宗教学講座 中級コース 第111回 アメリカ政権の変遷12 〜タリバン政権樹立からアフガニスタン紛争まで/現在のシリア情勢

試聴映像

  • 1. 作り出された9.11テロに続くアフガニスタン空爆
  • 2. 真っ当な犯罪捜査手続きを要求したタリバン
  • 3. そもそもCIAの手引きで生まれたアルカイダ
  • 4. タリバンが非難された真の理由はエネルギー資源利権
  • 5. 中東情勢の真相は主流メディアに流れない

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106分
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概要

前回までで、2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件の真相を見てきた。今回は、パイプライン敷設計画を巡るアフガニスタン紛争やタリバン台頭のいきさつ、ビン・ラディンの実像について解説する。余談ではあるが現在進行中のシリア情勢も取り上げ、今後の中東情勢の鍵を握るトルコの役割にも焦点を当てる。

映像編集者のオススメポイント

  • バーミャンの大仏破壊事件!竹下氏の解説により、またしても私はメディアの偽情報をインプットしたことが分かりました。いったいどこまで騙されているのやら💦本物のビンラディンがYouTubeに登場して真相を語ってくれないかな~ (ミルキーユ)

  • 覇権と金のためなら中東の民はどうなってもいい、というアメリカ帝国思想のもとで展開するネオコン達の力任せの愚行。そのために戦火と犠牲が拡大している様がありありと見える回です。そこを伝えないメディアの罪は大きい…せめて我々は本当のことを知りましょう! (るぱぱ)

目次

1.アフガニスタン紛争(2001年以降)が起こるまでの概要 (00:00:04)

ソ連のアフガニスタン撤退後、パキスタンはアフガニスタンへの影響力を強めるために神学校を設立し、これが後のタリバンを作り、やがてタリバン政権をアフガニスタンに樹立する。またイラクのクウェート侵攻により湾岸戦争が始まり、その余波でビン・ラディンはサウジアラビアから追放され、アフガニスタンへと行き着く。こうしたタリバン誕生のいきさつや、タリバンとビン・ラディンの関わりについて解説する。

2.アメリカ、ビン・ラディン、タリバンの思惑 (00:16:37)

ビン・ラディンはCIA工作員としてアルカイダを結成した後、爆破事件などの濡れ衣を着せられ、アフガニスタンへ亡命する。こうした流れの裏にはパイプライン敷設計画とその利権がある。この計画を巡るアメリカ、ビン・ラディン、タリバンそれぞれの思惑や駆け引きについて解説する。またアフガニスタンへの経済制裁がもたらした悲劇や、それに対するメディアの無関心についても触れる。

3.ビン・ラディンの正体 (00:38:50)

アメリカからのビン・ラディン引き渡し要求に対し、タリバンは正当な対応を取ったものの、アメリカは暴挙ともいえるアフガニスタンへの空爆を開始する。この一連の流れについて解説する。またビン・ラディンがCIA工作員であることを示すいくつかの情報を紹介し、これらの情報で誤っている部分を指摘する。

4.アフガニスタン紛争の核心はパイプライン敷設計画 (00:58:40)

北部同盟のマスード将軍が、アフガニスタン紛争直前に殺された本当の理由について説明する。その核心はカスピ海からのパイプライン敷設計画にあり、当時タリバン政権崩壊後に大統領に就いたカルザイがパイプライン計画を推進する会社の最高顧問を務めていたことが大きく関係している。こうしたパイプライン計画のいきさつとその影響について解説する。

5.中東情勢でキーマンとなるトルコ (01:25:04)

現在進行中のシリア情勢について話す。シャーム解放機構のアルジュラニ司令官は1000万ドルの賞金がかけられているにもかかわらず、CNNのインタビューに応じた。この異例で不可解な事態について話す。また中東情勢の鍵を握るトルコの役割について注目し、この地域で今後起こり得る戦争の可能性についても論じる。

終わり(01:46:22)

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