宗教学講座 初級コース 第248回 秘密伝承(ミラレパの十万歌)

試聴映像

  • 1. 神交法の具体例 ~ミラレパの体験談~
  • 2. ミラレパの瞑想体験:悪魔の攻撃
  • 3. ミラレパを訪ねてきた5人の娘
  • 4. カルマムドラー 四つの技
  • 5. 肉体的な接触がないセックス(神交法)

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概要

前回は房中術の神交法について概略を説明した。今回は、『ミラレパの十万歌』という本の中から、房中術の神交法に関係する所を取り出し、ミラレパというチベット密教の大聖者が実際にどういう体験をしたのか、具体例を見ていく。

目次

1.「女神ツェリンマの攻撃」 (00:00:00)

ある日悪霊たちがミラレパに攻撃を仕掛けて来る。悪霊の正体と目的は何か。これらは瞑想体験で、ミラレパ本人にしか見えてない3次元の体験である。この種の体験で悪に引きずり込まれてしまう危険性について触れる。また、空の理論に基づいたミラレパの言説を取り上げ、具体的なこの世界の次元で考察してみる。

2.「愛らしい五人の娘たちの訪問」 (00:23:23)

憤怒の形相で襲いかかって来たダーキニーたちはミラレパに調伏され、今度は愛らしい娘となって弟子を志願するためにやって来た。二種存在するとされるダーキニーとはどんな生まれなのか。チベット密教で仏教の守護者と崇める者たちの真の姿を明らかにし、覚者たちが悪事を為す理論的背景にある空の智慧について解説する。

3.「疫病が蔓延したディンマ・ディン村・面会にやって来た1人の少女」 (00:52:22)

村人が焚いた火の煙が原因でツェリンマたち一党の多くの者が病気になり、その怒りから村に疫病を撒き散らした。ダーキニーは霊となりミラレパに助けを請う。

4.「美しい娘たちに授けたタントラの教え」 (00:59:26)

深い感謝の気持ちを示した美しい娘たちに、ミラレパはタントラの教えを受ける資格に叶っていると告げる。悟りのための三身とは何か。本来の仏教的観点による三身とはレベルが異なる内容を精査する。第三の灌頂の意味から、娘たちにミラレパが伝えたかった本心が明らかになる。

5.「ツェリンマとムドラーの修行」〜 最高の供物を捧げに来た五人の姉妹 (01:15:44)

ツェリンマを長とする五人姉妹が正装してミラレパの元に現れた。彼女たちが呼ばれているとされる”女の四つの典型”とは何か。男性のグルに対する供物の中で、カルマムドラーが最高の供物だということからも宗教の本質をみることができる。

6.「ツェリンマとムドラーの修行」〜 カルマムドラーの実行と願いの成就 (01:23:05)

男女が結合した後行われる4つのムドラーの修行の様子が描写された詩を詳解する。この中で四歓喜とチャクラの対応について、私(竹下氏)の感覚による正しい解釈を加える。そしてやはりこれも瞑想体験で、瞑想の中でセックスをし房中術が行われている。これが神交法である。

終わり(01:35:00)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「ミラレパの十万歌」おおえまさのり翻訳、いちえんそう刊
ISIS、うんこの山、やくざ、アドシダラタ、アーナーハタ、カドマ、カーマスートラ、クンダリニー、コーザル体、サハスラーラ、スワデシュターナ、ターラー、チッタ、チベット死者の書、チャンダーリーの火のヨーガ、ツァンダリー、ツァンパ、トルマ、ドㇽジェ・パモ、ヌ・イン、バム、バルドーの世界、パド(蓮)、ヒーリング、フゥム、ブッディ、プラジュニャーパーラミタ、プルシャ、ベクトル場、ホワイトターラー、ボーディ、メイク、ヨーギ、レプティリアン、ヴィシュダ、世俗の魔女、世界の支配層、中有、丹田、二即一、五大、人身御供、保つ、倶生歓喜、入植、円満次第、口、吉祥女天、地下、多羅菩薩、大悲、天女、妄想、宇宙人、安心の境地、宗教団体、官僚、定義、平将門の首塚、幻、幽体、心、悪人、悪魔、意、成田の神社、撒き散らす、方便の知恵、智慧の灌頂、最勝歓喜、歓喜、歓喜と空の合一、法(ダルマ)の守護者、熱のヨーガ、現成、生命エネルギー、生起次第、男の宝珠、種子(ビージャ)、究竟次第、空理空論、第三の灌頂、絶対不動点、羯磨印、肉体の意識、臨死体験、自己、般若の智慧、芸女(チトリニ)、落ちる、蓮女(パドミニ)、解放印、象女(ハスティニ)、貝女(シャンキニ)、身、逆流、進化段階、金剛般若経、間の子、闇の者、離喜歓喜、青い種子、飛天、魅惑のダーキニー、麻薬、40万年前
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4件のコメント

  1. 参考になった(3)
    ぴょんぴょん on

    誰かがうちの庭先に、ウ○コの山を築き上げてくれました。
    毎日見るたびに高くなっていきます。
    困ったなあ~と思っているところに、巨大に積み上げられた山を「偉大だ~」と感心する話が出て大爆笑してしまいました!

  2. 参考になった(5)

    不動の自己と動いている現象世界の両方がないと認識は起こらないと聞いて、なるほどと思いました。

  3. 参考になった(5)

    20年以上も前のことですが、チベット(レー・ラダック)のチャンスパ村というところに旅行で行ったことがあります。そこには実際にウン・の山がありました。この目ではっきりと見てきたことをここに証言いたします。私が滞在したゲストハウスでは、地面から約2m位の高さにトイレの床があり、その床の中央に縦30、横20㎝ほどの穴がありました。その上にしゃがんで用をたすことで、私もウ・コの山を少し積み上げてきました。その山は、底面の直径、高さ共1.7m位だったと記憶しています。偉大だとは思いませんでしたが、圧倒的な存在感がありました。

  4. 参考になった(2)

    興味深いお話し、有難うございます。ター◯ーの消滅のお話しは、そういえばあの人達はどうなったのだろう? と個人的に思い当たる事があり、感ずるものがありました。第3次大戦の絡みもあり正直ビックリです。