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前回はマニ教を読み解くに当たり、まずマニの生い立ちをもとに人間像について解説をした。今回はマニ教の神話そのものを見ていく。その神話の中にある神智学を理解するための重要なポイントについて解説する。
今回から3回にわたって、マニ教を解説していく。マニ教はすでに絶滅した宗教で、神智学、グノーシス、或はイルミナティや陰謀論の方面に関心がある人たちを除けば、一般的にはあまり知られていない。ほとんど参考になる文献もないが、純粋にマニが説いたマニ教について理解していく。マイナーなマニ教を取り上げたのはなぜか。ここに、悪魔崇拝の根源、ある意味で陰謀の本質が見てとれるからである。
前回は文献「エネアデス」の中の論文「エロスについて」から、プロティノスのエロス概念を読み解いた。今回は、ミトラ神話、カルデアの神学、ポイマンドレース、グノーシスの神話を基に総合的な解説を試みて、エロスの本当の意味を読み解く。
今回は文献「エネアデス」の中から、「エロスについて」の論文を取り上げる。この論文は「エネアデス」の中でも一番難解な論文で、多くの人には理解が難しい。しかし、難しい理由が判ればこの論文が非常に重要なもので、プロティノスを理解する上で欠かせないものだということがわかる。この論文を読み解くことによって、プロティノスによるエロスの概念を捉えていく。
プロティノスは、一者、ヌース、魂、自然、そして素材という一本の系列が、一者から次々と生まれてくるという形で哲学を構築しており、前回大まかな部分は魂の所まで説明した。今回はもう少し詳しく魂の部分に焦点を当て、自然、そして宇宙というものをどう捉えているかを読み解いていく。
前回はプロティノスの哲学の骨格を説明をした。今回は具体的に、「エネアデス(抄)Ⅰ.Ⅱ」という本と、私がプロティノスの宇宙論を説明するために作った図を用いて、一者、ヌース、魂、そして自然についてのプロティノスによる具体的な記述に触れながら、その世界観を読み解いていく。
前回はプロティノスという人物について触れ、真の哲学者の1人に数えられる傑出した人物であったことを話した。今回からプロティノスの哲学の本格的な説明に入る。「エネアデス(抄)Ⅰ.Ⅱ」という本を中心に説明していくが、この本だけでは難しくわかりにくい。そこで、前回も取り上げた「神秘主義思想史」というブログで大雑把な流れを押さえる。その後、プロティノス自身の言葉や専門家による解説に、私自身の説明を加えながら細かく読み解いていく。
古代哲学史の最後にプロティノスを取り上げる。プロティノスの哲学は、プラトン哲学を真直ぐ理解して哲学を展開したものである。これまで解説してきたミトラ教やヘルメス主義、カルデア神学等とは思想の形態が異なるが、この流れの中にプロティノスを位置づけて説明をする。また、現代の哲学者には、こうした流れのバックボーンであるミトラ教の知識がないため、不完全な理解となっている部分を補って解説する。今回と次回で根幹の一番骨太の部分を解説するが、今回はまずプロティノスの人物像を中心に説明する。
前回まで、プラトンの哲学やストア主義を見てきた。今回は現代神智学に直結しているマグサイオイ文書を紹介する。マグサイオイ文書は東西に伝えられ、大きな影響を与えた占星学理論である。当時の天文学のレベルでは仕方がなかったと思われる誤りの部分も含めて解説し全体を押さえた上で、神智学の光線理論を詳細に検証していく。そして後の統合的な理解に繋げる。
ストア派の3回目として、論文が極めて少ないストア派の宇宙論を、これまで見てきたヘルメス文書、ミトラ教、カルデアンオラクル、プラトンの思想と照らし合わせながら詳細に見ていく。そうすると、全部同じ世界観であることがわかるとともに、ストア派の思想は、現代物理学をも超えた高度な唯物論であることも明らかになる。そして彼らの思想は霊的なものの見方なしには読み解けない神秘思想であり、これを読み解くことによって、後に取り上げるプロティノスの新プラトン主義を理解する基礎ともなる。
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