35)
※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。
参考文献
- 「叱り方 褒め方」野口晴哉著、全生社
7件のコメント
家族の絆~親子シリーズは、毎回観る度に意識改革が起こっていますが、この回の「誰かと比較するということは、子供や人をモノとして見ているということ」だと教えていただき、まさに目からうろこが落ちる思いでした。命あるものは、その在るがままを受け入れること。
そうやって受け入れられて育つ子供はきっと豊かな感受性と愛に溢れた人間へと成長することでしょう。子育てだけでなく、人間関係においても素晴らしい関係が築けるシリーズだと思います。
叱言を言うときは、愛情を込めて、相手の心の向きを変える言葉で、簡潔に、よくわかるように言わないといけない。また、叱言以前の問題として、自分の心がポジティブであることが大事とのこと。本当は、自分を高めて、「無為にして化す」ことができれば最高です。
貴重なお話をありがとうございました。
ビデオを拝見して、私の心の中に起こる葛藤は物の世界で生きているからだと分かりました。
特に子育て期間中は物の世界で生きていて、子どもが勉強ができない、勉強をしないことを悩み、忘れ物をする子どもを責めて、他人の子どもと比べる比較の意識がたくさんありました。子どもを完全に物としてみていた私。なんて、子どもに悪いことをしてしまっていたか・・・反省です。
ありのままの子ども、夫、友人を受け入れて、心を綺麗にすることを努めたいと思います。そして、この内容を18歳の娘に伝えていきたいと思います。
ありがとうございました。
戦闘機や戦車に興味を持った息子さんと竹下先生とのやり取りの話がとても興味深く、宮崎駿監督の「風立ちぬ」を思い出しながら聞かせて頂きました。
モノから心へ価値の転換をはかるためにも、本心をきれいにする努力が大事なんですね。
大切な講義でした。
ありがとうございました。
「ただ耳をすませて土の声を聞く。稲の声を聞く。花の声を聞く。」
モノをはかるやり方を生命あるものに対してしたらどんどんと心は寒々として貧しいものになっていく。
それは人間として生まれてきてなんと意味のない生き方なのかと思いました。
何のためにこの世に生まれてきたのか。
心の世界で生きて、全てとつながって生きる生き方はなんと幸福で満たされた人生だろうと思う。
もうなにも要らない。ただこの全てとつながっている感覚が幸せで。
ありのままの相手をみてジャッジすることがないから、相手に対して不満を言うことはなく夫婦関係、親子関係が混乱することがない。
夫婦関係、親子関係がうまくいかないのは結局のところ心で生きていないから。「我とそれの関係」。
それはなんと虚しい関係だろう。
他人をモノとしか見れなくなってしまった人が生命ある世界に生きる喜びを知ることが出来たらいいのですが。
人を叱る、褒める中で、それを超えて有りのままを見ることの大切さを教えていただけた。つまり自分の価値観を「もの」中心で、それとの比較で叱る、褒めるではなく、ありのままを見ることで人との付き合いを行うことこそが大切であることが理解できました。また自分自身の欲求不満がこどもへの叱言となっているというご指摘にも納得しました。
目から鱗がボロボロと落ちました。
現在、子育ても終盤ですがタイムリーでした。
最初から最後までどれも大事なお話しでした。
一番驚いたのは
「褒める、叱るは必要ない」ってことです。
驚きましたが本当にその通りだと、とても納得いたしました。
自分の子育てで何が間違いなのか、しっかりと気づくことができました。
ありがとうございます!